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【イベント】2017年12月のイベント予定です!

2017年12月のイベント予定です。まだ暫定のところもあります。今後アップされるイベント情報もぜひチェックしてください!


今月は4件出動予定の阿仁アニキを始め、Cane'sレギュラーDJ陣がフル回転!お世話になります!


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12/6(水)

「かわECM vol.16」 “The other side of ECM musician”

9pm- No Charge

【カウンターDJ】かわい治療院、tsk

【ソロピアノ&クラシック】田尻“NTS”有太


ドイツのコンテンポラリー音楽レーベル“ECM”の作品を中心に、様々な音楽を聞きながらバー・ミュージックの幅を広げてゆくリスニング・イベント「かわECM」。マッサージ師かわい君が貴方の耳と心を揉みほぐします。


今回は、ECMで多くの作品を発表しているミュージシャンの、ECM以外の録音を聞いてみようという小企画。そのほか冬にぴったりのECM、翌週“Next to Silence Trio”のライブも控えている田尻有太のソロピアノ演奏や、毎回少しずつクラシックを聞いてみるコーナーもあります。



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12/8(金)

Free Friday #40

オーノマサオの「ドロ金!冬のダメ男SSW特集」

9pm- No Charge

【カウンターDJ】オーノマサオ(Voices Inside)


徐々に寒さがましてきている今日この頃、秋とおりこして冬はもうすぐそこ、といったかんじですねー。


そんな寒い季節には、寒い地方のミュージシャンの寒い音楽を聴くのが、いいものですよねー。


さて、そんなわけで、久々のドロ金ですが、今回はそんな秋冬に聴きたくなる、カナダ、ミネソタ等々の寒い地方で録音された静かなフォーキー・シンガーソングライターものを、淡々とかけようと思っています。


ふらり、おこしくださいませ〜

おまちしております〜

(オーノ) 



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12/9(土)

「藤沢歌謡会 第28回 年末恒例時事放(談)盤」

及川譲二VSダメ男 

殴り込み歓迎!殴り合いB2Bバトル!!

8pm- No Charge

【DJ】及川譲二VSダメ男、他



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12/10(日)

「よみきかせ・のみきかせ」Vol.23

4pm- 

チャージ無料、お子様の飲食持ち込み自由です。

ドリンク・オーダーと愛の投げ銭をお願いします。

【出演】ますいあらた、てづかのぶえ、そのだかよ


バーで子連れで絵本と音楽をどうぞ。大人だけでも大歓迎!



12/11(月)

「FUNK研究会#8 “ファン研部長2017年myベスト10”」

8pm- No Charge

【ファン研部長】久保田“マンボ”耕


流浪の平日深夜番組「ファンク研究会」。今回のテーマは一年の総括。ファンク研部長2017年のmyベスト10 。ルーツミュージックの逆襲。(刺身つき)



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12/13(水)

“Next to Silence Trio”

【出演】田尻有太(Pf)、沢田穣治(Cb)、沼直也(Dr)

Open 19:00 / Start 20:00

Charge ¥1000


Next to Silence Trio、2017年最後のライブです。Cane'sでは今年5月の初演奏、カセットでのライブ盤となった7月、そのカセ発ライブとなった9月につづく年内4回目。今年のCane'sのライブ音楽は田尻有太と沢田穣治さんと、このNTSトリオを中心に巡り巡った一年でした。


文字通りこの一年の集大成。即興性とシンクロニシティによって自ずと構成されてゆく、静かなインスト音楽に聞き慣れない方にも、ぜひ一度は聞いていただきたい。完全に生楽器の生音だけで生まれる、Cane'sならではのピアノ・トリオです。


年末の慌ただしい中、ふっと静かに今年を振り返る、そんな時間を過ごしに、ぜひお越しください。


 【チラシについて】

「今回もポストカード写真集Next to Silenceの写真を使わせていただいております。

写真のタイトルは「Winter Lake」。

湖に映る森が音の波形のようで、これがinvertedの真理なのかもしれない、としばし眺めていました。」(田尻)



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12/16(土)

「Voices Inside Vol.118 “Tribute To Soul Giants”」

7pm- No Charge

【Disc Jockey】二見潤、大野正雄、関根雅晴

【今月のゲスト】阿仁敬堂(a.k.a.ダメ男)、GEN(Three Amigos)、宮井章裕(Sandfish Records)


