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命日のミラクル

今日だか明日だかがキヨシローさんの命日だそうで、僕一人では追悼するのもおこがましいかなと思っていたところ、キヨシロー好きのお客さんが来たので何か一緒に聴いてみることにした。

そこに、とあるミュージシャンの方が現れて間もなく。あ、ちょっとこれ、聞いてて。すると、その方のバンド名が歌詞に歌われていたのだった。すごいタイミングだね。こういうことってたまにあるのだ。ミラクル。

そして、その歌になぜバンド名が織り込まれることになったのか、いい話を聞かせてもらった。初めてキヨシローの前座をつとめたときに、どんな音楽を聞いてこの道に入ったのと聞かれて、キヨシローさんです、と本人に向かっては恥ずかしくて言えなかった。けど、それで良かったのかもしれない。ファンだと言ってしまったらそれで終わりということもある。ルイ・ジョーダンが好きで・・・。あ、僕も好きだよ。チュー・チュー、チュー・チューッチ・ブギー、ウッウー・・・。

それからしばらくして、歩いてたらたまたまドラムのユカリさんに会った。今日ライブだから来なよと言われて行くと、キヨシローさんは僕のこと憶えていてくれて、勝手に歌詞に使ってゴメンね、と言った。何のことか分からずライブを見たら、一曲目にこの曲をやったんだ。思わず涙を流してしまったよ。すごいだろ。キヨシローさんが自分のバンドの名前を言っているんだから。

そんな曲がちょうどタイミング良く流れてしまう(これをラノワの自伝によく出てくるような言い回しでいうと「キヨシローの亡霊がそこにいた」ということになるが、この日はキヨシローの亡霊も忙しいに違いないし、日本人の感覚でいうと、亡霊というよりは分霊ということになろうか)ような運というか縁を私は持ち合わせている(ラノワの自伝的言い回しだと「そういうとき、神に祝福されていると感じる」というやつ)ようなので、きっとこの方のライブもうちで実現することもあるのではないかと。そして一緒に連れてきてくれた方のライブさえも!その方たちとは?内緒にしとこう。楽しみだなあ。
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今日の一枚。Ruffy Tuffy「夏の十字架」(2000年)。ドラムは上原ユカリ。
by barcanes | 2013-05-01 22:05 | 日記 | Comments(0)