メロウなソウル・バーの夜/Voices Inside vol.70
2013年 12月 21日
メロウ・ソウル特集の「Voices Inside」は、いつにも増して男ばかりの夜。ゲストの間瀬さんはスイート・ソウルの大家だが、やはりアップ・テンポの曲の中でこそ光るわけで、メロウばかりでは飽きるし面白くないだろうと、いろいろシカケを考えてきてくれた。採取採録してきた様々な「I Love You」をコラージュして作ったS.E.を曲の合間に挟んだり、細君に名古屋弁で喋ってもらったセリフを入れたりと、工夫が光った。
Teddy Pendergrassの「Turn Off The Lights」で店の照明を落としてキャンドルに灯をともすと、Cane's以前のソウル・バー時代の暗さにタイムスリップして懐かしくなった。私はあの頃にソウルを聞くようになり、横浜あたりのいわゆる「甘茶ソウル」の薫陶を受けたのだった。メロウ・ソウルにはこの暗さがよく似合う。クリスマス・シーズンということもあって、いい雰囲気だった。
関根顧問のドゥーワップ特集も素晴らしかったし、スイート・ソウルの名曲をずらっと並べての二見さんの2ndセットのストーリー・テリングも良かった。それにしてもみんなメロウ・ソウルが大好きなのだ。タイトなリズムの効いたシカゴのサウンドと、ストリングスの流麗な高音域が華やかな東海岸のサウンドを比較しながら、ブラック・ミュージックに縛られないポップ・ミュージックとしての魅力を持っていることに気づかされるイベントになった。
どうしても同性愛的なニュアンスのあるスイート・ソウルの世界だが、そこに性別の違いだけでなく様々な差違や異化を越えるような平和の雰囲気があることも確かである。それは幻想の平和かもしれないし、そればかりが永続するわけでもないのだが、一年に一回ぐらいはスイート・ソウルが延々と続く夜があってもいいと、来場全員が同意したのだった。私はもっとあってもいいと思うけど。個人的にはトラブルに痛みを抱えていたので、なおさらこのピースな音楽が身にしみた。
Teddy Pendergrassの「Turn Off The Lights」で店の照明を落としてキャンドルに灯をともすと、Cane's以前のソウル・バー時代の暗さにタイムスリップして懐かしくなった。私はあの頃にソウルを聞くようになり、横浜あたりのいわゆる「甘茶ソウル」の薫陶を受けたのだった。メロウ・ソウルにはこの暗さがよく似合う。クリスマス・シーズンということもあって、いい雰囲気だった。
関根顧問のドゥーワップ特集も素晴らしかったし、スイート・ソウルの名曲をずらっと並べての二見さんの2ndセットのストーリー・テリングも良かった。それにしてもみんなメロウ・ソウルが大好きなのだ。タイトなリズムの効いたシカゴのサウンドと、ストリングスの流麗な高音域が華やかな東海岸のサウンドを比較しながら、ブラック・ミュージックに縛られないポップ・ミュージックとしての魅力を持っていることに気づかされるイベントになった。
どうしても同性愛的なニュアンスのあるスイート・ソウルの世界だが、そこに性別の違いだけでなく様々な差違や異化を越えるような平和の雰囲気があることも確かである。それは幻想の平和かもしれないし、そればかりが永続するわけでもないのだが、一年に一回ぐらいはスイート・ソウルが延々と続く夜があってもいいと、来場全員が同意したのだった。私はもっとあってもいいと思うけど。個人的にはトラブルに痛みを抱えていたので、なおさらこのピースな音楽が身にしみた。
by barcanes
| 2013-12-21 20:01
| 日記
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