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【お知らせ】8月のイベント予定です

2017年8月のイベント予定です。7月もたくさんのイベント、企画してくださった方も参加してくださった皆さんも、ありがとうございました。濃厚なイベントが続き、毎週毎週があっという間に過ぎていきます。その濃厚さに参加人数は関係ありません。むしろ少ない時の方が濃厚で、たくさん集まっていただいた時には、たくさん働かせていただいたほどよい疲労感と達成感があります。


すっかりイベント頼みの経営となっておりますが、現実に合わせてスタイルを変えつつも何とか生き抜いていかなければと思っております。8月もそれ以降もまだまだ空いてる日があります。ぜひ面白いイベント、企画をお寄せください!



8/4(金) 「カオリーニョ藤原トリオ」

open 19:00 / start 20:00

チャージ : 自由料金制(投げ銭)

【出演】カオリーニョ藤原(うた・ギター)

皆川和義(ハープ) 西川まさひさ(ベース)


 昨年末の「女勝りバンド」が急病によりキャンセルになってしまった大阪の大御所カオリーニョさん、復活して約一年ぶりにまたCane'sにいらっしゃいます!

 カオリーニョさんの他は初めてのご来店で、演歌ボサノバ、昭和歌謡、ブルース〜ジャズなど幅広くやるそうですが、カオリーニョさんの告知には、『女勝りバンド』(萩之茶屋まり子、赤羽翔子、幸うす女)と書いてあります。昨年末の再来なのか?よく分かりませんが、いろいろ不安で楽しみです!



8/6(日) Cane's田火田共催

 「地曳網2017」

 朝9時現地集合(網の引き上げは11時の予定です)

【場所】鵠沼海岸 堀川網

 (駐車スペースが多少ありますが早いもん勝ちです)

【参加費】 

大人4000円

前払3500円(各店舗にて事前にお支払いいただける方)

小人 無料(子連れ大歓迎です)


 飲み物食べ物、持ち込み歓迎。モヒート他ドリンク類は別途、適値にて販売いたします。今年も、今年こそ「獲れた魚は全て食べ尽くす」という目標を果たすべく、包丁人が魚を捌きまくります。BBQの炭火鉄板は用意しますので、焼きたいものがある方はぜひご持参ください。

 ご家族友人子供たち、職場の仲間に気になる異性同性などお誘い合わせの上、奮ってご参加ください!



8/10(木) ”SOUL KINGFISHER Vol.7”

Open 19:00 / Start 19:30 Entry 500yen

【Special Guest DJ】Naoki Ikeya 

【DJs】Gustav AKA, Yamada (Yokohama Hot Vinyl)


 バー・ケインズへノーザンソウル・パーティー「SOUL KINGFISHER」が戻ってまいります。今回はファナティックなレコードコレクターであるいつもの二人に加えてゲストDJとしてNaoki Ikeyaさんをお迎えしたメンバーです。いつもよりR&B多めの雰囲気になる予感がしています。

 いつものようにタルカム・パウダーは禁止ですが、アクロバットなダンス可能の板張りフロアと、メンバーが買いためたレコードで皆さんをお迎えいたします。

 祝前日の夜ですから翌日の仕事を忘れて皆さんと一緒に楽しませていただきます。

 藤沢の鳥であるカワセミ(kingfisher)のタイトルキャラクター”Mr. Kingfisher”くん(オリジナルデザインは漫画家の葛西映子さん)、毎回配布している無料の記念エンブレムとして今回も待機中です。

 Keep the faith, Keep on burning!

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8/11(金祝) 「藤沢歌謡会 vol.24 ”夏のおどり”」

Open 19:00 / Start 19:30 No Charge

【DJ】及川譲二、カズマックス

【ゲストDJ】珍盤亭達磨、珍盤亭MOCHO、天敵

【司会】ダメ男(a.k.a.阿仁敬堂)


ダメ男こと浅見さんが主宰となって2回目。久しぶりにKZMXさんが帰って来ます!珍盤亭ご一門の方々などゲストは初Cane'sの方ばかり。あなおそろしや!

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8/12(土) 「キラ金スピンオフ!」

Open 19:00 / Start 19:30 

No Charge

【DJ】フウコ, NAKAO, SAQURA & makizoo


 金曜日のカウンターDJ企画「キラキラ金曜日」が何度目かのスピンオフ!いつも通りキラキラした内容でお届け致します。前半は80'sに特化し、後半はDJ其々のキラキラ・ソングをお楽しみください‼️



8/13(日) ”Irish Session #35”

5pm- No Charge


 2014年秋から毎月続けている自由参加のセッションです。主宰はフィドラー椎野さん。終了時間は特に決めておりませんが、だいたい8時から9時ごろまでやっております。参加してくださる皆様をお待ちしています。

 生音をBGMに飲むのもなかなか気分の良いものです。演奏者以外の方もぜひどうぞ。

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8/14(月) 「Funk研究会 #4 ジャケ買いFunk!」

9pm- No Charge

【ファン研部長】久保田"Sir Nose"耕


 サー・ノウズの新兵器、アルツハイマー・ガンで全ての記憶を消されたファン研部長。感性だけでグッドファンキーミュージックに辿り着けるのか!

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8/15(火) 「斉藤ネヲンサインLIVE クラブ・ニュー藤沢」

8pm- Charge:自由料金制(投げ銭)

【出演】ピロ斉藤、エノッキー、上岡憲外、クッキー、モエ伊藤


 「藤沢歌謡会」ではDJとして来てくれたこともあるピロ斉藤くんのユニット「斉藤ネヲンサイン」。昭和40年代の高度成長期の歌謡曲を現代に。夜・酒・恋のムーディーな世界観をコンセプトにオリジナルのニュー歌謡で活動中。


斉藤ネヲンサインHP

https://neonsign.jimdo.com



8/19(土) ”Voices Inside vol.114” 

~Louisiana Saturday Night~

 Zydeco Kicks & Los Royal Flames Live!!

