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2017年4月のイベント予定です

2017年4月のイベント予定です。
よろしくお願いします!


4/1(土) 
”フランク・ザッパ・ナイト《第一夜》 「つらい浮世」”
 8pm- No Charge
【案内人】NAKAO、阿仁敬堂

 エイプリル・フールに嘘のようなザッパ企画!我々もようやく、あらゆるカテゴライズを拒む"Frank Zappa”という超ジャンル音楽の深い海へと漕ぎ出す用意ができました。その世界は「つらい浮世」で始まります。なんと我々の世界のようでありましょうか。
 我々の「つらい浮世」を漕ぎ切ってゆくヒントが、ザッパにあるかもしれません。見つからなかったら、それは貴方のせい。もっとザッパを聞いた方がいいのかもしれない。いや、聞かない方がいいのかもしれない。
 今回は「第一夜」、当然長期にわたりそうなその続編も期待される入門編ということで、ザッパ門戸に集う同志をお待ちしています。
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4/2(日) 
「よみきかせのみきかせ#19」
 15:30- No Charge(投げ銭) 
【出演】ますいあらた、てづかのぶえ、ちかだしんぺー
 (そのだかよは今回お休みです)

 隔月開催の日曜夕方企画。絵本と歌とお酒の時間。子どもに読みきかせ、大人には飲みきかせ。子連れ夕方飲みにもぜひご利用ください!大きな子供はお酒を飲みながら。子連れの方もそうでない方も、ぜひお集まりください。
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4/7(金) Free Friday#27
二見潤の「返金(Answer Songs Friday)」
 9pm- No Charge
【カウンターDJ】二見潤(Voices Inside)

 潤くんの金曜日「潤金」7回目はアンサー・ソング特集!
ヒット曲があれば、何かしら必ず返答があります。エルヴィスが、今夜は一人かい?と歌えば、そうよ今夜は一人なのという歌が生まれます。そんな素敵なアンサー・ソングを元になった曲と共に楽しもうという特集です。


4/8(土) 
「藤沢歌謡会#22 〜春の新学期スペシャル〜」
【DJ】ダメ男a.k.a.浅見卓也、及川譲二、KZMX、and more

 2017年春の歌謡会でございます。今回は桜の季節もややかかりつつ、いつものメンバーでお送り致します。春は新しい出会いや新しいお仕事などなど、何かが始まる季節でございます。是非お楽しみに!
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4/15(土) 
「Voices Inside vol.110 "Step Into The 10"」
 7pm- No Charge
【Disc Jockey】二見潤、大野正雄、関根雅晴

 毎月第3土曜日のソウル&ブルーズのレコード・イベント”Voices Inside”が10年目に突入!今回は関根、大野、二見がそれぞれにテーマを決めてレコードを回します!
10年目に入るという事で、足元を見つめ直す意味も込めてのノーゲストで臨みます!
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4/16(日) Cane'sバンド練習
 4pm- No Charge


4/21(金) 
「オトナのにこにこぷん♡」
 open 19:00 / start 20:00
 予約2500円/前売り3000円
【出演】矢野絢子(ピアノ・うた)
 山村誠一(スティールパン・パーカッションetc.)
 とんちピクルス(ウクレレ・うた)
【メール予約】 yanojunko.live@gmail.com

 高知のSSW矢野絢子さん、日本のスチールパン第一人者にして大阪の怪人山村誠一さん、そしてCane's初登場の福岡の奇人とんちピクルスさんによるトリオ。どんな演目なんだか全く知りません。
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4/23(日) Irish Session #31
 5pm- No Charge
 フィドル椎野さん主宰のマンスリー・セッションです。
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≪ゴールデンウィークは
  沢田穣治まつりで田尻まつり!≫

4/28(金)
「カツヲスペシャル+カツヲのオシリ」
 open 19:00 / start 20:00
 チャージ:自由料金制(投げ銭)
【出演】まえかわとも子(うた)、沢田穣治(b)、
馬場孝喜(g)、沼直也(dr)、和田充弘(tb)+田尻有太(p)
【DJ 】オーノ ”ジーザス” マサオ(Voices Inside、ドロ金)