今月のVoices Insideは、年末恒例の追悼企画”Tribute To Soul Giants”。


12月といえばSam Cooke、Otis Redding、James Brownが亡くなった月ですが、他にも沢山の大物が亡くなっているのです。今回はいつもの3人に加え、Curtis Mayfield、Rufus Thomas、Ike Turner、Pops Staples、Lee Dorsey、Rick Danko等々を各DJが追悼をしていきます。


そして、先日10月24日に惜しくも亡くなってしまったFats Dominoの追悼ミニ特集も。


彼等の残した音楽は永遠です。年末にじっくりと味わっていきたいと思っています!(二見)



12/17(日)「バンド練習&忘年会」

夕方からバンド練、田火田チームとの合同忘年会は7時ごろからの予定です!



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12/24(日)

「ブラック・クリスマス2017」


何と、嬉しい事にw今年も開催!

クリスマスの夜に、あなたの心の闇に火を灯します!

去年、初参加した地元藤沢が誇るダメ男SSW、夜久一が乗り気になってるらしいww


【LIVE】夜久一

【DJ】及川譲二、二見潤、GEN、阿仁敬堂、AKIKO、KZMX


【警告】このイベントは、キラキラ、ハッピーなクリスマス・イベントではありません…

知らずに来場され、気分を害されても当方は一切責任を負いませんので、悪しからず。



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12/29(金)

「金ドン!金ちゃんファミリーのドンとやってみよう!良いレコ悪いレコ普通のレコ(おまけのファン研)」

7pm- No Charge

【DJ】オーノマサオ、二見潤、関根雅晴、makizoo、Gen(Three Amigos)、阿仁経堂(a.k.a.ダメ男)、Bataan Q(a.k.a.tetchan‘)

【おまけの子】久保田“ファン研部長”耕


2016年5月の「泥沼金曜日」から始まり、今年12月まで計40回に渡りCane'sの金曜日を盛り上げてくれたFree FridayカウンターDJシリーズ。「ドロ金」「潤金シリーズ(最多出演!)」「カンコン金」「キラキラ金曜日」「聞き逃しGen金!」「闇金」「ギラギラ金曜日」、合わせて「金ちゃんファミリー」7名のDJが総登場!


Cane'sでの数々のレギュラー・イベントに登場するレコード兄妹常連DJが揃って、レコード3段オチで年忘れ!年の瀬最後の金曜日の、豪華年末特番です。年内最後のレコード・イベント、忘年会的にドンといってみよう!



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12/30(土)「年の瀬Irish Session」 

5pm- No Charge


2014年11月から毎月続けている自由参加のセッションです。主宰はフィドラー椎野さん。いつもは日曜日にやっておりますが、39回目の今月は昨年末に引き続き、年の瀬押し迫った30日に開催します!


ぜひご参加ください!演奏者以外の方ももちろんどうぞ!


12/30(土)はダブルヘッダー!
「Funk研究会#9」
10pm- No Charge
【ファン研部長】久保田“年末ジャンボ”耕

当たれ!宝くじ!



年末は12/31まで営業いたします。

年始は1/4(木)から営業する予定です。



1/5(金)"BLOID"

 open 18:30 / live start 19:30 

 charge ¥2500(1drink付き)

 【DJ】makizoo


真鍋貴之(ギター)と 斎藤孝太郎(チェロ)のアコースティック・デュオ・ユニット"BLOID"が、斎藤君の地元藤沢で初ライブ!


当店おなじみのmakizooは斎藤君と幼稚園の同級生!ということでDJで友情出演です。



1/6(土)Frank Zappaナイト第4夜

 【案内人】NAKAO、阿仁敬堂


1/12(金)「夜久一」



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1/13(土)「RIKUO&宮下広輔DUO」

~ リクオのケインズ新年会ライブ 2018 ~

 【出演】リクオ with 

  宮下広輔(ペダルスティール)

 【DJ】二見潤(Voices Inside)、

  宮井 章裕(Sandfish Records)


 開場 19:00 / 開演20:00

 前売り¥3500 /当日¥4000


☆件名を「1/13藤沢」と必ず明記し、ご予約氏名、枚数、連絡先を本文に掲載の上送信して下さい。ご予約受付メールが届きましたら受付完了です。携帯からのご予約の方はメール受信設定をご確認の上でお申し込み下さい。メール予約:master@barcanes.com

☆当店でも予約承ります。直接どうぞ!