7pm- Charge:愛の自由料金制(投げ銭)

【Disc Jockey】二見潤、大野正雄、関根雅春

【Guest DJ】阿仁敬堂(a.k.a.ダメ男)、Gen(Three Amigos)

【Live Guest】Zydeco Kicks, Los Royal Flames & Los Super 8


 去年8月の”Voices”でザディコのパワーを見せつけてくれた「ザディコ・キックス」の熱狂を再び!今年はさらに(やはり昨年5月に”Voices”に来てくれた)スワンプ・ポップ・デュオ「ロス・ロイヤル・フレイムズ」もお招きして、ルイジアナ・サタデー・ナイトで熱い一夜を。更にこの両バンドの合同ユニット”Los Super 8”のステージも!

 そして、ゲストDJには去年に引き続きハマのGENさんと藤沢の誇るミュージック・マスター、阿仁敬堂さんをお招きします!最高の一夜になる事、間違いなしです!

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8/20(日) 「しんぺージェント Vol.1」

Open 18:30 / Start 19:00

Charge:自由料金制(投げ銭)

【出演】近田心平、岡秀年


 成人前からCane'sに飲みに来てるしんぺーちゃんが全国行脚の末ようやく打ち出してくれた初のシリーズ企画。第一回のゲストは三重のSSW岡秀年。どんな方なんでしょうか。楽しみです。そして続編はあるのか!

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8/26(土) たじろっくプレゼンツ

「みやしたじろっく! だって2人のバースデー!!」

Open 18:00 / Start 19:00

Charge:2000円

【出演】宮下広輔、前川朋子、岡崎恵美、宮武理恵、石井裕佳子、田尻有太

【DJ】makizoo


 久しぶりに夏にやります。その名も「みやしたじろっく!だって2人のバースデー!!」8/25生まれの宮下、8/31生まれの田尻、間をとって8/26にまとめてやってしまいます。夏休みの宿題はさっさと済ませて、みなさんぜひお越しくださいませ!見るからに夏男の2人が、愉快な仲間とともにお待ちしております!

 豪華メンバーそれぞれの所属経歴はあえて書きませんが、たじろっくはCane'sオールスター・バンドだと思っております。みんなと出会ってもうすぐ10年。それぞれ様々の経験を積んだ成長っぷりが半端ありません。この夏のハイライトになると思います。ぜひお見逃しなく!



8/27(日) 「よみきかせのみきかせ vol.21」

15:30より(17:30ごろまで)

チャージ無料(投げ銭)

【出演】ますいあらた、てづかのぶえ、ほか


 隔月の日曜夕方から開催している、絵本とうたと子連れ飲み企画。お子様の飲食持ち込みは自由です。ますいさんから絵日記の宿題出てますよ~

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8/27(日)「Funk研究会#5 ファンク・ベーシスト特集」

8pm- No Charge

【ファン研部長】久保田"Little Hand"耕


 この日はダブルヘッダー!夕方の「よみきかせ」の後は「ファン研」です!ラリー・グラハムの手の大きさにチョッパーを諦めたファン研部長が、Funkベースを模索していきます。

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9/1(金)Free Friday

二見潤の「Doug Sahm金曜日 "Juke Box Music"を聞く」

9pm- No Charge

【カウンターDJ】二見潤(Voices Inside)


 名カバー・アルバムとして名高いDoug Sahmの"JUKE BOX MUSIC"のオリジナルとの聴き比べ、その他ダグのカバーした曲など。ダグのルーツに軽く踏み込んでいきたいと思います!


<その後の予定>


9/8(金)Free Friday「Gen金」


9/16(土)Voices Inside#115


9/17(日)岡本修道(vo,g)、沢田穣治(b)、沼直也(dr)


9/23(土)After h'Our Rock #9


9/24(日)アイリッシュ・セッション#36


9/25(月)松原里佳(p,vo)&沢田穣治(b)


9/29(金)Next To Silence Trio

 【出演】田尻有太(p)、沢田穣治(b)、沼直也(dr)


10/7(土)藤沢歌謡会#25


10/8(日)よみきかせのみきかせ#22


10/9(月)キャットニャンダフルフォーク部竹田信吾DUO 


10/11(水)「かわECM番外編」沢田穣治「毒」ナイト


10/12(木)カツヲスペシャル!

 【出演】まえかわとも子(vo)、沢田穣治(b)、沼直也(dr)、和田充弘(tb)、馬場孝喜(g)、田尻有太(p)


10/14(土)Frank Zappaナイト「つらい浮世」第3夜ー




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by barcanes | 2017-08-31 23:33 | イベント | Trackback | Comments(0)

「空気」の研究、2デイズ

8/17(木)18(金)

先週14時間かかってイコライズ&ミックスした、あるピアノトリオのCane'sでのライブ録音。その日の時点ではようやくここまで来た!という達成感で満足したのだが、カセットテープに落としたり何度も聞き直しているうちに低音の少々耳障りな帯域がうるさく感じてきてしまった。それでも完璧になんてできっこないのだから、定休日のこの日は午後をまるごとテープ落としに当てようと店に来たのだが、やはりダメだ。ここで妥協するのは良くない。早々にやり直しを決断。明日は一日それをやる。一からやり直しだ。

