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Voices Inside 5周年だよ!DJ全員集合

マンスリーのDJイベントが5周年。これを始めた2008年って、つい最近のような気もする。もっと長くやってるような気がするし、二見さんとはもっと昔からの知り合いのような気がしてる。そうやって考えてみると、このイベントを通じて知り合った方々もたくさんいるし、より親しくなれた人たちもいる。このイベントがあったからこそ、その後の音楽イベントができたのだろうし、なにより毎月のこのイベントが不動の核となって、当店の音楽コミュニティを支えてくれた。一度の休みもなく、今日で61回目。簡単なことじゃない。ありがとう、二見さん。

せっかくだから記録などを振り返ってみた。名前はゲストDJ。敬称略だったり略じゃなかったり。注記なきは第3土曜日開催。その他、分かるところだけ。

#1 2008/3/29(最終土曜)宮井章裕(Sandfish Records) サンドフィッシュ・レコード第4弾CDリリース記念DJ!サザン・ソウル、シンガー・ソングライター、パワー・ポップ他。
#2 4/26(最終土曜) BAN
#3 5/17 浅見卓也
#4 6/21 ニューオーリンズ特集!文屋章、BAN、浅見卓也
#5 7/19 guinn <ゆるめ>
#6 8/16 YAZAWA
#7 9/20 BAN
#8 10/18 guinn、浅見卓也 <ゆるめpart.2>
#9 11/22(第4土曜) HOT VINYL山田さん
#10 12/20 文屋さんagain
#11 2009/1/17 間瀬ケンジ
#12 2/21 ザディコ・キックス中林さん ルイジアナ特集
#13 3/22(日) 一周年(ホストが全員にビール一杯ふるまう) Georgeさん
#14 4/18 HOT VINYL山田さん
#15 5/16 ?
#16 6/20 吉田さん
#17 7/18 文屋さん ブルーズ特集
#18 8/15 guinnさん、テツさん スカ、ジャンプ、ブーガルー
#19 9/19 秋のお題ナイト「月」
#20 10/24(第4土曜) 矢舟テツローLIVE テツさん
#21 11/21 ?
#22 12/19 「二見潤のNew Orleans紀行」
#23 2010/1/16 文屋さん 追悼:ウィリー・ミッチェル、ボビー・チャールズ
#24 2/20 「レディ・ソウル」 山田さん、浅見さん
#25 3/20 「2周年」 BAN、ギンさん、テツさん、他。間瀬さんと二見さんの演奏あり。
#26 4/17 guinnさん、大森君、テツさん 「ジャンプ、ジャイヴ、リズム&ブルース」
#27 5/15 VOICES INSIDE + Sandfish Records New Release Party (ラジオ・スタイルで)「今、誰かと聞きたい曲」 宮井さん
#28 6/19 「ビートルズ・カバー特集」 間瀬さんと岡崎恵美ちゃんの演奏あり。
#29 7/17 新井さん、BAN 「南部SOUL」(USTREAM中継始める)
#30 8/21 「ブーガルー、ブラジル、ジャマイカ&ニュー・オーリンズ」 加藤哲郎、矢澤和久
#31 9/18 「デュエット特集」 大森君、カズマックス
#32 10/16 「コテコテ・ギトギト南部特集!」 文屋さん
#33 11/20 「ジャンプ&ジャイヴ特集」 テツさん、ギンさん、大森君
#34 12/18 「ぶっとい根っこを持つロック」 小尾隆、文屋章、久保田耕
#35 2011/1/15 「ルイジアナ特集」 Zydeco Kicks中林さん、関根雅晴さん
#36 2/12(第2土曜) 「歌謡ソウル特集」 かずまッくす、久保田耕
#37 3/20(日) 「3周年」 George(sausalito)、加藤"T-2"徹郎、西×原田「胸キュンブラザーズ」(計画停電の予定だった)
#38 4/16 「愛を語る」 RIKUOGAGA (男はつらいよsoul編。傑作!)
#39 5/21 「ハートブレイク・ソウル」 テツさん、マキちゃんakaまきぞう
#40 6/18 「Rainy Night in Fujisawa 雨のソウル」  間瀬"バースデー"憲冶、浅見"ダメオトコNo.1"卓也、カズマックス(飛び入り:大野さん。カヨちゃん、宮井さん、ゲンの3人がちょっとした朗読、田尻が即興のソロピアノ)
#41 7/16 久保田さん 「ルーツ・ロック」
#42 8/20 宮井さん、胸キュン・ブラザーズ 「スクール・デイズ」 (宮井さん文章を読む。カズマックス延長戦)
#43 9/17 「Let's Get Swampin'! ズブズブのバイユーから」 スワンプ、N.O.ファンク、その他南部特集。大野正雄、cba
#44 10/15 宮井さん、浅見さん、カズマックス 「Crazy 'bout an Automobile」自動車特集。
#45 11/19 "Dance & Tears" BAN、胸キュン・シークレット(西さん)、久保田さん
#46 12/17 「JBとソウル」 大野さん、矢澤さん(飛び入り:浅見さん)
#47 2012/1/21 「45×40」(二見潤30代最後のDJ。シングル盤しばりで40曲)ゲスト多数。
#48 2/18 大野さん(SP盤)、関根さん 「ルイジアナ特集」(飛び入り:ブランディン宮治さん)
#49 3/17 「4周年」 ライブ:二見潤とサウス・トゥ・ノース
#50 4/21 「二見潤のMemphis、New Orleans紀行」(プロジェクターで写真を映しながら)
#51 5/19 "Train Song" 浅見卓也、カズマっクス、宮井章裕 追悼:ドナルド・ダック・ダン
#52 6/16 「北部のダメ男ソウル」 山田順之(Hot Vinyl)、higurashi大野さん
#53 7/21 「愛と悲しみのソウル(南部編)」 新井崇嗣さん、関根雅晴さん (サザン・ソウル蔵出し映像あり!)
#54 8/18 文屋さん、テツさん 「ジャンプ、ジャイヴ、リズム&ブルーズ」
#55 9/15 「去りゆく夏」 胸キュン・ブラザーズ(西さん&原田くん)、浅見さん
#56 10/20 「SSWとソングライターの書いた名曲 ~Sandfish Records 5周年を祝う」 宮井章裕(sandfish records)、間瀬ケンジ LIVE ACT:オカザキエミ、まえかわとも子、ヤク with間瀬ケンジ
#57 11/17 "Soul" YAZAWA (二見さんの音楽ドラマ始める)
#58 12/15 「Tribute To Sam, Otis, JB~ソウル・ジャイアントを悼む~」 Sam Cooke, Otis Redding, James Brown特集。 関根雅晴さん、higurashi大野さん
#59 2013/1/19 「Vintage Blues」 文屋章さん、浅見卓也さん、ヒグラシ大野さん(飛び入り関根雅晴さん)SP盤特集!
#60 2/16 「ルイジアナ・スペシャル」 中林さん、関根さん Swamp Popなど!
#61 3/17(日) 「5周年」 ゲスト17人×20分