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1/14(日)「かつら浜 Vol.7」

16時30分オープン/17時スタート

チャージ:投げ銭

毎年末年始シーズン恒例、沖縄からまたまたまたまた桂ネエさんが帰って来ます!


1/20(土)Voices Inside #119


1/21(日)Cane'sバンドVS田火田バンド

お店対抗バンド合戦!


1/22(月)「運河のカモメ」from 北海道

 【出演】小松崎健(ハンマーダルシマー)、

     浜田隆史(ラグタイム・ギター)


1/28(日)よみきかせのみきかせ#24

&アイリッシュ・セッション#40

(ダブルヘッダーです!)


2/1(木)Cane's開店17周年サービスデー

2/2(金)Free Friday Special

2/3(土)After h'Our Rock DX


2/4(日)TBA(近田心平)

2/10(土)藤沢歌謡会

2/11(日祝)Soul Kingfisher


記載のない日もイベント募集しております!


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by barcanes | 2017-12-31 23:38 | イベント | Trackback | Comments(0)

女性シンガーが響きました

12/10(日)


昨夜は「藤沢歌謡会」、長時間にわたる殴り合いの末、いつもの歌謡会ではDJを聞かせてくれない主宰ダメ男氏が最後まで生き残りました。殴り込みの方もいらっしゃって、いろいろな曲が聞けて楽しかったです。


個人的には「洗濯しててもラチあかん!」とシャウトされる小林万里子さんを始め、女性シンガーの声が心に響きました。中島美嘉とかCoccoとかをアナログで聞くのも新鮮でした。それにしても終盤に聞いた弘田三枝子のクンビア歌謡とかザ・ピーナッツの洋楽カバーとか、力量の差を見せつけられましたね。日本歌謡史における洋楽受容(特にラテン音楽)に興味の募るこの頃です。


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前日の「ダメ男」と合わせて考えてみると、やはり女性にしか歌えない歌があり、女性が先鞭をつけ、(男性が仕掛け人だとしても)女性が歌うからこそ形になるようなものがあるんだと思うんです。例えば形状を模索している最中のようなネバネバ状の音楽の場合、女性が歌うことでハッキリと形を成すようなことがあるような気がします(イメージですけど)。カテゴリーにとらわれない柔軟な身のこなしの中から芯となる共通項(女性性?)を感じて、それを歌い出すことができる。日本のポピュラー音楽史、特にラテン歌謡などその典型ではないでしょうか。


そこでは男は引くべきなんです。男は黙々と近視眼的な自分の仕事に勤しんでおればよい。先の見えない時代です。女性が活躍すべき時なのです。男(特にオッサン!)は喜んで道を譲ればよいのです。その点、我々ダメ男は自ら進んで引いております。くよくよしたり迷ったり疑問を持ったり調べたりするのが好きなんですよ。


女帝が必ずしも良いとは限りませんが、それでも未来に希望があるとすればやはり、女性が活躍してくれることでしょう。一億総ナンチャラじゃないですよ。どうしょもないがのさばっているより、ダメ男ぐらいでいいんですよ。


次回の「藤沢歌謡会」は2/10(土)の予定です!


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by barcanes | 2017-12-11 00:59 | 日記 | Trackback | Comments(0)

次回は「寒キン」で!

12/9(土)


金曜夜の「ドロ金 冬のダメ男SSW」は、元祖「ダメ男ナイト」の首謀者マセPが参加してくれて、急遽B2Bバトル(前夜祭)となった。(マサオさんが初めてCane'sに来たのが、「ダメ男ナイト」全盛期にマセさんミヤイさんがやってくれた「シンガーソングライターの夕べ」の時だったそうだ。2010年11月のことである。)


ブルース・コバーンとマイケル・ジョンソンを基調に、ミネソタ、カナダ、カナダミネソタ、ミネソタミネソタカナダと、盤は続いていく。昨夜の冷え込みにピッタリの北国の冷気を思わせるアコースティック・ギターの硬質の高音弦の響きが、聞く者の後ろ襟を高くさせる。飲むはホットワインやホットラム。温かいお酒かあるいは生のウイスキーか。