 沢田穣治。choro clubのベーシスト、音楽プロデューサー、コンポーザー&アレンジャー。そして映画、アニメ、音響系、ポップス、現代音楽に至るまでジャンルにとらわれないスタイルは「沢田穣治音楽」として認知されている。現代を代表する「規格外」音楽家(BRUTUS誌調べ)。
 Cane’sで4回目のライブを迎える「カツヲスペシャル」、今回は我らがピアノ王子、田尻有太が初参加!様々に展開していく音の世界へようこそ!
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4/29(土) 
”After h’Our Rock #7”
 open 19:00 / start 19:30 No Charge
【DJ 】makizoo & Friends

 いろいろ聞いてきた我々の、いろいろ聞いてきたその後で、今こそ聞きたい聞かせたい、それぞれの想う「ロック」。それが「AOR」です。


5/2(火) 
「沢田沼田尻 no cage trio」
 open 19:00 / start 20:00
 チャージ:自由料金制(投げ銭)
【出演】沢田穣治(b)、沼直也(dr)、田尻有太(p)

 自由を探そう、楽しく遊ぼう、なんてったってゴールデンウィーク!ステキな変態トリオがお待ちしております。
 期待の結成初ライブ!なんてったって規格外!
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5/3(水) 
「沢田尻 ピアノバトル! Vol.2」
 open 19:00 / start 20:00
 チャージ:自由料金制(投げ銭)
【出演】沢田穣治(p)、田尻有太(p)

無邪気にピアノを奏で合うピアノバトル。表向きはvol.2ですが、Cane’sで夜な夜な繰り広げられて、実はもう4回目になります。
 弾いては弾き返し、だんだんと、どちらがどちらなのかわからなくなる?意外に似ている二人のピアノ。静かに醸成されてゆく夜になるでしょう。それが、なんだか微笑ましいんです。
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≪ゴールデンウィーク終盤は、潤くんのNew Orleansで2デイズ!≫

5/5(金) 
「James Booker 上映会」
 8pm- No Charge
【案内人】二見潤(Voices Inside)
 New Orleansの眼帯ピアニストJames Bookerのドキュメンタリーをゴールデンウィーク特別上映します。その他、NewOrleansピアノもの映像特集です。

5/6(土) 
「潤金DX!; Dr. John "Gumbo”とその収録曲特集」
 8pm- No Charge
【カウンターDJ】二見潤(Voices Inside)
 ゴールデンウィークに潤くんの金曜日がスピンオフ!

5/12(金)Free Friday #28
 「ドロ金 ”ドロFunkin'”」
 9pm- No Charge
【カウンターDJ】オーノ"Blow Your Harp”ジーザス・ブギ男・マサオ(Voices Inside)
 久しぶりにFFに登場!


5/13(土) Irish Session & Live!
5/20(土) Voices Inside #111 スカ、ロックステディ特集
5/26(金) 関根さんの「カンコン金!」

5/28(日) 「龍麿円形劇場2017」
 open 18:00 / start 19:00
 料金3500円 (25名限定です)
【出演】R4S
(端山龍麿、大沢イット、佐野聡、上原”ユカリ”裕)
【メール予約】 info@ryumaro.com
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6/2(金) キラ金 バースデー
6/3(土) 藤沢歌謡会#23
 今回からダメ男a.k.a.浅見さんが主宰となります!
6/4(日) よみきかせのみきかせ#20
6/9(金) ドロキラゲン金
6/11(日) Hepstar Directory
6/17(土) Voices Inside #112
6/24(土) AZUMI/夜久一(やくはじめ)

6/26(月)「小松崎健&浜田隆史LIVE」
 7pm- チャージ¥2500
【出演】小松崎健(ハンマーダルシマー)、
 浜田隆史(ギター)
【ゲスト】ダルシカフェ
札幌から小松崎さんがまた来てくれます!

