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2017年9月のイベント予定です

(9/19追加しました!)
2017年9月のイベント予定です。今月は前半特にイベントがほとんど入りませんで困っておりますが、その分いろいろやんなきゃいけないことをやれってことかなと、なんとかのんびり楽しく乗り切っていきたいと思っております。


9/8(金) Free Friday #35 Genさんの
 「ゲンキン!”誰のカバーやねん?”」

 9pm- No Charge
【カウンターDJ】Gen(Three Amigos)

 金曜日の1ターンテーブル・カウンターDJシリーズ、8月はお休みでしたが、9月は9/1の「潤金」に続いて2週連続の開催。Genさんの金曜日「ゲンキン」です!
 今回はカバーとオリジナルの聴きくらべや、有名曲の珍カバーなどを、ジャンルを超えた広範な音楽守備範囲を誇るGenさんならではの広角打法な選曲でかけてくださると思いますのでお聞き逃しゲンキンです。


9/10(日)Cane'sバンド練習
 夕方より


9/16(土) 「Voices Inside vol.115
"Voices Inside" meets "Rockin' Blues 日常"」

 7pm- No Charge
【Disc Jockey】二見潤、大野正雄 & 関根雅晴
【Rockin' Blues 日常】tetchan', Nakahashi
【Diner】 光太郎(roquette DELI)

 あの”ロケデリ”の熱狂を再び。Rockin' Blues 日常が北口にやって来ます!迎え撃つはVoices Insideクルー。果たしてロッキンになるのか?それともソウルフルになるのか?
 ゲストには”Rockin' Blues 日常”からtetchan'とNakahashiのお二人をお迎えします!そして、ロケデリ・コータロー君もフードで参加!久しぶりの藤沢南北ホットライン。来ないと損ですねこれは。


≪9月後半から10月前半は、
マエストロ沢田穣治さんの出演が全て違うメンバーと共に6本続く「Cane's秋の沢田穣治まつり!」≫


9/17(日) Cane's秋の沢田穣治まつり第一夜!
「岡本修道/沢田穣治/沼直也」

 open 19:00 / start 20:00  charge ¥2000
【出演】岡本修道(vo,g from "れっきとしたsleeper")、
沢田穣治(b)、沼直也(dr)

 「ショーロ・クラブ」のベーシストのみならずアレンジャー/コンポーザー、プロデューサーと活躍の幅広すぎる巨匠・沢田穣治さんと、伝説的なニューウェイブ・ジャズ・グループ「Phat」のドラマーで、現在は「F.I.B Journal」の他さまざまな共演者とさまざまなリズムを叩き続ける沼直也さん。
 当店では「カツヲスペシャル」、田尻有太とのピアノトリオ「Next To Silence Trio」などでもコンビを組むベース/ドラムのお二人に、今回は関西を中心に活動しているロック・バンド「れっきとしたsleeper」のボーカル/ギタリストでレコーディング・エンジニアでもあるという岡本修道さんが加わったトリオがCane's初登場です。
 音楽性だけでなく静と動のダイナミクスの幅広さに加え、ジャズ、ブラジル、現代音楽、歌モノといったジャンルわけ不能の、ポスト・コンテンポラリーとでもしか言いようのないリズム隊のお二人に、ポップなメロディーのバンド・フロントマンがどのように絡むのか、全く予想不能ですが、ぜひお見逃しないようお願いします。


9/20(水) かわい治療院presents
 「かわECM #15 追悼John Abercrombie」

 9pm- No Charge
【カウンターDJ】かわい治療院、tsk
【ソロピアノ&クラシック】田尻”NTS”有太

 ドイツのコンテンポラリー音楽レーベル「ECM」をこよなく愛する心のマッサージ師かわい君が、ECMにハマるきっかけにもなったというギタリスト、ジョン・アバークロンビー(8/22に逝去)を静かに追悼したいと思います。
 翌週9/29(金)にピアノトリオ”Next To Silence Trio”のライブを控えたたじりんのソロピアノ・コーナーと、おすすめクラシックを聞くコーナーも聞きどころです。


9/23(土祝) ”After h'Our Rock #9”
 Open 19:00 / Start 19:30 No Charge
【DJ】GEN / KITA / OTAKE / makizoo

 残暑ではなく、早くも秋の夜長を楽しむ季節に入ってしまったのでしょうかね〜(^^;;
今月は久々のAfter h'Our Rockでございます‼︎
今回は初登場のDJお二方を招いて、最高の土曜日をお届け致します(^^)
残暑となるか、秋の夜長となるか、どちらにせよハッピーミュージックを浴びながら乾杯しましょ〜🍻


9/24(日) ”Irish Session #36”
 5pm- No Charge
 2014年秋から毎月続けている自由参加のセッションです。主宰はフィドラー椎野さん。終了時間は特に決めておりませんが、だいたい8時から9時ごろまでやっております。参加してくださる皆様をお待ちしています!演奏者以外の方もぜひどうぞ。


9/25(月) Cane's秋の沢田穣治まつり第二夜!
”Rica e Jyoji" 松原里佳&沢田穣治

 open 19:00 / start 20:00
チャージ:自由料金制(投げ銭)
【出演】松原里佳(p,vo)、沢田穣治(b)

 「ショーロ・クラブ」のベーシストのみならずアレンジャー/コンポーザー、プロデューサーと活躍の幅広すぎる巨匠・沢田穣治さんが9月後半から10月前半にかけて全て違うメンバーでCane'sに6回出演する「秋の沢田穣治まつり」第二夜は、大阪のシンガー・ソングライター松原里佳さんとのデュオ。
 美しい歌声とピアノの表現力に沢田さんのベースがどう絡み合っていくのか、とても楽しみです。松原さんはリーダーとしては初の関東方面の出演だそうです。ぜひお聞き逃しのないよう。


9/27(水)「Funk研究会 #6 なんでカバーやねん特集」

9pm-  No Charge

【ファン研部長】久保田”No Plan”耕


9月は二見さんの金曜日とGenさんの金曜日と2回カバー特集が続いたので、ファン研も乗っかりカバー企画。Funkカバーにも理由があるはずだ。なんでその曲をカバーしたのか、妄想とビールで膀胱を膨らませよう。