観たかった音楽ドキュメンタリー映画、「Take me to the river 約束の地、メンフィス」がちょうど横浜のレイトショーでやっているのを知ったので、暗くなってから出かけた。関内の駅から歓声の聞こえるスタジアムの逆側に遠回りしてしまって、外国の話し声が聞こえる暗い裏通りを少々迷いながら歩いた。伊勢佐木長者町の「シネマリン」にようやく行き当たり、階段を降りてドアを開けると、さながら街外れのゲストハウスにたどり着いたようなホッとした気持ちになった。大して歩いたわけではないのだけど、ちょっとした外国旅行者の気分になれた。

ちょうど映画が上映されているジミー・ツトム・ミリキタニの猫や原爆の絵が展示されている小さなロビーで汗を乾かす時間があって、300円ほどのレイトショー割引がせっかくなので缶ビールを一本。客席真ん中あたりに腰を下ろして、ページを開く。行きの電車で読み始めた本は「『空気』の研究」。ミックスとリバーブの空気感をどう考えるか、という真っ只中のテーマに関する参考書、ではなく「日本教」やいわゆる日本人論で名高い、在野の著作家にして書店主である山本七平の代表作の一つである。

夏には毎年、一冊ぐらい戦争関連の本でも読みたい気分になる。今年はNHKの戦争関連のドキュメンタリーを何本か見たが、映像の強烈さの他にはどうしてもメディアなりのフィルターがかかっているように感じられてしまう。そのフィルターもやはり「空気」なのだろう。戦争に向かってゆく「空気」、豊洲市場の移転と無責任工事にまつわる「空気」(この件ではユリコちゃんが山本七平の「空気」に言及したそうである)、カゴイケ&カケ問題などで顕著になった政官民入り混じっての隠蔽と口裏合わせの「空気」。カンボー長官の記憶や言及が失われるのも、日本人は今も昔(明治維新あたりから)も何も変わらず「空気」に支配拘束されるからなのである。

昭和51年ごろに書かれたこの本は見事に今のご時世も予言しているが、その「空気」の拘束からいかに脱却するかという示唆も忘れてはいない。「人は、何かを把握したとき、今まで自己を拘束していたものを逆に自分で拘束し得て、すでに別の位置へと一歩進んでいるのである。人が「空気」を本当に把握し得たとき、その人は空気の拘束から脱却している。(あとがきより)」音楽の空気を再構築することはこのことと無関係に違いないが、一概にそうとも思えない私は少々狂い始めているのかもしれない。まあそういうのも今に始まったことではないし、そのぐらいが自分にはちょうどいい。

さてこの映画、音響的なものを期待したのだが、全体の音量がやや小さく感じられたこともあり、ちょっと欲求不満。伝説のロイヤル・スタジオもセパレイトされた分離の良い音でキレイすぎる。もちろん壮大な共演プロジェクトなのだから仕方ないだろう。オーティス・クレイやボビー・ブランド、スキップ・ピッツなどの大御所(いずれもこの撮影を最後に世を去った)が孫ほどの若手と世代を超えて共演するというのが、この映画のあらすじとして据えられているのだ。その他メイヴィス・ステイプルズの天真爛漫なお喋り、ウィリアム・ベルのその辺にいそうな人柄、チャーリー・マッセルホワイトの渋さ、ディッキンソン兄弟の立ち位置も良かった。そして意外にもスヌープ・ドッグの手早い仕事っぷりに感心した。しかしStaxとHi以外にほとんど言及がなかったのも少々物足りなかった。

サウンド的な欲求に満たされないまま、深夜にも花屋や果物屋が開いているギラギラした福富町あたりを抜ける。女の人には声をかけられなかったが、おじさんがいちおう客引きしてくれた。川を渡るとガラッと空気が変わって野毛へ。閉店まで30分、「ダウンビート」の階段を上がる。ちょうどピアノトリオがかかっていた。

レイ・ブライアントのいかにも黒っぽいピアノが、アルテックのシアター・スピーカーを通して濁ったサウンドで響いている(61年のコロンビア録音”Con Alma”)。ところどころ詰まった帯域が見受けられるが、それも味である。ドラムもベースも意外なほど小さいが、ピアノがメインであるのでそれで良いのだろう。

程なくしていかにも音楽関係者らしい会話をしている二人組が入ってきて、マイルスの「枯葉」(キャノンボール・アダレイ)をすかさずリクエストした。もちろんピアノは小さくミックスされており、ピアノソロのところだけ音量が上げられている。私も去り際にECMのサウンドを聞いてみたくてリクエストしてみた。スティーブ・キューンの”Trance”がかかった。リバーブの効いた70年代のサウンド(75年)である。しかし決してキレイな音ではなく、濁った成分が十分に残されている。これでいいのだと思った。もちろんスピーカーやそのほかの再生機材によって再生音は変わってくるわけだが(もちろん盤質も)、ところどころ突出した帯域があってよいのだし、むしろそこに味わいがあり、再生の楽しみも生まれてくるのだ。自分なりに納得して、閉店時間に野毛の地下道を通り抜けて帰った。

翌日は昼過ぎから店に行き、件のピアノトリオのミックスを一からやり直し。ヤマハのスピーカー4115で低音の処理から始めてエレボSx300で高音域へ、イコライジングだけで5時間かかった。慣れないパライコの作業で、結局20ポイントほど削った。あとはカセットに入れる予定の6曲を、前回の作業をたどりつつ、各楽器の音量を探る。抑揚の素晴らしい演奏だったので、ひとつひとつの曲の中ではフェーダーを動かさない方針で、音量のレベルを合わせ、リバーブの具合を決める。(最後のアンコールでやった曲だけ、いたずら心でリバーブを3段階で深くした。)コンプは考えていたよりも結局薄くなり、ライブ演奏の時点の幅広いダイナミクスと奥行き感をできるだけ損なわないようにした。