7/1(土) Frank Zappaナイト 第2夜
 【案内人】NAKAO、阿仁敬堂
7/15(土) Voices Inside #113 Funk 50周年!
7/17(月祝) TBA
7/22(土) After h'Our Rock #8
7/29(土) 今西太一
8/5(土) 藤沢歌謡会
8/6(日) Cane's田火田共催 地曳網大会
 @鵠沼海岸堀川網
8/10(木) Soul Kingfisher
8/12(土) キラ金スピンオフ
8/19(土) Voices Inside #114



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by barcanes | 2017-04-30 22:51 | イベント

昨夜の余韻の「空想と旅」

4/29(土)

昨夜の余韻を引きずっている方(主に私)のために、朝飯前にひと仕事済ませました。この日のドラマが詰め込まれたハイライト。田尻が昨日書いてきた新曲3曲のうちのひとつ「空想と旅」。もちろん初演。

田尻にソロが渡った7分過ぎに、この日ダブルヘッダーの沢田さんが都内から移動して到着。その少し緩んだ雰囲気を突き崩すようにピアノの乱れ打ちをかます田尻。到着後わずか2分半で、聞いたこともない、しかももう9分も過ぎている曲にベースを入れてくる沢田さん。そして12分頃、突然やってくるエンディングテーマ…。

音量を決めてから一切フェーダーを触ってません。全員がこのダイナミクスで演奏しています。(コンプを少しかけましたけど。)

個人的には和田さんのソロがちょうど始まる2分過ぎ、ギターアンプのスプリング・リバーブが雷のように鳴ってしまうタイミングが絶妙でツボです。

結局この一曲アゲるのになんだかんだで3時間ぐらいかかってしまったけど、いい夜だったからいいんだ。だってまえかわさんが言ってたように、「タジリ記念日」だもの。



昨日演奏してくれたギターの馬場さんが翌日レディオ湘南に出るというので、昼過ぎに起きて探してみたけどどこにも情報が出ていない。午後って言ってたけど、もしかしたら収録?と思ったら番組が始まる直前にツイッターに番組予告が出た。ヒドイねー、うちの店よりヒドイ。

実はまだあまり喋ったことないので、馬場さんがどんなこと喋るんだろうってラジオ聞いてたら、やはり馬場さんはほとんど喋らず、女性シンガーの歌伴で何曲かガットギターを弾いてた。番組中に僕が番組情報をリツイートしたって、Cane'sの名前が出てビックリした。

さて、今夜は「After h’Our Rock」第7回。いろいろ聞いてきた我々の、いろいろ聞いてきたその後で、今こそ聞きたい聞かせたい、それぞれの想う「ロック」。それが「AOR」です。

4/29(土)
 ”After h’Our Rock #7”
 open 19:00 / start 19:30 No Charge
【DJ 】Captain bob/HITOSHI/フウコ/makizoo

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by barcanes | 2017-04-29 17:59 | 日記 | Trackback | Comments(0)

≪ゴールデンウィークは沢田穣治まつりで田尻まつり!≫

4/24(月)

今週末はもうゴールデンウィークですねー。今年のCane'sは、≪ゴールデンウィークは沢田穣治まつりで田尻まつり!≫です!4/28、5/2、5/3と3デイズ、それぞれ違う趣向でのライブがあります。いずれもこの二人が共演かつ競演します。

まずは今週金曜日、巨匠沢田穣治(b)の「規格外」な音楽世界を読み解き表現する超人たち、まえかわとも子(うた)、馬場孝喜(g)、沼直也(dr)、和田充弘(tb)が集う奇跡の「カツヲスペシャル」。4回目のCane'sです。今回は半分ぐらい田尻有太(p)が参戦します。

私が録音し自分でミックスした音源をアップしてみました。よかったら聞いてみてください。そして、ぜひ「生」で聞きに来てください!

まずは昨秋の「戻りカツヲスペシャル」前半6曲。最後の「星めぐりの歌」から「さようなら」、まえかわさんの歌うメドレーは涙ものです。



そして「初カツヲスペシャル」から3曲。
昨年6月、Cane'sにカツヲスペシャルが初登場した時のオープニング1曲目がこれでした。ちょっと低音強めのミックスになってしまいました。まえかわさんのパヤパヤスキャットに、新たな世界の幕開けを感じましたねえ。70年代のブラジリアン・フュージョン的な、清々しさと変態性、テクニックと自由さが心地よく同居しております。




5/3には沢田さんと田尻の「ピアノバトル」もあります。
5/2はさらにドラム沼さんを加えたトリオ。トリオとして初共演、初披露。今までやりたくってでもなかなか思うようにやれなかったトリオがスゴいメンバーでやれる、とピアノ王子田尻も張り切っています。