9/29(金) Cane's秋の沢田穣治まつり第三夜!
”Next to Silence Trio”

 open 19:00 / start 20:00
チャージ:自由料金制(投げ銭)
【出演】田尻有太(pf)、沢田穣治(cb)、沼直也(dr)

 5月、7月に続いて当店では3回目のニュー・コンテンポラリー・ピアノトリオ”Next to Silence Trio”。静寂のすぐ側の音から溢れだすダイナミクス。沢田、田尻の自作曲や3人による完全即興曲が、静と動の中で揺れ動きながら、演奏されていく中で自ずとアレンジされていくように完成に向かい、そしてまた静寂へと消えてゆく。それはまさに完璧の隣にあるような音楽だ。
 「ショーロ・クラブ」のベーシストのみならずアレンジャー/コンポーザー、プロデューサーと活躍の幅広すぎる巨匠・沢田穣治さんと、伝説的なニューウェイブ・ジャズ・グループ「Phat」のドラマーであり現在は「F.I.B Journal」の他さまざまな共演者とさまざまなリズムを叩き続ける沼直也さん。
 そしてピアノは、Cane'sとともに歩み続けてくれたと言っても過言ではないであろう最後の秘密兵器、田尻有太。世代の違う3人が三つ巴となって織りなす説明不能の音楽の、次の形を体感してください。


10/4(水) Cane's秋の沢田穣治まつり第四夜!
「モモコモーション/沢田穣治」

 詳細未定
【出演】モモコモーション(vo)、沢田穣治(gg)、
w/田尻有太(pf)ほか
 Momoko Motion(モモコモーション)は、シンガーソングライター・トラックメイカー、料理研究家としてマルチに活動するアーティスト。


10/7(土) 「藤沢歌謡会#25」
19:30〜 No Charge

【DJ】及川譲二

【ゲストDJ】Saqura、ゴロゴロコミック、らんば☆らる

【司会】ダメ男a.k.a.阿仁敬堂


藤沢 秋の特撮祭り(アニメもあるでよ!)



10/8(日) 「よみきかせのみきかせ#22」
【出演】ますいあらた、てづかのぶえ、そのだかよ、ほか

3:30より(5時半ごろまで)

チャージ無料(お気に召したら愛の投げ銭をお願いします)


にちようゆうがた絵本とうたと

子連れでおさけもいいですよ

大人だけでも大歓迎

お子さまの飲食持ち込み自由です



10/9(月祝) ドロ金DX
「キャットかまニャンダフル
 竹田信吾×鎌田一二三 DUO」

Open 19:00 / Start 20:00

Charge:自由料金制(投げ銭)

【DJ】大野”ジーザス”正雄、二見潤



10/10(火)Thelonious Monk生誕100年!

10/11(水)Cane's秋の沢田穣治まつり第五夜!
「かわECM番外編 ”沢田穣治「毒」ナイト”」

【毒】沢田穣治
【聞き役】かわい治療院、田尻”王子”有太
 演奏、アレンジ、プロデュースなどアルバムにして200枚を超えるという沢田さんのこれまでの録音作品を、ご本人の毒(解説)とともに聞いていこうという、まったくCane'sならではの素晴らしい企画です。この趣向に付き合ってくださる人はどれぐらいいるのだろうか。いや、でもおそらく未発表の音源や発売前の作品なども聞けるのではないだろうか。世界100万人の沢田フリークと変態音楽マニア必聴の貴重な機会になると思います。

10/12(木)Cane's秋の沢田穣治まつり第六夜!
 「カツヲスペシャル!」

【出演】まえかわとも子(vo)、沢田穣治(b)、沼直也(dr)、和田充弘(tb)、馬場孝喜(g)、田尻有太(pf)

 大所帯の祝祭的バンド「バンダ・ショーロ・エレトリコ」から派生した精鋭部隊ながら、もはやブラジルからも離陸して宇宙へ旅立った感のあるポスト・ブラジリアン・アバント・フュージョン・スーパー・バンド。野外フェスとかで聞いてみたい気もするけどインドアなアングラ感も捨て難い。とにかくスゴイです。

10/14(土)「Frank Zappa ナイト”つらい浮世”#3」
 【案内人】阿仁敬堂、NAKAO
10/21(土)夜久一(やくはじめ)
10/22(日)Voices Inside #116
 ティーチャーさんLIVE!
11/11(土)Baby Krishna Lovers Band
11/18(土)Voices Inside #117 【ゲスト】新井崇嗣
11/23(木祝)Soul Kingfisher



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by barcanes | 2017-09-30 23:30 | イベント | Trackback | Comments(0)

”Next to Silence Trio”「カセ発」ライブです!

明日は、田尻有太(pf)、沢田穣治(cb)、沼直也(dr)の3人による ”Next to Silence Trio”、当店では3回目のライブ。チャージはいつものように、これでもかの投げ銭です!


そして同日にJBK Recordsのカセットも発売します。レコ発ならぬ「カセ発」ライブです。ぜひお越しください!


それから、カセットのサンプル音源を用意してみました。アルバム一曲目の曲です。よかったら聞いてみてください。

こちらはテープに入れる前のマスターではなく、テープの音をラインアウトからデジタルにした音です。ヒスノイズなどが入りテープっぽい音になるかと思ったのですが、私には違いがほとんどわかりません。ライブ、カセット、デジタル音源と、ぜひいろいろ聞き比べてみてください!


まずはライブの音から!明日もP.A.なしの完全生音になると思います。楽器の生音による空気の鳴り方や混じり合う響き、残響のアンビエンスなど、堪能してください。



9/29(金) Cane's秋の沢田穣治まつり第三夜!