3曲ほど終えたところで開店時間となり、来客あり。機材のセッティングはそのままに残して、客人の途絶えた瞬間を見計らって続きをやりながら、お酒を飲まずに朝4時まで。そんな最中に初めていらした客人はたまたまオーディオ好きな方で、興味を持ってくれたので助かった。ようやくビールを飲んで、達成感ついでにカセットに落として朝6時。重低音が残ってしまったが、それも味わいということで。他所の環境で聞いたら問題があるかもしれない。

それでも磨きに磨いた。研ぎ澄まされた音になったと思う。完全に生音のライブだったから、マイキングをして録音して、ミックスしてリバーブを載せているわけだから全くの別物である。そんなことを許してくれるミュージシャンは普通いないと思うが、私は許可もなく勝手にやっているので、ホントだったら怒られても仕方ない。

しかし「空気」の研究とは、「空気」に水を差し、その水が雨のように降り注ぎ、降り注いだ雨が金属を腐食させるように、消化酵素の作用のようにまた元に戻って「空気」を形作る、その永遠のような繰り返しの中で、罪悪を感じながらもあえて空気を読まずに水を差すことによって、その対象への追求が可能になる、ということである、と私には読めた。私のやっていることは言うなれば、差した水の雨が次の「空気」を作り出そうというところかもしれない。それでも万が一、それが成功していたら大したものであろう。

そうでなくても、この春からずっと続いてきたカセット・プロジェクトと、この店で生じた新しい音楽のサウンドが、ようやくここに形として結実したのだと、私は大いなる自負と満足を得た次第である。あとは作品としての最終段階というところまで来たのではないだろうか。
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by barcanes | 2017-08-30 04:39 | 日記 | Trackback | Comments(0)

過去最長記録のアイリッシュ・セッションとジャケ買いFunkの冒険

8/13(日)、14(月)


日曜の「アイリッシュ・セッション」は5時の開始時間早々から多くの方々が集まってくださり、10名余りの参加者、11時ごろまで過去最長のセッション時間と盛り上がった。お盆休みと重なったこともあり、静岡や名古屋からの遠方の方や初めて来てくださった方、久しぶりの方など、タイミングさえ合えば参加してくださる方はいるのだなあと励まされました。主宰も喜んで、時間を忘れて演奏に没頭しておられました。


その間にも最近近所に引っ越して来られた方などの他、珍しく外国人の二人組が見えた。しばらく使うこともなかった片言の英語でどう話しかけてよいやら、恐る恐る声をかけてみると、一人は近所に在住、もうお一人はなんと「12年ぶり」と言う。以前は藤沢に住んでいて、ロンドンから久しぶりの来日だそうである。「Naomiがよろしくって。」と言われて思い出したよ!Naomiは以前よく飲みに来てくれていた何人かの英会話教師のうちの一人で、彼女は何度か一緒に来てくれたことがあったのだ。あの頃よく来てくれていたカナダ人やオーストラリア人の男子はみな、日本人の女性と結婚してどこかへ行ったしまったなあ。


先日も13年ぶりに藤沢に帰って来たというお客さん(憶えてなくてすみません)や、近年は藤沢に引っ越して来たという方がよく見えるが、大概一度で終わってしまう。きっといろんなお店に入ってみて、どこか気に入ったお店を見つけたことだろう。また何年か後にふらっと来てくださることもあるかもしれない。



翌14日は「ファン研」。今回のテーマはちょっと柔らかく「ジャケ買いFunk」。ファン研部長が1万円持ってレコ屋に行き、目を引いたものだけ買ってきた。部長にとってジャケットにFunkを感じたもの、ということである。アフロファンクやレアグルーヴの好盤もあり、またプリンスやタワー・オブ・パワーなどに絡みのある盤には、その関連盤などもかけた。


ジャケ買いはガイドブックに頼らない旅、地図のない冒険である。金(とある程度の体力)さえ払えば登れてしまうエベレスト(2000万ほどかかるらしい)でさえ、冒険ではなく資金力の誇示である。評価が定まり金さえ払えば買える名盤の初回盤など、ガイドブックに記載された登山道を歩く百名山登山のようなものである。もちろん、それが悪いとは言わない。


低山の道なき藪漕ぎに、人の歩かないエリアに新たなルートを見出すことに、過去の誰かが踏んだかもしれなくても自らの五感と共に新たに歩き始めるのが小さいながらも冒険である。ジャケ買いFunkはガイドブックに頼らない冒険Funkなのだ。そして真の冒険は、その成果を詳細な記録に残さない。なぜなら、後にその道程を辿る者の冒険性を妨げるから。


冒険はまた、違う分野に応用が効く基礎研究でもある。だとすれば、その成果は応用のために開かれるべきかもしれない。しかし冒険史は、歴史と共に発展進化してゆくはずだというヨーロッパ的歴史主義をとうに見限っている。つまり、何かのためになるようでは冒険ではない。基礎研究は基礎研究として、自らの五感を土台に楽しんでやるしかないのだ。我々の日々の基礎研究(サウンドだのノイズだの)も、役に立たなくて結構なのである。


ただ、少しずつの到達点、小さな完成、ちょっとした達成感、イベントとして形にすること、そのようなちょっとしたゴールが、次につながっていくためには必要なんだろうと思う。


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by barcanes | 2017-08-25 21:55 | 日記 | Trackback | Comments(0)

お盆ウィークの前半の3夜連続DJイベント

8/10,11,12(木金土)