田尻のフリー・ソロを聞いてみてください。2月のCane'sでの「タジリーECM」のときの演奏の録音です。






≪ゴールデンウィークは
  沢田穣治まつりで田尻まつり!≫

4/28(金)
 「カツヲスペシャル+カツヲのオシリ」
 open 19:00 / start 20:00
 チャージ:自由料金制(投げ銭)
【出演】まえかわとも子(うた)、沢田穣治(b)、馬場孝喜(g)、沼直也(dr)、和田充弘(tb)+田尻有太(p)
【DJ 】オーノ ”ジーザス” マサオ(Voices Inside、ドロ金)
 沢田穣治。choro clubのベーシスト、音楽プロデューサー、コンポーザー&アレンジャー。そして映画、アニメ、音響系、ポップス、現代音楽に至るまでジャンルにとらわれないスタイルは「沢田穣治音楽」として認知されている。現代を代表する「規格外」音楽家(BRUTUS誌調べ)。
 Cane’sで4回目のライブを迎える「カツヲスペシャル」、今回は我らがピアノ王子、田尻有太が初参加!様々に展開していく音の世界へようこそ!
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5/2(火) 「沢田沼田尻 no cage trio」
 open 19:00 / start 20:00
 チャージ:自由料金制(投げ銭)
【出演】沢田穣治(b)、沼直也(dr)、田尻有太(p)

 自由を探そう、楽しく遊ぼう、なんてったってゴールデンウィーク!ステキな変態トリオがお待ちしております。
 期待の結成初ライブ!なんてったって規格外!
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5/3(水) 「沢田尻 ピアノバトル! Vol.2」
 open 19:00 / start 20:00
 チャージ:自由料金制(投げ銭)
【出演】沢田穣治(p)、田尻有太(p)

 無邪気にピアノを奏で合うピアノバトル。表向きはvol.2ですが、Cane’sで夜な夜な繰り広げられて、実はもう4回目になります。
 弾いては弾き返し、だんだんと、どちらがどちらなのかわからなくなる?意外に似ている二人のピアノ。静かに醸成されてゆく夜になるでしょう。それが、なんだか微笑ましいんです。
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by barcanes | 2017-04-28 11:16 | イベント | Trackback | Comments(0)

規格外の予言

4/10(月)

なっちゃんの長い長い春休みも今日で終わり。ちょうど映画館が安い日だったので家族3人でディズニーの「モアナ」を観てきた。アニメの進化ってスゴいですね。肌がプルプルしたりして。「アナ雪」と同じ系統のミュージカル・タッチで、なっちゃんはさっそく歌を憶えて、毎日歌い上げています。

2月の「たじろっく」の録音をミックスしていろんな人に聞かせたりしているうちに、そう言えばと思って探し出したのはCane's9周年の時に作ったコンピCD。当時うちによく来てくれていたミュージシャンや音楽好きの皆さんに一曲ずつ選曲してもらい(うち二組は新曲を作って録音してきてくれた)、コメントも寄せてもらった。そこに田尻が書いてくれた文章が見事に未来を予言していてビックリした。

「今後の野望としましては、より一層の機材の充実を勝手に目指し、たじろっくRec at Cane’sを実現させることです!もちろんLiveレコーディングで。」

当時(2010年頃)はライブ用の機材も全然なくて、ミキサーやらマイクやら、みんな出演者が持ち込んで適当にやってもらっていた。そのうちいろんなものが寄贈され、少しずつ買い足し、「太陽ぬ荘」の相澤くんやその道のプロたちにいろいろ教わり技を盗み、最初はなんにも分からなかったP.A.もいつの間にか自分でなんとかやれるようになった。そのうちP.A.だけじゃつまんないから録音もするようになった。で、気がついたら田尻の手のひらで転がされていたわけだ。

このコンピCDは「Cane'sを象徴する一曲」というお題で、前半はダメ男系SSWな流れ、中盤からピアノものが多くなってくる。(ちょうどアップライト・ピアノを置こうとしていた頃だった。)私の選曲で板橋文夫さんの「渡良瀬」が入っているのだが、最近は田尻がこの曲をよく弾いているというのも不思議な繋がりである。