”Next to Silence Trio”


open 19:00 / start 20:00 

チャージ:自由料金制(投げ銭)

【出演】田尻有太(pf)、沢田穣治(cb)、沼直也(dr)


 5月、7月に続いて当店では3回目のニュー・コンテンポラリー・ピアノトリオ”Next to Silence Trio”。静寂のすぐ側の音から溢れだすダイナミクス。沢田、田尻の自作曲や3人による完全即興曲が、静と動の中で揺れ動きながら、演奏されていく中で自ずとアレンジされていくように完成に向かい、そしてまた静寂へと消えてゆく。それはまさに完璧の隣にあるような音楽だ。


 「ショーロ・クラブ」のベーシストのみならずアレンジャー/コンポーザー、プロデューサーと活躍の幅広すぎる巨匠・沢田穣治さんと、伝説的なニューウェイブ・ジャズ・グループ「Phat」のドラマーであり現在は「F.I.B Journal」の他さまざまな共演者とさまざまなリズムを叩き続ける沼直也さん。


 そしてピアノは、Cane'sとともに歩み続けてくれたと言っても過言ではないであろう最後の秘密兵器、田尻有太。世代の違う3人が三つ巴となって織りなす説明不能の音楽の、次の形を体感してください。


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by barcanes | 2017-09-28 18:58 | イベント | Trackback | Comments(0)

"JBK Records" とうとう船出します!

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"JBK Records" とうとう船出します!


ピアノ田尻有太、ベース沢田穣治、ドラム沼直也によるNew Contemporaryピアノトリオの6曲入りアルバム"Next to Silence Trio / From Silence (Live at Bar Cane's)"を46分カセットテープにて発売いたします。来たる”NTS” TrioのCane'sライブ当日の9/29(金)から販売したいと思います。レコ発ではなく「カセ発」です!


このお店にミュージシャンや音楽マニアが増え始めて約10年、必要に迫られ自分でライブP.A.をやるようになったのはいつからだったか、多くのご教授とアドバイス、たくさんの中古機材や借り物、そして素晴らしい出演者に恵まれました。過ぎ去って行くばかりの良い演奏がもったいなくて、残しておきたいなとMTRでライブ録音をやるようになって2年、あるアニキから「お前は音楽レーベルをやるべきだ」と励まされて苦節数年、この春から縁あってカセットテープに取り組み、そしてこの夏の間ずっと格闘してきた7月のNTS TrioのCane'sにおける完全生音ライブの録音を、ようやく作品として完成させるに至りました。感無量です。


今回のアルバム作りに関しても、何も分からないところから2ヶ月間悪戦苦闘しまして、完璧には遠く、完全に満足しているわけではないのですが、ものづくりの作業は本当に楽しく、また何百回と繰り返し聞いても全く飽きのこない音楽であったことは確かです。


ミキシングからマスタリングまでPCを使わず(使えず)、最小限の機材と特製の無電源D/Aプロセッサー「イシヅカトランス」で音を作り、東京電化の生テープに一本ずつビクター80年代後期の3ヘッド・デッキでカセットテープに落としました。全て手作業の手作りです。


カセットが聞けないという方ももちろんいらっしゃると思います。ご購入くださった方には、カセットには収録できなかったボーナストラック3曲を含めた全9曲をデジタル音源で、インターネット上(SOUNDCLOUD)で聞くことのできるURLを付録いたします。またご希望の方にはMP3ファイルでのコピー・サービスもいたします。


ジャケットは妻純子のおなじみの切り絵、娘なっちゃんとの合作のロゴと、家内制手工業感丸出しとなっております。レーベル名は、網を仕掛けて引っ張り上げるまでは何が獲れて(録れて)いるかわからない、地元鵠沼の思い入れ深い「地曳網」にひっかけましたが、「女子もバーに来てね」とか「若干バカ家族」とか「ジャパン・ボケ国家」とか”JBK”でボケてくださったら嬉しいです。


価格はひと昔前のLPプライス、2800円と強気に出ましたが、あくまで定価です。しかし巨匠・沢田穣治さんからも「演奏内容も音質もこれまたCDのうえを行くクオリティ」とのお墨付きをいただきました。ぜひお買い求めくださり、あれこれ文句を言ってください!次回作へつながると嬉しいです。目標は毎月1タイトル、出せるようになりたいです。


さて「JBK船出キャンペーン」といたしまして、”JBK”でボケてくださることをオヤジギャガーの皆さんに期待しております。優秀作品には何かプレゼントしたいと思います。ビールとか何かとか。


もろもろ、よろしくお願いします!JBK Records / Bar Cane's

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by barcanes | 2017-09-27 07:59 | お知らせ | Trackback | Comments(0)

夏休みも終わり

9/3(日)


イベントの入らなかった土日。明日から幼稚園の始まるなっちゃんに「おとうさん、夏休みどこにも連れて行ってくれなかったね」と言われた。確かに、カミさんはあちこち連れ回してくれたけど、私とは近所の公園にさえ暑くてほとんど行かなかった。何度かお店に来て(カミさんと)、何度か買い物に行って(家族で)、お父さんとの夏休みの思い出は何もない。家で何となく遊んだだけだった。言われて初めて気がついた。


そんな何でもない日々が幸せなんだよ、なんて娘に言ってみる。「でもおとうさん、UNOおしえてくれたよね。」7枚ずつ配るハンデを2枚ぐらいつけると、わりと同等に戦える。しかしやっぱり申し訳ない気がした。


先日ランドセルを買いに行った。もう半年もすると小学校だ。まだ早いんじゃない、と思っても、結局選んだ(明るい赤に刺繍の入った)ものは特に高級なわけではなくても受注生産で、届くのは春ギリギリだそうである、遅くなれば残り物しか無くなってしまうというわけである。と言っても買ってくれるのはばあばである。


小学生になれば6歳、自分の記憶でも親と遊んだのは小学校までだからあと6年。もう半分近く過ぎてしまったわけだ。早く大きくなって勝手に遊んでほしいけど、残された時間も少ないんだなあとも思う。


まわりの友達たちはもう補助輪なしで乗っている自転車。それそろ練習しなきゃね、って言っていたら、いつもの公園で会うおじさんが工具を持って来て、なっちゃんの自転車の補助輪を外してくれたそうだ。しばらく公園に行かない間に、夏前にはできていた逆上がりもできなくなってしまった。何ひとつ進歩も残せず、ダメな父親の夏も過ぎにけり。

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後日練習に行きました。小さいうちからストライダー(ペダルのない自転車のような乗り物)に乗り慣れている子は、比較的すぐに自転車にも乗れてしまうらしい。なっちゃんにはストライダーを買ってあげられなかった。でも我々の時代にはストライダーがなくても自転車に乗れるようになったのだから、きっと大丈夫なはず。なっちゃんの自転車には後ろに補助の把手が付いているので、それを支えてあげるだけでもだいぶいいはずだ。