例年ヒマなこの時期ですが、今年のお盆はうまいこと予定が埋まりまして、6夜連続イベント+水曜日には初めてのレコーディングっていう案件も入り、なんと一週間イベント連チャン!ありがとうございます。せっかくの妻子里帰り中なのに、遊ぶヒマもありません。遊ぶ元手もないのでちょうどいいですし、何よりお店で毎日遊ばせてもらってます(そこ受け身かよ)から、自分は十分に幸せだと思っております。ええ。

そんなお盆ウィークの前半は3夜連続DJイベントでした。まずはノーザン・ソウル・パーティー”SOUL KINGFISHER”、当店でやるようになって3回目、かな。主宰のゴトーさんは共通の友人がいたり中学の先輩という縁もあり、「ノーザン・ソウル」という独特の世界観を理解しようという自分の気負いのようなものが徐々に和らいできた気がします。それほど会話をしたことがあるわけではないのですが、自分の世界を守ることと排他的であることとはイコールではないし、差別的であることとも違うということを教えてもらった気がします。

今回は一曲目から知ってる曲がかかったり、わりと幅広い選曲だったりして、これまでの厳格さから比べるとユルめのノーザン・ソウルでした。夏の暑さのせい?私のようなノーザン素人からすればこれはこれで楽しめたのですが、求道精神のようなものを否定したくはありませんから、相変わらずマニアックなレコードを聞かせてもらいたいと思います。同時に、どうやって身体を動かしたら良いか分からない人が楽しめるように、初心者向け「ノーザン・ステップ講座」みたいなものでもあったら面白いかもしれません。

2日目、8/11は「藤沢歌謡会」第24回。ゲストは珍盤亭達磨、珍盤亭MOCHO、天敵といういずれも藤沢初上陸のお三方。レギュラー及川”妖精”譲二さんとの4DJが2セットずつ。主宰のダメ男a.k.a.浅見さんは司会に徹して終盤のB2Bだけ参戦。「夏のおどり」というサブタイトルや珍盤亭御一門がゲストとのことで、音頭ものなど珍盤系ばかりかかるのかと思っていたのですが、ムダ曲一切なしのいい曲ばかりの約5時間でした。個人的には達磨さんの、泉谷、加川良、長谷川きよし、BOROなどが並んだ最後のファンキー・セットが素晴らしかった。久しぶりに参加の予定だったカズマックスさんは、ダブルブッキングにより現れず。

3日目8/12は「キラ金 夏のスピンオフ!」。マキちゃんの金曜日のカウンターDJシリーズ「キラキラ金曜日」の拡大版。ゲストはSAQURAさん(女性かと思った)、フウコさん、そして「Frank Zappaナイト」でおなじみNAKAOさん。和洋問わず80’sを中心にキラキラした曲をかける趣向。特に、この選曲はおそらく二度とやらないだろうというNAKAOさん渾身の80’s王道的ヒッツものの心意気が伝わってきました。

この日は他所のDJイベントとのハシゴ客などもあって店内入れ替わり立ち替わり、延長戦も遅くまでやってもらいました。DJイベント3連夜、いろんな方々に来ていただいて、多種多様なレコードが流れ、あっという間の3日間でした。

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3日とも来てくれたのは唯一人!

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毎回デザインの変わる特製ワッペン。金糸づかいの豪華なカワセミ君があしらわれています。

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by barcanes | 2017-08-25 14:34 | 日記 | Trackback | Comments(0)

地曳残念会

8/6(日)

地曳網が中止となってしまった当日の空は、まさに真夏といった抜けるような快晴。早朝は波も良かったそうで、辻堂寄りの隣の網では客網をやっていたよと、早朝から波乗りをしてきたアニキが教えてくれた。それでも万が一の事故を防ぐ意味でも、堀川網の早めの判断は間違ってなかったと思う。波は徐々にグシャグシャになっていったそうだ。

海に行くつもり満々でいた人はサーファーのアニキだけではなく、せっかくだからと海の家に荷物を預けて遊んできた人もいた。地曳網の中止の知らせを受けて泣いたという女子もいたし、楽しみにしていてくれた人(特に女性)が少なからずいたのはちょっぴり驚きだった。そんなに楽しみにしてくれていたということが、喜びというより申し訳ない気がした。

それほど楽しみにしてくれていたとは思ってなかった。やはり楽しみにしてくれる人の数が揃わなければ何事も実現できないわけだけど、その楽しみの総量は数だけでは測れないのだ。主催者である自分自身が、そんな楽しみを率先して引っ張れなかったことが、申し訳なかったのだと思う。日々のイベントで集客できない、と言うより日々の営業でも人を呼べない私は、人を集めるということをすっかり諦めてしまっているのだろう。集客に関してはとっくに疲れてしまっているのだから、自分にはもうどうしようもない。

さてせっかくこの日を空けておいてくれた人もいるだろうから、地曳網の残念会をやろうかということになったわけだが、こちらもやはりあまりニーズが感じられず、と言うよりもはや投げかけ方が分からなくなってしまった。とりあえず2、3名来てくれると言うので、2時ぐらいからお店を開けることにした。元魚屋のアニキが刺身とツマを買ってきてくれてお造りを作ってくれた。私は初めてのガンボ作りにチャレンジしてみることにした。10数年前にニュー・オーリンズで食べた味を思い出して。

明るい午後から集まってくれたメンバーがいろいろとツマミを持ち寄ってくれて、カウンターは食べ物でいっぱいになった。ヤクルトと阪神のデーゲームを見て、メンバーが半分入れ替わり、カープとベイスターズのナイターと、世界陸上のマラソンを交互に見た。川内くんのラストラン、あと3秒で8位入賞という最後の猛追に胸が熱くなった。実業団という組織に属さず、個人ランナーとしてここまでやってきた彼の、心拍ギリギリまで追い込む個人の力を我々は忘れないだろう。