そして、こういう機会でもなければ、一生聞くこともないであろう素晴らしい自主制作盤の世界。図らずも盛り上がったので、次回は年明けに、寒いものシバリの金曜日「サム金」でまたお会いしましょう。


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終演後にジャック・エリオットやフレッド・ニールなどを聞いた。70年代のSSWと比べて、60年代以前のフォーク・シンガーの声や楽曲は力強い。こうした第一世代(あるいはゼロ世代)の強さがあってこそ、その反面としてその後のSSWには内向性や繊細さや優しさというものの比重が大きくなってくるのではないか、などと感じた。


力強さが男らしさだとするならば、それに対して70年代以降のSSWが表現したものを、例えば「ダメ男らしさ」と呼んでみたりしたわけだが、それは男らしさ(男性主義的な社会)を承服した上での卑屈さとしてではなく、できるならいつも元気で明るく前向きでありたい(やはりそれが基本であってほしい)けれども、そんなわけにもいかない時の弱みをさらけ出せる「人間らしさ」という意味なのである。心を痛めたことのある者(女性もいるかもね)のために、ダメ男系SSWは優しく響くのだろう。



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by barcanes | 2017-12-10 23:59 | 日記 | Trackback | Comments(0)

【イベント】12/9(土)「藤沢歌謡会 第28回 年末恒例時事放(談)盤」

今週末の土曜日は「藤沢歌謡会」。今年最後。殴り込み歓迎!殴り合いB2Bバトル!ということで、真っ白に燃え尽きるまで乱闘してやっていただきましょう!


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12/9(土)

「藤沢歌謡会 第28回 年末恒例時事放(談)盤」

及川譲二VSダメ男 

殴り込み歓迎!殴り合いB2Bバトル!!

8pm- No Charge

【DJ】及川譲二VSダメ男、他



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by barcanes | 2017-12-09 20:48 | イベント | Trackback | Comments(0)

【イベント】12/8(金)オーノマサオの「ドロ金!冬のダメ男SSW特集」

金曜日のカウンターDJにオーノマサオさんが久しぶりの登場!昨年5月に始まったFree Fridayシリーズもこれで40回目。第一回もマサオさんの「泥沼金曜日」でした。


普段のDJイベントではかからないようなレコードを、カウンターでのんびり一緒に聞こうというコンセプトで始まったのでした。


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12/8(金)

Free Friday #40

オーノマサオの「ドロ金!冬のダメ男SSW特集」

9pm- No Charge

【カウンターDJ】オーノマサオ(Voices Inside)


徐々に寒さがましてきている今日この頃、秋とおりこして冬はもうすぐそこ、といったかんじですねー。


そんな寒い季節には、寒い地方のミュージシャンの寒い音楽を聴くのが、いいものですよねー。


さて、そんなわけで、久々のドロ金ですが、今回はそんな秋冬に聴きたくなる、カナダ、ミネソタ等々の寒い地方で録音された静かなフォーキー・シンガーソングライターものを、淡々とかけようと思っています。


ふらり、おこしくださいませ〜


おまちしております〜(オーノ) 



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by barcanes | 2017-12-08 21:02 | イベント | Trackback | Comments(0)

4日連続イベントです!

藤沢北口で様々なイベントをやっております。Bar Cane'sです。ドアはいつも開いております。ぜひご参加ください!


今日から4日連続イベントが続きます。今夜は「ドロ金」。冬のダメ男系シンガーソングライターを特集します。


明日は「藤沢歌謡会」、日曜は夕方から主宰ますいさん手描きの絵日記シリーズも楽しい「よみきかせのみきかせ」です!



12/8(金)

Free Friday #40

オーノマサオの「ドロ金!冬のダメ男SSW特集」

9pm- No Charge

【カウンターDJ】オーノマサオ(Voices Inside)



12/9(土)

「藤沢歌謡会 第28回 年末恒例時事放(談)盤」

及川譲二VSダメ男 

殴り込み歓迎!殴り合いB2Bバトル!!