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by barcanes | 2017-09-22 13:01 | 日記 | Trackback | Comments(0)

アンビエント

9/2(土)

久しぶりに見えたアニキが「最近どうよ」と言うので、8月中に作業したカセットテープをお聞かせする。ミックスを一からやり直したピアノトリオの音を何通りか聞いて、やり直した2回目より、やり直す前の1回目の方がいいと言う。アニキはそのライブの当日、ここに観に来ていたのでその日のイメージに近いと言うし、何と言ってもベースの音が違う。カッコ良く言えば「磨き過ぎ」てしまい、ボワっとした質感が失われているようにも感じる。

ライブの響きを再現することは不可能なのだからと、ピアノを前面に出し気味にして、嫌な響きを削り、メリハリをつけたつもりだったが、逆にラフな生っぽさが失われてしまったかもしれない。これは好みの問題かもしれないし、どちらもありかもしれない。実はずっと一緒に作業してきたカセット部員も「1回目も悪くないですよ」と言ってくれていたのだ。悩むところである。しかしもう一度やり直したくはない。奥の手はまだ残されているのだ。

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その後は沢田さんのバシェ音響彫刻やイーノ&ラノワの”Apollo”などを聞く。自身のバンドの他にアンビエント的なフリーの演奏活動もしているアニキとアンビエントのイベントでもやりたいねと盛り上がった。ダニエル・ラノワは手作りのスタジオにブライアン・イーノがやって来たことから道が拓けた。アンビエントが彼のその後の活躍の原点である。ラノワ好きの私としてはアンビエントにタッチしてみたいとずっと思ってきた。ようやくその機が熟してきたのかもしれない。

*********

そんな話をしていると、また何か小難しい話をしているな、とアニキが来店。最近ブログが難しくてよ、頑張って読んでるけど読みづらい。これはオレに店に来るなって言われてるみたいに感じる、とおっしゃる。これはマズイ。ブログがお客を減らしているようじゃ、書かない方がマシだ。確かに書いて得することなど何一つない。以前はお店の会話のネタにもなったりすることもあったが、最近はそういうこともなくなった。書いて怒られることもなくなったけど、喜ばれることもほぼない。

だけど不思議なことに日々のアクセスは今年のある時から倍ぐらいに増えた。多分気のせいで、ブログ本体のアクセス解析の方法が何らかのサービスをするようになったのかもしれない。しかしフェイスブックはほとんど限られた人にしか見られなくなっているようだから、その分やはりブログに戻ってきているのかもしれない。

不思議と過去の記事がよく引っかかっているようだ。何かの役に立っているのだろうか。断続的ではあるが10年以上ブログを続けているので、人のためにではないけれど何かしらの役にはたっているのかもしれない。

この日も遅くに、懐かしい顔が現れた。ゴメン!すぐに名前が出てこなかった。ちょっと待ってて。トイレに行ってる間に思い出した!約8年ぶりとのこと。(もっとかもね。)その後いつしか見えなくなった彼女は結婚して子供も二人。そう言えば何かのイベントのとき、ビール注ぎを手伝ってもらったことがあったね。変わらず若くて(酒が強くて)キレイだった。思えばあの頃はみんな若くて(酒が強くて)可愛い子ばかりだったな。

その後も久しぶりのアニキ。半年ぶりぐらいかな。溜まった報告をたくさんして、この日もよく喋ってしまった。うまく書けないのと同様、うまく喋ることもできないから、喋れば喋るほど空回りしてしまっているかもしれない。それでも過去の遺物でも役に立つこともあるのかもしれないから、長くやっていることは無駄ではないのだろう。

酒のガソリンでエンジンを空回しにふかすだけの私の仕事である。前には進まない。普段は低燃焼の低回転で、やはり前には進まない。何れにせよエコカーではないのでエンジン・ノイズは発せられる。前には進まなくとも、そのアンビエンスだけは少しずつ違ったものが日々生まれ続けてきたのだろう。

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今日上がってきたジャケットの切り絵。


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by barcanes | 2017-09-22 12:44 | 日記 | Trackback | Comments(0)

ミサイルにぞめく

8/29(火)


ミサイルが翔んだ。あなたは一人で生きられるのね(©️真知子)。北朝鮮のミサイルが「北海道上空」を飛んだ日。北朝鮮(中東もね)の軍事ネタが話題になると、近所のスーパーとかでたまに会うちょっと知り合いのBさんがテレビのワイドショーに出てくるのが楽しみだ。インテリジェンスが専門で、司会者やコメンテーターのアジりに負けずにいつも冷静な見解を示してらっしゃる。この日も「この人の言うことは当たるからね」と競馬の予想屋みたいな言われ方をしていて可笑しかった。


数多の情報や発言の中から精査して、これ以上は無しこれ以下は無しという間の話をしているわけであって、人は可能性のある現実を突きつけられると、それが妄想であろうと夢や理想像で返答しようとする。そうあるべきだと。アメリカは、北朝鮮は、中国はロシアは、こうするべき、こうされるべきだと。


戦争のない平和な世の中をイマジンするべきかもしれない。でももしかしたらむしろ逆で、今のこの国も戦時下なのではないかとイマジンするべきかもしれない。少なくとも朝鮮半島は休戦中の戦時下であったことを、自分はあまり考えてこなかったことに気づかされた。このミサイルによって。


つまりそれは朝鮮戦争があって、その前に占領下のマッカーサー時代があって、その前に軍国時代の日本があって、きっと明治時代ぐらいから連綿と続いているものが、何も解決も終わりもしていないということなのだろう。そういうことは戦後一区切りついたぐらいに育ったと思っている世代には分かりにくいことだったのだと思う。日米安保関係も朝鮮半島あってのこと、極端に言えば、戦犯逃れの政治体質と宣撫工作的な情報体制は何も変わっていないということだ。


だからインテリジェンス的に情報を精査してゆくことは、我々庶民レベルでも必要なことなのだと思う。だから国のあやふやな発表もマスコミの偏った情報も、ないよりはマシ。「こうあるべき」論を押し付け合って闘うのも同じ穴のなんとやら。「反省」を相手に強要するのは帝国日本軍人主義の常套手段だそうです。