レコードを持ってきてくれたアニキがインスト・ソウルを回してくれ、同日開催の女子マラソンには熱くなれなかったが、遅くにもう一度入れ替わって、この日は地曳とは関係なく久しぶりのアニキも来店して、可愛い女子のグチも聞かせてもらったりして、長い時間飲み続けて限界ギリギリの、いい一日だった。ガンボも煮込まれていい味になり、みんなに食べてもらえた。ジンジャーエールを一日で7杯飲んで新記録を更新した男もいた。地曳とはまた別の、一夏の思い出となるだろう。

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見事な刺し盛り。

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なっちゃん撮影。


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by barcanes | 2017-08-25 14:25 | 日記 | Trackback | Comments(0)

カオリーニョ藤原の双子の妹と「女勝りバンド」擬装芸

8/4(金)

この日はカオリーニョさんからイベントのブッキングが入っていた。「演歌ボサノバ、昭和歌謡、ブルース、ジャズなど幅広くやる」とのことだった。しかしカオリーニョさん側の告知では、出演は「女勝りバンド」(萩之茶屋まり子、赤羽翔子、幸うす女)となっていた。ん?昨年末の「女勝りバンド」がカオリーニョさんの急病のためキャンセルになったので、その穴埋めということなのだろうか。

いらしてみると、半分は普通に、半分は「女勝り」でやります、とのこと。2バンドによる対バン形式ということなのか?リハが終わると開場まで1時間。お三方はそそくさと着替えを始めた。カオリーニョさんはカウンターでライト付きの鏡を立て、ベースの西川さんはベースアンプ付近でイスに座り、慣れた手つきで手早く化粧をしている。ハーモニカの皆川さんは関東方面での「女勝り」要員とのことで女装慣れしていなくて、西川さんに化粧をしてもらっている。

その様子が可笑しくて、この夜一番の見どころだったに違いない。何人か、お店の中扉まで来て引き返していった人がいたようだった。早めにお店に着いたお客さんのはずだが、もしかしたら二度と現れることのない人かもしれない。

さて演目は、前半は奥村チヨ、青江三奈、島倉千代子など昭和歌謡の女声ものばかりを、後半はそのまま、カオリーニョ藤原の曲などをカオリーニョの双子の妹である萩之茶屋まり子と女勝りバンドが演奏する、という構成であった。確かに半分は普通に、半分は「女勝り」で、という説明に相違ない。

「男はみんな狼よ 私の体を狙ってる」という諧謔さ溢れる曲など、女装芸は女性にウケるというのもあるかもしれないが、それがあまりにも堂に入っているので、もはや色物の域ではなく、やはり好きな女声の歌を歌いたかったんだろうと思う。女唄ばかりを取り上げる一つの手法であったと思う。

カオリーニョさんの歌はそもそも男っぽいというわけでもなく、あるいは動物目線の歌もあったりして、男女の性別などあまり関係ないところがあるのだろうし、昭和歌謡では女唄を男が歌ったり中性的な歌手が少なくなかったりと、歌の世界で性別を超える手法がよく取られていたはずである。性別に限らず、何らかの垣根を超えていこうという力が、歌や良種のコメディにはあるのだと思う。

仲が悪くて一緒に演奏することはない、という双子の妹が兄の歌を歌うというテイで本人が歌っているという屈折した設定は、アメリカ大衆音楽史におけるミンストレル・ショウにも似た「他者の擬装」(©︎大和田俊之)の様相を醸し出しており、カオリーニョさんの芸の深さを感じずにはいられない。

しかし最後のアンコールを含めた2曲ほど、兄本人の顔が見えてきた。笑いに和んだだけでは終わらせまいとしてちょっとした気迫を見せた姿に、カオリーニョさんの芸人魂が垣間見えた気がした。

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この日のハイライト笑。

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左から赤羽翔子、幸うす女、そして萩之茶屋まり子。

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リハ中のお三方。


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by barcanes | 2017-08-25 14:13 | 日記 | Trackback | Comments(0)

音楽バカの相対化

8/21(月)

新潟に里帰りしていた妻子が戻ってまいりまして、私の密かな夏休みデイズも終了。今日からまた静かな通常どおりの営業です。

このささやかに自由な12日間で音楽イベントばかり8日、レコーディングが1日、ミックス作業に丸2日、唯一の休みの日も音楽ドキュメンタリー映画を観たついでにアルテックのシアター・スピーカーを聞きに行ったりして、音楽漬けの毎日を過ごしました。私もいよいよ「音楽バカ」の仲間入りができたのではないかと自負するに至っております。

これだけイベントが続くとブログに書くのも追いつかない、と言うか、一週間前のことももう遥か昔のことのようです。これを機にイベントのことを書くのは止めてしまおうかなとも思ってしまいますが、なんとか追い追い思い出し書きしていきたいと思います。

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少し以前にカウンターで話していたお客さんの会話が聞こえていた。なじみのミューシック・バーのマスターがいかに素晴らしいかを連れの人に説いている。そのマスターは音楽について詳しくはないが、人を見ているのだと。人となり、生き様、それがその人の音楽ににじみ出る。だから音楽というよりは人なのだ、というような話だった。

私はそれを黙って聞いていて、自分はもしかしたら、その逆なのではないかと思った。自分は人なんて信じてなくて、音楽しか信じられなくなってしまっているのではないか。音楽は裏切らない。固定されたサウンドは年月を超えて不変のままそこにあり、それを聞くも捨てるも人間だ。ライブ音楽であっても演奏する人次第で、サウンドはそれを伝えてしまう。良いものにするのも台無しにするのも、責任は音楽にではなく人間の方にある。