8pm- No Charge

【DJ】及川譲二VSダメ男、他


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12/10(日)

「よみきかせ・のみきかせ」Vol.23

4pm- 

チャージ無料、お子様の飲食持ち込み自由です。

ドリンク・オーダーと愛の投げ銭をお願いします。

【出演】ますいあらた、てづかのぶえ、そのだかよ


バーで子連れで絵本と音楽をどうぞ。大人だけでも大歓迎!



12/11(月)

「FUNK研究会 “ファン研部長2017年myベスト10”」

8pm- No Charge

【ファン研部長】久保田“マンボ”耕



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by barcanes | 2017-12-08 18:17 | イベント | Trackback | Comments(0)

金柑のジンフィズ

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冬の果物、金柑の季節がやってきました。金柑の甘露煮といえば風邪の予防や喉に効能があるそうですが、それに似たようなものだといっても身体に良いかどうかは知りません。最近の金柑は甘露煮にする必要もないぐらい甘くて美味しいので、ぜひ丸ごと味わっていただけるこんなフルーツ・カクテルをどうぞ。 「金柑のジンフィズ」。金柑を4,5個。タネを取り約半量を潰してシュガー・シロップとよく馴染ませ、ジンとタンサンでアップ。グラスに浮かべた残りの金柑を齧りながら飲んでいただこう。



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by barcanes | 2017-12-06 20:45 | お酒 | Trackback | Comments(0)

「健康病」とSOUL

12/5(火)


先日たまたま引っ張り出して読んだ河合隼雄さんの「こころの処方箋」は、文庫本4ページ分の連載をまとめたもので非常に読みやすく、かつ今の自分に役立つものだったのだが、その中でもっともキャッチーかつ皮肉が効いて、唯一常識的な気遣いを欠いていると思われる小文をご紹介しよう。タイトルは「健康病が心身をむしばむ」である。


『病気というのはいずれにしろ不愉快なものであるが、最近流行の「健康病」というのは、定義どおり、本人は病気と思っていないので、それによる被害が潜行するところが恐ろしい。(中略)それから生じる近所迷惑などお構いなし、という点で「ほとんど病気」の状態であるが、本人はそれに無自覚である場合のことを言う。』


「最近流行」と書いてあるが、1991年までの連載の頃である。この本で何度も出てくる「近所迷惑」という言いまわしがいい。「空気読めない」よりスケールが小さくていいと思うので、"KM"と憶えよう。しかしタバコの問題はむしろ、健康というよりKM問題として扱われているだろうから肩身も狭くなる。


『健康病の恐ろしさは、伝染性をもつことであるし、そもそも健康病の人は他人に伝染させることを生き甲斐にしているようなふしがある。煙草はよくないとか、酒はほどほどに飲むべきだなどと、いかにも親切そうに伝染を試みてくる。(中略)どうして、健康病の人は他人のことを気にするのか。それは自分のことが何となく不安なのである。健康第一にしがみついていても、何となく不安なので、どうしても仲間をつくり、しがみつく相手を増やしたいのである。』


酒とタバコと夜更かしを専門としている手前どもとしては、不健康こそが商売であるので、深刻な健康病患者はそもそも近寄らないはずだが、そのような方もいらっしゃらないことはない。我々はむしろその不安を「不健康」の方で和らげてさしあげるわけである。


『言いたいことは、人間の人生については実に多様な見方が可能だということである。多様な見方によって豊かな人生を送れるはずを、健康というただひとつのことに縛られてしまうことの精神の貧しさを指摘したいのである。』


お酒も適量なら健康に良いとかタバコもストレスの解消とか、どうにか健康に結びつけようとしてみたりするのも健康病かもしれない。精神の豊かさを自己欺瞞するのはやめにしようではないか!また、「健康」というところを他の言葉に置き換えることもできるだろう。良しとされているようなこと。例えばお金とか景気とか株価とか…。


『現代人は「心」に失望しつつ、魂の重要性を再び認識しかけているのだが、そんなものは知らぬので、それをとび越えて、「体」をやたらに大切にするのではなかろうか。最も重要な魂のことを知らぬことから生じてくる不安を何とかごまかそうとして、体を大切にする。(中略)魂のことに思い及ぶことで、健康病からの回復がなされるように思うのである。』