*********


夜は今年から大和の「連」に入って本場の阿波踊りにも参加してきたという男子の話を聞いた。今年はこの店でも数人から阿波踊りの話を聞いた。やはり民謡や音頭と共に日本の伝統文化的なものが盛り上がっているのかもしれない。動画を見せてもらいながら、男踊りに女踊り、いろいろなフォーメーションがあって役割があって、その中の格好良さとはどういうものかを教えてもらう。


ついでに彼が気に入っている最近のポップスなどをYoutubeで教えてもらったりする。こちらは(音質的な問題もあり)なかなかその良さが分からなかったりする。個人的にすごくいいと思えるものはなかなかあるものではないが、人がいいというものの良さは分かりたい。


好みと情報とは一緒くたにしてはならないとは思うが、好みも情報となり、情報もまた好みに応じてしまう。そして人間は、好みでもなければ生きていくのは辛い。好きもあれば嫌いもあるが、好き嫌いを操作されることは避けたい。だからと言って操作することも避けようとすると店の宣伝ができなくなってしまうから、こうなる。


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by barcanes | 2017-09-22 12:34 | 日記 | Trackback | Comments(0)

2週連続カバー特集の金曜日

9/1(金)、8(金)


8月には一度も開催のなかった金曜日のカウンターDJシリーズ。9月は2週連続でカバー特集でした。9/1は通算34回目の”Free Friday”、潤くんの「Doug Sahm金曜日」。1988年の名盤「”Juke Box Music”を聴く」というテーマで、50〜60年代のローカル・ヒット曲をカバーした収録曲(一曲のみダグ・ザームのオリジナル)とそれぞれの原曲や関連曲をアルバム(アナログ11曲、CDでは4曲プラスして15曲)収録順に聞いていった。

このアルバムとその続編とも言える1994年の”The Last Real Texas Blues Band”は以前から私にとって特に愛聴盤であったのだが、後に知り合い一緒にバンドをやったりすることになるアニキたちもみんなこれら2枚を愛聴していたことは、奇遇というよりもむしろ必然であったかもしれない。リアルタイム・ソウルを経験していない我々世代にとってのその入り口の一つは、リアルタイムに聞いたカバー・バージョンである。どんな曲がどんなアーティストによってどのようにカバーされてきたかは千差万別、優劣の判断や好みは分かれて当然である。しかし、原曲への愛とそれをカバーするに際する工夫やクオリティとの両面において、この我々にとってリアルタイムな年代に出されたカバー・アルバムは傑出しているからである。

細かいこと言えば個人的には94年作品がリアルタイムで、88年作は中古CDでの後聞きである。そして今回、持ってなかったレコードを潤くんからプレゼントしてもらった。彼はもちろんそのアルバムだけでなく、原曲のシングル盤たちをもコツコツと集めてきたわけである。彼の考える3大カバー・アルバムはこれの他、Dr. John "Gumbo"とThe Band "Moondog Matinee"ということになるのだが、共に70年代の作品であるこの2作より、回顧の振れ幅がより近いということになるだろう。だから彼のこのアルバムに対する愛は、我々にも通じるものがあったわけである。それでもそこからさらに約30年経つわけだが。

さてカバーを聞いていく楽しみとしては、原曲に比較的忠実な場合は原曲に軍配を上げざるを得ないし、工夫を加えた場合も原曲の魅力を超えられないことが多い。それでは原曲を超えるカバーとはどういうものか、ということになる。原曲が有名なヒット曲であれば、どうしても原曲のイメージが先行するが、ダグの選曲はマイナー・ヒットばかりなので、我々としてはカバー・バージョンのイメージが強くなってしまう。なのでA面とB面では先攻後攻を入れ替え、A面は原曲先攻、B面はカバーを先行としてみた。

リズムやアレンジの組み合わせなどのアイデア、機材的な技術面など、どう考えたって後出しジャンケンの方が勝ちそうなのにそうでもないところが音楽の面白いところである。仮にボーカルの魅力はそれぞれ同等であるとしよう。とすれば、原曲に含まれているけど花としては開かなかった蕾のような要素、あるいは表面上にも出なかった根っこのような要素を捉えて、あるいは感じ取り、そういった可能性がどんな芽を出し葉を広げ花を咲かせたか、といったことを形にして表現できたかどうか、ということになるのではないだろうか。

つまり逆に言えば一般的なカバーとは、原曲の咲かせた花を見て似たような花を咲かせているに過ぎない。ボーカリストの花であったりソロイストの花で、その花を置き換えているに過ぎないのである。しかしナイスカバー!と唸るようなものはそういうことではない。原曲が咲かせた花を折ってでも違う蕾を開かせてもよいかもしれないが、ダグ・ザームはそこまでの乱暴をせずとも、しっかりと原曲の野生な素朴さを残しつつ、全体の枝ぶりを整え、時には既にカバーされたものにも注目しつつ、大胆な接木を施す。言うなれば古木を現代に生き返らせる植木職人である。

切り花を花束にしてデコレーションしたようなカバーを喜ぶ人もいるかもしれないが、そういうものにつまらなさを感じる者は、まだ道端の野花を見る方がよっぽどマシかもしれない。歌はカラオケでも鼻歌でも生き延びるのかもしれませんがね、やっぱり忘れられていくであろう良い曲は、レコードが残されていると言えども、生き返らせてくれるようなカバーは必要ですね。そしてそれらをかけてくれるDJも。

この日はプログラムが早めに終わり、その後もダグ・ザーム関連で延長戦。私は酔っ払ってなんかいろいろ変なこと喋りすぎた気がする。

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*********

Xクラスの太陽フレアの電磁波がビリビリ感じられるような気がするのは気のせいかもしれない翌週9/8の金曜日は、「ゲンキン!誰のカバーやねん?」ということでGenさんのカバー特集。有名曲のカバーなら原曲を聞くより、いろいろなカバーの聞き比べなど。こちらは外来種が野生化してしまったような逞しい珍カバーや、街の片隅に忘れられた野草のような珍カバー、聞いたことのないものがたくさんあって面白かった。

カバーには自分たちのルーツを明言するようなものと、自分たちのスタイルに引き寄せてしまうようなものがあり、何れにせよそこから愛や敬意が伝わってくるというのが、カバーもののいいところ。まだまだカバーもの特集はネタがありそうですね。各ジャンルのカバーもの、ジャンルを超えたカバーものなど、レコードを聞く楽しみは無限だと思います。そんな気軽なレコード企画はぜひ金曜日のカウンターDJシリーズにお寄せください!

