潮風を重ね合わせたカリラ
2006年 01月 08日
・IAN MACLEOD CHIEFTAIN'S CAOL ILA 10years Manzanilla Finish イアン・マクロード・チーフタンズ・カリラ10年・マンサニージャ・フィニッシュ 43%
辛口のアイラ・モルトとして知られていたカリラだが、2,3年前にオフィシャル・ボトルが新たにリリースされるようになって、やや甘口の印象が強く、なんとも残念な味わいになってしまった。「カリラ」とはゲール語で「アイラ海峡」。隣のジュラ島との間の流れの速い狭い海峡に面した、まさに波打ち際にある蒸留所だ。背後の丘の上の湖から仕込み水を引いているそうだが、その水がピート色に染まっており、石灰質の塩辛い水なんだそうである。そんなことで、一般的にライトなボディのウィスキーながら、ピートの効いたドライな印象の強いカリラなのです。
「マンサニージャ」とはスペイン、アンダルシア南西の港町、サンルーカル・デ・バラメダという町で造られているフィノ・タイプのシェリー酒。一年を通じて寒暖の差が少なく、そして海に近いため、フロール(酵母)がワインの表面に一年を通して安定した膜をつくり、ワインを覆うことで、酸化を防ぐと同時に独特のキリッとした味わいと柔らかでまろやかな風味を生み出すことが出来るのだそうです。
マンサニージャの使用済み樽に入れて風味を付けたカリラ。海の影響を受けた、ドライな酒質という両者に似通った特徴を重ね合わせたところに、このウィスキーの面白さはあります。ややオレンジがかった薄めのゴールド。シェリー樽ならではのやや甘い芳香と軽い渋み、そしてなんと言ってもこのしょっぱさ!極めて塩辛い。ドライな後味としっかりと効いたピートの香りがいつまでも続きます。
辛口のアイラ・モルトとして知られていたカリラだが、2,3年前にオフィシャル・ボトルが新たにリリースされるようになって、やや甘口の印象が強く、なんとも残念な味わいになってしまった。「カリラ」とはゲール語で「アイラ海峡」。隣のジュラ島との間の流れの速い狭い海峡に面した、まさに波打ち際にある蒸留所だ。背後の丘の上の湖から仕込み水を引いているそうだが、その水がピート色に染まっており、石灰質の塩辛い水なんだそうである。そんなことで、一般的にライトなボディのウィスキーながら、ピートの効いたドライな印象の強いカリラなのです。
「マンサニージャ」とはスペイン、アンダルシア南西の港町、サンルーカル・デ・バラメダという町で造られているフィノ・タイプのシェリー酒。一年を通じて寒暖の差が少なく、そして海に近いため、フロール(酵母)がワインの表面に一年を通して安定した膜をつくり、ワインを覆うことで、酸化を防ぐと同時に独特のキリッとした味わいと柔らかでまろやかな風味を生み出すことが出来るのだそうです。
マンサニージャの使用済み樽に入れて風味を付けたカリラ。海の影響を受けた、ドライな酒質という両者に似通った特徴を重ね合わせたところに、このウィスキーの面白さはあります。ややオレンジがかった薄めのゴールド。シェリー樽ならではのやや甘い芳香と軽い渋み、そしてなんと言ってもこのしょっぱさ!極めて塩辛い。ドライな後味としっかりと効いたピートの香りがいつまでも続きます。
by barcanes
| 2006-01-08 19:22
| お酒
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