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奇跡のスリーメンLIVE

2010年9月に初めて太一さんとピストル君が対バンというか2menで来てくれて以来、みんな何度目かなと思って記録を探ってみたら以下の通りでした。

2010年12月 太一さん2回目 w/近田心平
2011年2月 ピストル君2回目 w/稲澤君、リクオさん飛び入り
2011年7月 ピストル君3回目 w/Cane's3
2011年8月 太一さん3回目 w/ヘルメッツ
2011年12月 太一さん4回目 w/ヤク
2012年5月 太一さん5回目 w/リトルキヨシ、Cane's2
2012年6月 キヨシ君2回目 w/近田心平
2012年10月 太一さん6回目 w/キヨシ君
2012年11月 シニガミ祭り feat/キヨシ君、太一さん飛び入り
2012年12月 ダメ男ナイト feat/太一さん7回目 w/Cane'sバンド

ピストル君は約2年ぶり、キヨシ君は昨年だけで4回、太一さんは今回で8回目!ピストル君とキヨシ君は今一緒に9カ所のツアー最中だけど、いつもバラバラに旅の空の下にいる3人が一堂に会するというのも、偶然のようなご縁の巡り巡ってなれの果て。しかもそれが藤沢の花粉舞う空の下で。

暑苦しい男3人、豪華3本立てのライブだったので、一人一人の持ち時間は少々物足りないものだったかもしれないが、きょうはその3人の足跡の軌跡が一時重なった、その奇跡で十分にお腹一杯、それに乾杯。

毎度毎度、再会するたびに示し合わせたかのようにおそろいの髪型になっているキヨシ君と太一さん。太一さんのカバー曲「TOWN」をキヨシ君が歌えば、太一さんも当然受けて立つ。久しぶりの再会だったというピストル君の変化や成長を見守りつつ刺激も受け取る太一さん。キヨシ君もピストル君も当然いつもの通り一生懸命やってくれるんだけど、きっと今夜ならではのもうひと味があったことだろう。

久しぶりのピストル君はますます修行僧のようなスゴミが増していて、僕はちょっと正視できない気分にもなった。酒を飲みながら聞いちゃいけないけど飲まずには聞けないような。小さなズルをしながら生きてしまっている者にとって、彼の歌は正視に耐えない瞬間がある。王道を行く者は自ら狭き道を切り拓いては切り抜けていくので、そこをお前は通れるかと言われれば他人の切り拓いた道をやすやすとは歩けないのであって、その道は多くの他人に踏まれなければ狭い道のまままた埋もれていってしまう。

踏まれることを望みながらも安易でない道を進もうとする。いや、踏まれることなんか望んではいないのかもしれないけれど、ある程度踏まれなければ生きていけないとなると、その顔と喉には皺が刻まれていく。あるいは愛想笑いが。愛想笑いなどホントはいらないから、彼はまた次の旅の道を進み続けていくんだろう。

今回は予約で規定数に達し、来られない方も多かったと思う。太一さんはまた5/12(日)に来ます。次は今回まだ封印中という「福島の人」という曲をみんなでやりたいと言っていました。明日はあの日からちょうど2年。そんな日に東北入りしないの?と問われれば、太一さんは「明日は記念日じゃないよ。やれることは毎日変わらない」と言って、最後のアンコール曲は「私は祈る」という曲をやった。誰かのために、何かのために祈ることは誰にだってできる。そのことで何かの祈りがもし届けば、それこそが奇跡だと。

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サウンド・チェック中の太一さんとP.A.相澤君
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太一さんとキヨシ君の向こうにピストル君
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坊主頭のキヨシ君
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今日はモノクロで撮ってみた。
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満員のお客さんの隙間から真っ直ぐに届いてきてしまう。
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太一さんはいつだってシャウトの顔がいい。
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奇跡のヤンキー3人衆。
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昭和のチンピラ3匹。
by barcanes | 2013-03-10 06:01 | 日記 | Comments(0)