音楽に限ったことではなく、良いものにしようとする行為に対して、それを裏切るのはいつだって人間の方だ。そんな人間が信じられなくなってしまって、信じられるものが音楽しかなくなってしまったのかもしれない。音楽は裏切らない。どんなヒドい人間であろうと、出しているサウンドが素晴らしければそれで良いのだ。

だけど、音楽にはイマイチ興味持てなくても、人間はいいヤツっていうのもある。音楽を演奏するのはやはり人間だから、そりゃあ人間がいい人の方がいいに越したことはない。だから先述の素晴らしいマスターとは、大方で重なるところもあるのだろうが、違いが生じてくるとすればそれは、自分がヒドい人間だからということになるだろう。「音楽バカ」という人間の種別があるとすれば、それはどれだけ裏切られてもそれでも人を信じることのできる(つまり自分を信じられる)性根の良い人間と、どこかに人間不信を抱えてしまった(つまり自分をも信じられない)歪んだ人間との、大方ふたつに類別することができるのではないだろうか。ほとんど類別できていないに等しいが、同じ事象の両サイド、「音楽バカ」の相対化である。

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さて今週末も土曜日の「みやしたじろっく」、日曜日は「よみきかせのみきかせ」と「Funk研究会」のダブルヘッダーとイベントが続きます。しかし!9月はイベント少なめ。特に1週目と2週目の土日は何も入ってません。どうしよう!どなたか急なイベントのアイデアでもあったらお願いします!


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by barcanes | 2017-08-22 22:32 | 日記 | Trackback | Comments(0)

お盆ウィーク6連夜!


Cane's今年のお盆ウィークは、なんとイベント6連チャン!まずは(定休日の木曜ですが)祝前日の8/10からノーザン・ソウル、「夏のまつり」歌謡、キラキラ80'sとレコード・イベントが3夜連続です!


後半はアイリッシュ・セッション、ファン研、そして斉藤ネオンサインの投げ銭ライブ(とその翌日のレコーディング!)と続いていきます。


おヒマな方もそうでない方も、ぜひご参加ください!



8/10(木) 

”SOUL KINGFISHER Vol.7”

Open 19:00 / Start 19:30 Entry 500yen

【Special Guest DJ】Naoki Ikeya 

【DJs】Gustav AKA, Yamada (Yokohama Hot Vinyl)


 バー・ケインズへノーザンソウル・パーティー「SOUL KINGFISHER」が戻ってまいります。今回はファナティックなレコードコレクターであるいつもの二人に加えてゲストDJとしてNaoki Ikeyaさんをお迎えしたメンバーです。いつもよりR&B多めの雰囲気になる予感がしています。


 いつものようにタルカム・パウダーは禁止ですが、アクロバットなダンス可能の板張りフロアと、メンバーが買いためたレコードで皆さんをお迎えいたします。


 祝前日の夜ですから翌日の仕事を忘れて皆さんと一緒に楽しませていただきます。


 藤沢の鳥であるカワセミ(kingfisher)のタイトルキャラクター”Mr. Kingfisher”くん(オリジナルデザインは漫画家の葛西映子さん)、毎回配布している無料の記念エンブレムとして今回も待機中です。


 Keep the faith, Keep on burning!



8/11(金祝) 「藤沢歌謡会 vol.24 ”夏のおどり”」

Open 19:00 / Start 19:30 No Charge

【DJ】及川譲二、カズマックス

【ゲストDJ】珍盤亭達磨、珍盤亭MOCHO、天敵

【司会】ダメ男(a.k.a.阿仁敬堂)


ダメ男こと浅見さんが主宰となって2回目。珍盤亭ご一門の方々などゲストは初Cane'sの方ばかり。あなおそろしや!

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8/12(土) 「キラ金スピンオフ!」

Open 19:00 / Start 19:30 

No Charge

【DJ】フウコ, NAKAO, SAQURA & makizoo


 金曜日のカウンターDJ企画「キラキラ金曜日」が何度目かのスピンオフ!いつも通りキラキラした内容でお届け致します。前半は80'sに特化し、後半はDJ其々のキラキラ・ソングをお楽しみください‼️



8/13(日) ”Irish Session #35”

5pm- No Charge


 2014年秋から毎月続けている自由参加のセッションです。主宰はフィドラー椎野さん。終了時間は特に決めておりませんが、だいたい8時から9時ごろまでやっております。参加してくださる皆様をお待ちしています。


 生音をBGMに飲むのもなかなか気分の良いものです。演奏者以外の方もぜひどうぞ。



8/14(月) 「Funk研究会 #4 ジャケ買いFunk!」

9pm- No Charge

【ファン研部長】久保田"Sir Nose"耕


 サー・ノウズの新兵器、アルツハイマー・ガンで全ての記憶を消されたファン研部長。感性だけでグッドファンキーミュージックに辿り着けるのか!



