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予知夢

珍しく見た夢をはっきりと憶えていたので枕元の手帳に書いておいたほどだった。卒業後たぶん一度も会っていない部活の仲間、藤岡君が店に来たんだ。そして同じ部活の仲間、高山君もちょうど店に現れる。おー、誰か呼ぼうぜ。浴衣を着た山中君も来る。藤岡、君はどこで何をしてたんだい。長野の大学に行って、勉強もスポーツもせず雀荘に入り浸ってたな。

そうか、みんな会いたがってるんだから連絡したらいいよ。ハガキでも出したらいい。秩父の武甲山の絵はがきが寒中見舞いで届いた。俺たちは山小屋のようなところで話してた。じゃあ俺は帰るよ。俺は山小屋を後にして、青い星雲のような夜空に低く出ているでっかい月に照らされた、急な山道を下りていた。

その夜のこと、高山が来て山中はどうしてるかなって言うから、そういえば年末に店に来てくれて、とうとう結婚するって言ってたよ、プロポーズしたんだって、って答えた。そしたら結婚式かパーティーには久しぶりにみんなで集まれるかな。フジは、藤岡は来るかな。っていうところで今朝見た夢を思い出したんだ。

俺、今日ちょうどフジの夢を見たんだよ!山の方にいるらしいよ、きっと。誰も連絡先を知らないんだけど、そろそろ会える気がするよ。

その夜は70日ぶりに帰国した船乗り、小学校の同級生など久しぶりの来客。そして10年ぶりという昔の常連さんは、顔も雰囲気も変わったように見えたけど、名前がすぐに出て来るもんなあ。本名なんて知らなかったんだけど。昨日は休みだというのに昔のお客さんたちが3人で来てくれたそうだし、なんか月に呼ばれたのかな。今日は満月だ。
by barcanes | 2013-04-26 21:28 | 日記 | Comments(0)