この日の最後はバスター・ポインデクスター(デヴィッド・ヨハンセン)による“Bad boy”。ジャンルを超えて幅広いレコード・ハンティングをしているGenさんならでは、前週のダグ・ザーム特集に合わせてくれてのナイス締めでした。

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by barcanes | 2017-09-15 14:41 | 日記 | Trackback | Comments(0)

8月最後の2デイズ:みやしたじろっく→よみきかせのみきかせ→Funk研究会ファンク・ベーシスト特集

8/26(土)27(日)


山盛りだった8月のイベントも、この土日3つのイベントでおしまい。土曜日は「みやしたじろっく」。「たじろっく」と名のつくものをこのお店で最初にやったのは2009年の5月。その時の出演は「々(おどじり)」〈宮下広輔、田尻有太、横山祐介〉、「遊鳥」〈田尻有太、宮武理恵、まえかわともこ〉、「まばら」〈岡崎恵美、トオイダイスケ)、それから「citta」〈秋元勇気〉でした。その時の紹介文にはこんなことが書いてある。

「当店でも何度かライブをやってくれて、店主も大ファンのまえかわちゃんと、店主の高校の〈だいぶ下の〉後輩らしい田尻君が、仲間を集めて素敵なイベントを企画してくれました。当店のライブはいつも年上のアニキたちのバンドばかりなので、こうして若い人たちに集まってもらえるのは嬉しいですし、大変楽しみにしてます!」

その頃から変わったところ、そして変わってないところとは何だろうか。そんなことを感じたりする機会だったのでしょうね、結果的には。

その後開催がまばらな時期もありましたが、近年は2年連続で2月の開店記念にやってもらって、一年に一回ではもったいないから今年は夏にも開催となった。バースデーにかこつけて。前日になってまえかわさんが事情により来られなくなり、そのぶん田尻と宮下のバースデー・コンビが頑張ってくれました。一人でやったり二人でやったり、リエちゃんユカコちゃんを交えたりと。

一方でエミちゃんは潔く、一人で弾き語りのみ。せっかくだからみんなとコラボしてほしいような気もしたのだけど、いつもやってる通常の、今の姿を見せてくれたんだなあと思った。見に来てたなっちゃんも、何が一番良かった?と聞いたら「エミちゃん!」と言ってた。まあ聞き慣れてますしね。こちらは聞きながらライブ・ドローイングしてた絵。
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結果的にはまえかわさんの不在を感じてしまいましたが、田尻がソロピアノや歌モノのエモさでそれをカバーしてくれたかな。「エモい」っていうのは、エモーショナルなんだけど必ずしも肉体派だったり体育会系だったり男らしいっていうのではなくて、ちょっとしたキモい」感じがエモーショナルの新たなベクトルを示す萌芽となっているようなものだと思うのですが、田尻も宮下も最初からエモかった。そう言えばそれはそうだった。それが彼らが最初にうちに来た頃に感じた、自分にとって新しかったことのひとつだったと思うし、その後花開いてゆく彼らのオリジナリティにつながっているんだと思う。

それから今回はP.A.&録音を「太陽ぬ荘スタジオ」社長相澤くんに丸投げ。自分は半日みんなと一緒に過ごせて、のんびり演奏を聞けて、嬉しかった。

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日曜日はイベントがダブルヘッダー。昼過ぎから準備してフロアにマットを広げ「よみきかせのみきかせ」。隔月開催で21回目。2歳だったなっちゃんももう5歳半です。今回はテーマが設けられて、夏休みということで「絵日記スペシャル」。なっちゃんにも事前に新潟の思い出を一枚の絵に描いてもらったのだけど、「恥ずかしいからお父さん読んでー」と言うので、共作ということにして二人で一緒に発表しました。ますいさんの絵日記は、ちょっと大人向けなオリジナル絵本のレベルで、とっても面白かった。

今回は大人も子供もたくさん参加してくださって、とても賑やか。盛り上がりました。妻子が来てくれた社長一家は昨夜と合わせて全員参加!ありがたいです。

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夜はセッティングも切り替わって、カウンターDJとプロジェクターの準備もして「Funk研究会」。5回目のテーマは「ファンク・ベーシスト特集」。忘れ物に気付いたファン研部長は快足を飛ばして汗も流さず往復20分で戻って来ました。さすが。こちらも意外に来客あり、思いがけずやや緊張気味の部長は念入りに用意して来た入魂の選曲を急遽変更しつつ、映像を交えたりして楽しませる工夫をしてくれました。

今回の主人公はラリー・グラハムということで、教則DVDの映像も登場。下品な音色のエフェクターを踏み踏みしながらジャムってるだけで何の参考にもならないのがやはり一流の証。(翌日、足でクラーベのリズムを踏むバカテク・ラテンドラムのオラシオ・エルナンデスの教則VHSを久しぶりに見てみましたが、やはり何の参考にもなりません。次は教則ビデオ特集か!)

チョッパー・ベースから始まったレコードが、次第にそこから離れて普通の指弾きに収束して行くあたりがファン研部長ならでは。「昨日のエミちゃんのトライアングルの入れ方がグルーヴィーで良かったね」と、グラハム師が教則ビデオで言っていたベースとバスドラムとの絡みを思わせる感想で二日間をまとめてくださって、部長は去って行ったのでした。

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by barcanes | 2017-09-12 03:24 | 日記 | Trackback | Comments(0)

「斉藤ネヲンサイン」2デイズ

8/15(火)、16(水)


2年ほど前に8トラックのデジタルMTRを手に入れ、当店のライブのP.A.をするついでの片手間にライブの録音を始めた。今のところ、その成果は一つとして作品としての形を成してはいないが(Youtubeにいくつかラフなミックスを上げた程度)、ライブに来られなかった人にお聞かせしたり、当店のBGMとしての楽しみとなってきて、その録音のクオリティも低予算の機材の寄せ集めながら、少しずつ上がってきたと自負している。

