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「自由」について:「内田マナベ/遠藤コージ」Live

6月頭の「Potluckナイト」に飛び入り参加してくれたのがきっかけで、今回初めてライブをやることになった内田マナベさん。対バンに盟友という遠藤コージさんを連れてきてくれた。お二人ともちゃんとライブを見たことがなかったので、楽しみにしていました。

遠藤さんはGibsonの古いフルアコ・ギター「125」をアンプにつないでの弾き語り。と思ったら、いきなり客席からアカペラで歌い出す。英語の歌も日本語の歌も、「リンゴ追分」なんかも歌っちゃう。歪んだフェンダー・アンプから出てくるのは古いブルースの音。最後もギターを置いて、終わったかと思ったらまたアカペラで、拳を振りあげ歩き回りながら歌う。自由だ。

マナベさんはアコギをマイクで拾うも関係なしの指弾き。ボーカルももちろんマイクをセットするんだけど関係なしの大きな声量。弾くも弾かぬも、立つも座るも、喋るも歌うも、全て関係なしの、遠藤さんに負けじとこれまた自由。今日のテーマは「自由」に決定だ。

歌いたい歌を、好きなように歌う。弾きたいときに弾きたいように弾く。フリー・スタイル。自由とは、やりたいことをやりたいようにやることだ。解き放たれ、許された者が必ずしも自由なわけではない。やらなきゃならないことのないことが自由でもない。そして、やりたいことがない者も自由にはなれない。

やりたいことがあり、それをやりたいようにやる者だけが自由なのだ。他人がどう思おうと、自由や何ものかを追求してこそ芸術なのだ。僕にとって遠藤さんもマナベさんも、ブルースだとかジャンルとかではなく、「自由」のアーティストだった。

ライブ終了後、選挙速報をTVで見る。大方の予想通り。神奈川の4議席目が最後の最後まで割れた。投票率も上がらず。三宅洋平君も受からなかったが、山本太郎も3回ぐらい選挙に出れば受かるのだから、三宅君もそのうち受かることだろう。17万票集めても、比例区では政党から一人も当選者がいないということで供託金600万は没収となるはず。候補者の乱立を防ぐための供託金というが、選挙は金と金持ちのものということになる。

選挙に出るのもそうだが、選挙をやるのにも金がかからないようになればいいと思う。そうして何でもかんでも国民投票で決める時代になれば、真の国民主権だと思うのですが、いかがでしょうかね。そして我々に与えられた選挙権は与えられた「自由」であって、入れたい票を入れる、という実感がないからこそ投票率が上がらないのだし、それは選挙のシステム、政治のシステムの問題だと思うのだが、みなさんはどうお考えになりますでしょうか。
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親指で押さえる遠藤コージさん。
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立ち上がる遠藤コージさん。
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拳を振り上げる遠藤コージさん。
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スライドする内田マナベさん。
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振り上げる内田マナベさん。
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お客さんを待ってるだけじゃダメだ。自分から近づいていって歌う内田マナベさん。
by barcanes | 2013-07-21 11:54 | 日記 | Comments(0)