8/15(火) 「斉藤ネヲンサインLIVE クラブ・ニュー藤沢」

8pm- Charge:自由料金制(投げ銭)

【出演】ピロ斉藤、エノッキー、上岡憲外、クッキー、モエ伊藤


 「藤沢歌謡会」ではDJとして来てくれたこともあるピロ斉藤くんのユニット「斉藤ネヲンサイン」。昭和40年代の高度成長期の歌謡曲を現代に。夜・酒・恋のムーディーな世界観をコンセプトにオリジナルのニュー歌謡で活動中。

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by barcanes | 2017-08-15 23:02 | イベント | Trackback | Comments(0)

接触/非接触、ADA変換

7/30(日)

レコードは針が盤面を擦り、その実際の振動を増幅させているのに対して、CDは非接触であると言われる。視ているだけでお触りしていないではないかと。

それを言うなら例えば、マイクもエレキギターのマグネット・ピックアップも、感じているけど触ってはいない。真空管だって接触していない。そもそも耳で音を聞いている時点で非接触である。エジソンやベルの時代の電話の発明や無線もそうだし、視覚も聴覚も芸術と名のつくようなものは大抵が非接触ではないか。

真空管がトランジスタや半導体に取って代わられるように、接触/非接触という対立項はそれらの中間素子に、まさに半導体のような、だいたい接触してるけど完全には接触していない状態、音楽を聞いてはいるけど完全には伝わらないような状況、愛し合っているけど理解し合えていない、みたいなことの度合いとして捉えられるかもしれない。

音楽は空気の振動であるのに、真空管の真空を通したりすることを音楽好きの人たちが好むというのも興味深い。若い時分に自分専用の再生装置を手に入れ、イヤホンを耳の穴に突っ込んだ時の感動のようなダイレクトさ、あるいは若いお姉ちゃんは見てるぐらいがいいやと、直接/間接の好みが変わってくるのは年のせいかもしれないが、間接を介した直接性、非接触を介することでより感じられるような手触り感というものを求めるのは、自然(あるいは神)との直接性を望んでも望みきれない人間の発明した、いわゆる芸術というものの特性なのだろうか。

先日のブログで言いかけたADA変換、アナログ→デジタル→アナログの、D/Aの部分の変換もおそらく同じような意味で重要なのだと思える。間接化や抽象化、あるいは数値化するところまではよい。問題はそこから、いかに感じられるようにするかである。

我々の社会におけるルールづくりも多分、そのように考えると、四角張ったルールを作るのはよいが、それを多種多様な人間に適応させることができるのかどうか、ということなのだと思う。

ハイエンド・オーディオに懐疑的にならざるを得ないのは、良い音を目指してる本人にとってはそれで良いのだが、これが良いのだと言ってしまえば聞く者の補正力が損なわれるだろうからである。録音音楽リスニングは、行き着くところ現場で鳴っていたであろう音を再現するところに行き着く。そんな現場主義も悪くないし、そんな音を聞いてみたいけれど、正解は限定される。リスナーの想像力は、バーチャルな録音音楽を自らの耳で補正する楽しみを含む。補正力の自由が残されるべきである。

人間の作業をロボットに変換するのは良いし、AIやバーチャル技術がアナログ感を目指すのは当然で、より本物っぽくなっていくのだろう。だが、人間が機械に合わせたり、ルールに合わせて生きたり、正解といわれるものに従って感じちゃったりしちゃあならないのである。

そういう意味では、録音物など大した精度である必要はないのかもしれない。演奏さえ良ければ、音質なんて大した問題じゃないのかもしれない。ただ、リスニングの補正を楽しめるような工夫、リスニングを阻害するようなデジタルノイズ的な要素を極力減らしてゆく努力は必要だろうと思う。

デジタルという便利な道具を使いながら、その数値化されたものを空間の奥行きや時間的なズレを含んだ現実の手触り感に近づくように積分し、立体的に再構築してゆく行為には、音楽が現実の社会に関わっていく可能性が未だにあることを示していると思える。

多種多様なリスナーの自由を確保する音像を提示してゆくことは、リアルタイムのライブ音楽とはまた別の次元で、他の世界や他者への想像力を喚起するという音楽の力を信じることなのかもしれない。我々が昔のレコードを聞くように、未来の人々が今の録音物を聞かないとは限らない。あるいは音楽とは、ルールに縛られた現実社会に対する桃源郷のようなものなのかもしれないわけだから、常に限られた中での理想像を示すべきなんだろうとも思える。良い音を目指すということは、人それぞれの現実の限界の中での自由ということにつながってくるのだ。

(深夜の酒場の会話を再構成してみました。)

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カウンターのこの数十センチの距離もまた接触/非接触の領域である。


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by barcanes | 2017-08-09 02:09 | 日記 | Trackback | Comments(0)

【お知らせ】8/6(日)「地曳網2017」中止になりました!

今年の地引網は、台風の影響により残念ながら中止とさせていただきます。


楽しみにしてくださっていた皆さん、そして参加をご検討くださった皆さま、お仲間を誘ってくださった皆さま、参加者を増やそうとたくさん声をかけてくださった皆さま、ありがとうございました。そんな気持ちをいただけるのも地引網の良さでした。過去10数回で初めての中止となりました。


なお延期開催はございません。


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Cane's、田火田、地から 共催

「地曳網2017」


8月6日(日)朝9時現地集合

(網の引き上げは11時の予定です)


【場所】鵠沼海岸 堀川網

(駐車スペースが多少ありますが早いもん勝ちです)


【参加費】

大人4000円

前払い3500円(各店舗にて事前にお支払いいただける方)

小人 無料(子連れ大歓迎です)



飲み物食べ物、持ち込み歓迎。モヒート他ドリンク類は別途、適値にて販売いたします。


今年も、今年こそ「獲れた魚は全て食べ尽くす」という目標を果たすべく、包丁人が魚を捌きまくります。


BBQの炭火鉄板は用意しますので、焼きたいものがある方はぜひご持参ください。


ご家族友人子供たち、職場の仲間に気になる異性同性などお誘い合わせの上、奮ってご参加ください!



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by barcanes | 2017-08-06 09:00 | イベント | Trackback | Comments(0)