こうしてズラッと並べてみると、壮大な記録だ。ところどころ分からないのもあって、スミマセン。泥臭い音楽ばかりのようにも見える。いや、実際そうなのだが。今日はこの5年間にゲストとして出てくれたDJのうち藤沢近辺の人はほぼ総登場。ひとり20分の持ち時間で、4、5曲の選曲をしてもらった。しかしこれが、この泥臭いイベントのはずが、みなさんオシャレな選曲!なんとなく意外な気がしました。

それは逆に言うと、二見潤の泥臭さが、いやそれは彼のことではなくてかける曲の泥臭さが、やはり際だっているというか、誰もそこの領域に触れられないわけです。それにもまして、泥臭い曲をかけられるDJというのは難しいんだと思うんです。つい、オシャレな曲をかけちゃうわけです。なぜならその方が客受けが良いわけでしょう。一般的に言って。

それはやはり盛り上がるわけなので、今日はいろいろな曲が流れ、みなさんそれぞれの「Voices Inside」に対する思いをぶつけてくれて、とても楽しい夜になったのでした。

その中でも、おそらく一番多く参加してくれている宮井さん(そもそも一回目からSandfish絡み)の愛の溢れるスピーチと、(当然ですが)全ての回を聞いている私が順番の最後にセットされたのには、我々の愛が試されているはずなので、私も精一杯やりましたとも。私にとって「Voices Inside」とはそのタイトルどおり、心の声。いつの間にか二見潤はレコードを回しながら心の声を発するようになり、その声は愛を求める物語へと発展していきました。それは愛を求める旅であり、音楽を聞くことが良い体験であった時はいつだって、それは心の旅なんだと思うんです。

だから私は今回、二見潤になったつもりでやってみました。楽しかったな。

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そして、引き続き、旅は続きます。なぜなら僕は旅する男だからです。Albert KingのStax録音で「Travellin' Man」

というわけで、二見潤のVoices Insideも5年経ちまして、いつの間にか旅するDJ、音楽旅番組になってきたわけですが、なぜ旅に出るか。それは愛を求めているからです。もしあなたが旅に出ようかどうか迷ってるなら、僕はこう言います。行け、そして愛せよ!Mark Knopflerの最新作より「Go, Love」

とは言っても俺もいろいろあった。旅も愛ももうごめんだ。それでもまた気付くと俺は走る道路の上にいるんです。なぜなら俺の中にもう一人の俺が、もう一人の旅人が愛を求めているんです。Gregg Allmanのダメ男のブルースばかり集めた2011年カバーアルバム中、唯一の自作曲「Just Another Rider」

そうしてたどり着いたのはこの街。俺にはソウルのある街が似合う。いや、ソウルがないと落ち着かない。そしてソウルのある店がないといけないんです。ソウルの街のクラブが必要なんです。Gary U.S. Bondsの「Club Soul City」 作詞作曲そしてプロデュースはBruce Springsteen。

そう、俺は旅なんかホントはしたくない。自由になんかなりたくないんです。あなたの愛に縛られている方がマシなんじゃないかと思うんです。そして僕はこの素晴らしい音楽たちに縛られている音楽の囚人なんです。音楽に囚われちゃってるんです。そしてみなさん、長らくお待たせしました。ようやく次は我々の、我々の音楽の囚人が登場します!Candi Statonの「I'm just a Prisoner」歌っているのは作者George Jacksonです。

ありがとうございました。これからもよろしく!

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じゅんこ撮影
by barcanes | 2013-03-17 23:49 | 日記 | Comments(0)