この本を読んで、私は心と魂とを混同していたことに気がついた。それはまさに「魂のことを知らぬ」ということである。と同時に、心に過負荷がかかってしまうということにもなる。心・体・魂の三元論として考えるなら、心と体のバランスを保つにはソウルが必要なのだ。さて自分のソウルとは?あの世に持っていけないもの以外のもの。


健康、長生き、お金やお金が生む利益。ソウルのない奴はそういうことにしがみつくしかないのだから仕方がない。しかし、失いかけたソウルを取り戻すことができるならば、あらゆる健康病に溢れたこの時代を何とか生きぬいていくことができるかもしれない。SOUL!(ドン・コーネリアス風にね。)


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身も心も冷え込むこの頃。ホット・ワイン(ヴァン・ショー)で貴方のソウルを温めてください。


ホット・ワインのレシピには特に決まりがあるわけではありませんが、甘みとスパイスとちょっとした果汁、という(奇しくも)3要素が含まれることが多いと思います。当店のホット・ワインにはリンゴ、オレンジ、シナモン、クローブなどが入っております。



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by barcanes | 2017-12-05 20:10 | 日記 | Trackback | Comments(0)

【イベント】12/6(水)「かわECM vol.16」 “The other side of ECM musician”

あさって水曜日、ようやく12月一発目のイベントです!

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12/6(水)

「かわECM vol.16」 “The other side of ECM musician”

9pm- No Charge

【カウンターDJ】かわい治療院、tsk

【ソロピアノ&クラシック】田尻“NTS”有太


ドイツのコンテンポラリー音楽レーベル“ECM”の作品を中心に、様々な音楽を聞きながらバー・ミュージックの幅を広げてゆくリスニング・イベント「かわECM」。マッサージ師かわい君が貴方の耳と心を揉みほぐします。


今回は、ECMで多くの作品を発表しているミュージシャンの、ECM以外の録音を聞いてみようという小企画。そのほか冬にぴったりのECM、翌週“Next to Silence Trio”のライブも控えている田尻有太のソロピアノ演奏や、毎回少しずつクラシックを聞いてみるコーナーもあります。


(年末の身体の揉みほぐしは藤沢南口「かわい治療院」で!)



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by barcanes | 2017-12-04 20:33 | イベント | Trackback | Comments(0)

安くて美味いシングルモルト

安価なモルト・ウィスキーに活路を見出すべく、2本仕入れ。はっきり言ってモルト・ウィスキーは、同価格帯のラムや他の洋酒などより、はるかに質が良い。安くても十分に美味い。

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LOCH LOMOND ORIGINAL


モルトの蒸留器とグレーンの連続式蒸留器の両方をあわせ持つこの蒸留所からは、インチマリン、オールド・ロスドゥーなど、様々な名前のウィスキーが出ていたが、この蒸留所の名前を持つシングルモルトは、安価なレギュラー品と言えども十分にこの蒸留所の「クセ」を伝えていると思う。軽いクスリ臭さ、紙っぽさ、ほのかにスモーキーで、オイリーな甘みもある。これは合格と言わずにいられない。安くて「クセ」が味わえるのだ。シングルモルトはそもそもバランスの整ったものでも、ましてや飲みやすさを求めるようなものでもなく、偏った、あるいは尖った個性があってこそだ。偏った人間にこそ、そのような酒がふさわしい。


GLEN MORAY 8yは、ごく淡いハチミツ色。色のイメージどおりのほのかなハチミツの甘み、草花のフレッシュな華やかさ、色の薄いウィスキーならではの爽快さが楽しめる。名前の似ているGLENMORANGIEとは姉妹蒸留所だそうである。


スコッチでGlenといえば「谷」。 Glenと名の付くものが多いのは、水源の豊かであるところに蒸留所が作られるからである。


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Glenつながりで、昨晩はこのウィスキーを飲んでいたアニキとThe Bandの“Watkins Glen”を聞いた。こちらは15万人を集めたという野外フェスの会場となった、サーキット場の名前らしい。スティービー・ワンダーの”Loving you is Sweeter than ever”のカバーはレコードになっているのでしょうか?



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by barcanes | 2017-12-04 20:08 | お酒 | Trackback | Comments(0)