そんな話を聞いてか、興味を持ってくれたミュージシャンが出てきてくれた。「斉藤ネヲンサイン」こと斉藤君である。歌謡曲や和モノのレコードをかける当店定例のイベント「藤沢歌謡会」にはDJとして来てくれたこともあるし、ライブも一度やってもらったことがある。

以前にスタジオ録音によるCDを作ったことがあるが、音色に満足がいかなかったらしい。そこで、ライブを一発録りしたような、いわゆるマイクが被りまくっているようなゴチャゴチャした雰囲気で録音をしたいと言う。私としては初めてのレコーディングという案件である。希望通りのサウンドが録れるかどうか自信はないが、それでもやってみたいと言ってくれる。

うまくいくかどうか分からないが、とりあえずやってみようじゃないか。そんなことで、前夜にセッティングとリハーサルがてらのライブ、そして翌日は昼から5曲の録音というスケジュールを組むことになった。

一日目、予定の入り時間より前に3人組が現れる。撮影部隊だと言う。簡単な動画撮影をしたいとは聞いていたが、思っていたよりも遥かに重装備のチームで、のんびりやりながらセッティングしようと思っていた私は意表を突かれた。カメラは大小7台ぐらいあって、三脚やらスネーク・ケーブルやら(翌日にはクレーンまで!)撮影機材とバンドの楽器などで店内フロアは足の踏み場もないほどに埋まった。

バンドはドラム、ベース、ギター、オルガン、サックス、そして斉藤くんのボーカルと6人編成。ヤマハのP.A.スピーカー4115片方をオルガン用に使うことにして、もう片方をボーカルのモニター用とするなど、初の試みもしてみた。リハが終わってようやく気持ちも少し落ち着いた。

この春に藤沢を旅立って行ったカズマックス先生も、今夜のDJとして3ヶ月ぶりの帰店。来客は多くはなかったが、メンバーとスタッフと撮影機材などで店内はいっぱいだ。撮影の照明が斉藤くんとバンドを照らして、キャバレーでの演奏のような不思議な雰囲気もあって面白かった。翌日録音する5曲を中心に、各メンバーのモノマネや余興など挟んで短めのライブだった。メンバーはホテル泊でよく飲んでくれて、まさに合宿の盛り上がりである。

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翌日は1時入り。昨夜のままのセッティングでやろうと思っていたが、音の被りを避けようと間合いを取って、結局輪になった。それはそれで音が回ってしまい(特にギターアンプのリバーブの音)、良かったどうか分からない。よりベターな配置もあり得たかもしれない。各曲だいたい3テイクずつ演奏して、どれも最後のテイクでオッケーとした。アレンジもしっかりできていてリハーサルやライブも重ねており、各メンバーとも身体に入っているという感じ。みんな上手だなと感じた。差し替えの「パンチイン」はサックスとギターのソロ1箇所ずつ、それもたった一回で決めた。私も初めてのパンチイン操作だったが、全く違和感なしの出来。4時間ほどで5曲、バンドの音録り終了。

一度片付けて、サックス以外のメンバー5名でコーラスをオーバーダブ。一人で2声、2マイクで4人、そして3本マイクで5人のわわわわ〜コーラスなど、各ポイントの音程やハーモニーを確認しながら、何度かずつ繰り返していく。ヘッドホンなど使わず、先ほど録音したバンドの音をスピーカーから流しながらの録音だ。私もキュー出しからハーモニーのチェックなど、機材を操作しつつ共に参加している気分で高揚してきて、8時過ぎに全ての録音が済むとなんとも言えぬ達成感を感じることができた。こんな気持ちは初めてだ。

ローテクながらシンプルかつ共時性、そして共空間性が保たれる。SP時代(1950年代まで)のレコーディング方法に近いのではないか。見たことないけど。みんなで乾杯しながら、今日の成果をラフにミックスしつつ聞き直す。みんな満足してくれて嬉しかった。

もちろん、いわゆるポップスの音にはならない。その後でブルーコメッツとかGS歌謡とか、彼らの音楽に近いようなものを聞いてみると、ドラムはとても小さいし、歌は大きくてしっかりと前に出ている。歌の録り音には限界があると思う。できたらボーカルぐらいは良いマイクで録ってみたい気もする。でも、ダイナミック・マイクだけでレコーディングする、っていうのも確かに斉藤くんの持っているテーマの一つだったから、そこにも良さがあるはずなのだろう。

私が漠然と持っている完成像と、アーティスト本人が持っているイメージは違うだろう。特に自分よりも若い世代の場合、例えば自分が何かに比べて劣っていると思われる部分にも、むしろ何らかの良さを感じて、私などには気づかなかったような面白さを提示してくれるかもしれない。連綿と人が歳をとり続け、自分と違う人間と同じ時代を生きるということに希望があるとすれば、そういうことなんじゃないだろうか。

今回の私の仕事は録音までで、ミックス以降の作業は他の方がやるそうなので、これで良かったのか心配も半分、出来上がりの楽しみも半分。思い切っていじくってほしいと思う。音をどれだけいじくってもおそらく残るであろう、共時性や共空間性というものを録り落とすことが、今回の私に与えられたミッションであっただろうから。

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雨降る水曜の深夜、今日もよく飲んでくれた斉藤くんたちに録音データを渡し、もう今日は満足だし誰も来店しそうな気配もないのでたまには早じまい。小雨に濡れてたまには南口へ。

一人で飲みに出るのも一年ぶり。久しぶりに以前よく来ていたバーに行った。もうすぐ22年になるそうで(95年夏の開店)、数えてみたら私が初めて来たのは19年ほど前になるでしょうか。基本的にカウンターの感じは何も変わってませんが、よく見たらちょいちょい変わってる。多分3、4年来てなかったと思う。

美味いモルト原酒(ボウモア20年)を飲み、隣のお客さんにパクチー味のポテトチップスをおすそ分けしていただいてしまったのでビール。でも、最後のカスクウィスキー(ストラスアイラ10年)のひとくちは残しておいた。ちびちびsipする美味さを思い出し、残り香の余韻を感じながら帰った夜だった。
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昭和のムード歌謡スタイルのニュータイプ。


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クールファイブ・マナーでわわわわ〜コーラスを指揮する斉藤くん。

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持てる機材総動員。

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「ベルーガ」は南口「ケインズタワー」地下にあります。


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by barcanes | 2017-09-08 16:13 | 日記 | Trackback | Comments(0)

Voicesルイジアナ夏祭り&しんぺーのPageant

8/19(土)20(日)



土曜日のVoicesはいつもの3クルーとゲストのGenさん阿仁敬堂さん、合わせて5名のDJに加えて、昨年の8月にも来てくださったZydeco Kicksと、やはり2度目の登場のLos Royal Flamesというルイジアナあたりの音楽を演奏する2グループが合わせて出演。さらに合体企画のLos Super 8(サックスのギンさんも参加して9人編成!)という大編成バンドもあって、その後のレコードがハウリングしているように聞こえてしまうぐらいの大音量ライブだった。夏といえばお祭り。祭りといえばお祭り騒ぎ。


私もリハ中にこっそりひっそり、パワーアンプを壊れてもいいものに替えておいた。が、音量はP.A.側ではなく、金物や太鼓に鳴り物、ギターアンプにベースアンプといったものなので制御不可能。音色だのリバーブだのといった細かなことはカンケーなし。だってお祭りだもの。好きにやってください!途中から開き直ることにした。フロアも踊る踊る。大盛り上がりの大盛況でありがとうございました。でも私はやっぱりお祭りは苦手みたい。


お祭りの音楽は好きなんだけど、ザディコもスワンプポップも古いソウルも好きなはずなんだけど、やっぱり自分は録音され切り取られた、切り離されたようなものが好きなだけなのだろうか。現場の熱狂の只中にいて、自分の力では制御のしようのない状況に身を置くことに耐えられなくなってしまう。ある種の精神疾患なんだろう。あ、それってパニック障害みたいなものか。そういうことで許してもらうしかないな。


自分がそこに関われるかどうか、あるいは人に任せてしまって信じられるか。人を信じてしまうというのも一つの関わり方かもしれない。受け身で音楽を聞くということも、信じてしまっているからかもしれないし、逆に耳を傾けようとするのは信じていないからこそかもしれない。信じていないからこそ関わろうとするが、関われないものも信じられないわけだから、どちらにしても人間不信に陥る。人間不信の人間は結局、音楽しか信じられなくなってしまうのだろうか。


そんな人間にとって、音楽を粗末に扱われると救いがなくなるように感じられてしまう。しかし元来、音楽とはノイズの中の一形態であり、特殊な形の騒音でしかないのだから、水や空気のように当たり前のような存在であって、粗末も何もないのかもしれない。少し以前までの水や空気のように。


同時に音楽には破壊的な要素もあるわけで、ロックだのパンクだのフリージャズだの、何らかの破壊性がサウンドの面にも現れることは、おとなしく型にはまったものよりもむしろ健全であるとも言える。ただスケールの問題であると言ってしまうのが簡単だ。野外の広々とした空間で存分に音を解放することのできるバンドの音を、壁でさえぎることには問題が生じる、ということに過ぎないのかもしれない。音量音質の基本的な問題でしたね、それは。後になってから自分も、"Play Loud!"の文字が誇らしげに書かれているZydeco KicksのTシャツを着ていることに気づいた。


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2度目のガンボ・スープを作ってみましたが、アメリカ南部料理の料理人の方がいらしていて、恥ずかしくなってしまいました。


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翌日曜日は、しんぺーちゃん久しぶりのライブ。この店で歌うのは一年半ぶりとのこと。二十歳前からこの店に来てくれていた彼に、そろそろ定期的なイベントをやってみてほしいということと、日本全国を旅して回ってきて知り合った各地のシンガー達を藤沢に呼ぶ機会にしてくれてもいいなっていう思惑で投げかけてみた。


この定期開催を目論んだイベントのタイトルを決めるに、なんとなくしんぺーの「ぺー」に絡めて「ページェント」って思いついたんだけど、思いつきにしてはなかなかの意味を兼ね備えておる。


pageant『〔大仕掛けな〕歴史ショー、時代劇。地域の歴史や伝統を題材にしたもので演劇や山車を連ねたパレードの形を取ることが多い。〔壮麗な〕行列、行進。〔多くの参加者が登場する〕ショー、公演。誇示、見せびらかし』


うん。これも祭りだ。しんぺー祭り。そんな栄えある第一回のゲストは三重県出身の岡秀年くん。まさにお祭り男である。自らの顔と名前を幟にして背負い、自分が大好きで目立ちたいという半分芸人のようなオモロイ男である。残りの半分は長渕剛と竹原ピストルとあと何か混ぜて割って熱いところを出してみたんだけど、やっぱり笑いを取らなきゃと思い余ってライブ中に実家の母ちゃんに電話しちゃうような、なんか憎めないヤツである。


それに比べるとしんぺーちゃんがなんだかおとなしくも落ち着いたように聞こえてくるから不思議である。いや、大人になったのかもしれない。だってもう29歳ですもの。しんぺーのアルバム制作を手伝ったたじりんPも鍵盤ハーモニカやピアノで参加して、お客さんもたくさん来てくださって、和やかで楽しい夜になりました。


しんぺーちゃんには世代の違いだけではなく、はっきり言って良いか悪いか全然理解できないんだけど良いのかもしれないっていう、自分の分からない領域を教えてもらっているし、彼もそれでいいし、自分もそれでやっぱりよく分かんなくてそれでいいんだと思っている。今後もよく分かんないヤツらを呼んで、よく分からんページェントを続けてほしい。よく分かんないうちに何かがちょっとずつ変わっていき、良くなったり悪くなったりして成長したりダメになったりしていくのもまた人生なんだろうと思うからである。


同じ人生なら、よく分からんことがあったほうが面白いし、いろんなことが相対化できるのだと思う。純粋で絶対的なものを称揚してできあがる日本的な「空気」が排除しようとするのが「対象を相対化する者」(©︎山本七平)であるなら、我々はやはりくよくよしながらも絶対的なものに支配も拘束もされず、また他人をも支配拘束しないでいたい。それもダメ男的なささやかな抵抗なのかもしれない。


お祭りには、そんな日本的「空気」の嫌な部分も感じられてしまうわけだけど、ダメ男的な自由を感じられるお祭りの楽しみ方もあるはずなんだろうと思う。


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by barcanes | 2017-09-05 07:00 | 日記 | Trackback | Comments(0)