他にも、酒の飲めない田尻は「とりあえずお酒をもう少したしなむようになれたらいいな」なんて書いてて、最近は薄いカクテルを飲んだりするようにもなったし、「素敵な音楽、仲間と出会える店にもうなんだか一生青春してしまいそうな予感」なんて書いてるから、きっと青春は一生続いてゆくのだろう。でもそんな「青春」とは何なのだろう。

何ものにも属せず参入せず、うまくいかない感じ。うまくいきそうになると嫌になってしまったりダメになってしまったり。そんな未然で、完成を拒むような、安定というものの持つ悪い方の要素をどうしても感じてしまう気分。むしろいつまでもくよくよ考えながら生きていかなきゃならないための未然感…。

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話は変わりますが、最新号の「BRUTUS」誌は「はじまりの音楽」という特集で、「規格外」という項目に我らが巨匠、沢田さんが紹介されている。

「商業ベースにのっている音楽は70%の人に受けるように70%で訴えかけている、そんな音楽くだらないですよ。(中略)かつて音楽が持っていた”闇の世界への誘惑”という感覚が消え、今は清潔で性欲のないミュージシャンばかり。(中略)だから、商業ベースではない、ローカルにしか本物は残っていません。」いいこと言うなあ(選者は岡田暁生さんという方)。我々もそんな規格外な沢田さんとお知り合いになれて、(投げ銭の)演奏に来てくれるということは、規格外な店として認められたも同然だ。

「ドリンク作ってP.A.やって、チャージの徴収をして(接客は全然しませんが)、リハから片付け、普通のライブ会場だったら演奏者以外のことを一人で全部やってるわけでしょ。さらに録音までやるって、ゲンさんも十分に規格外ですよ。」そんな風に言ってくれる田尻と私は最近いつもお互いに誉め合ってる気がする。だって他に誰も認めてくれないもんね。

そんなピアノ王子・田尻有太と、規格外の巨匠・沢田穣治さんが二人とも、規格外バーCane'sに出演してくれるのは、4/28、5/2、5/3のゴールデンウィーク3デイズです。皆さんぜひローカルに足をお運びください。

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ジャケはtsk画伯。最初の頃は毎年作ってた。来年あたりには”Live at Cane’s”のコンピを作りたいなあ。3周年の時には3枚組のコンピを作ったけど手元にない。誰か持ってませんかねー?


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by barcanes | 2017-04-23 03:25 | 日記 | Trackback | Comments(0)

「獲物山」に撃たれる(後半)

4/19(水)

獲物の生命を奪う考察者である著者は死を肯定する。食う者と食われる者は同等であり、生と死は同等である。突然訪れるとも分からない死が輝けるものであるには、生が輝いていなければならない。山に挑戦し死する者を非難して、登山を安全な観光スポーツにすべく人工物を設置し道を敷き、そしてそこから外れずに歩かされるハイカーを嫌悪する。自然は死と隣り合わせの残酷なものであってよく、むしろそうあるべきである。

生が輝いていれば、生を輝かそうとしたのならば、死を受け入れることができる。しかしそんな考え方には危うさをも感じてしまう。なぜなら人間は自然の権力を王権として掌握するという勘違いをしてきたし、これからもそうするだろうから。殺人者や施政者は人を殺すのに人の輝きを利用するだろう。食う者の礼儀として奪った生命を全て食い尽くし、食いきれないものは獲らない。著者はそう言うけれど、礼儀とは信用に足るものなのだろうか。

もしかしたら自分の生命の輝きの下に、この家畜社会の消費バカたちを全て抹殺したいのかもしれない。そりゃあそうだ。人間が多すぎるからいけないのだ。それならば私も死んでしまいたい。でもそれではライフルは自分の喉元に突きつけられるだろう。私の脇腹に突きつけられたのも、そのライフルだ。憧れつつも自分にはできない、恐ろしい本だった。輝けない者の心を撃つとはヒドい。エゲツない。

ピアノ王子はいつの間にかフリー・ソロ登頂を終えて帰っていった。私は所詮「ゼニの効用力」によって生きていかなければならないのだろう。音楽に力を与えてもらいながら。音楽とは我々「音楽バカ」に残された最後の自然である。他人が作り出したものを受け取るだけのゲストではつまらない。自らの責任でそれを穫り狩って(刈り採って)くるのだ。

帰宅して先日から借りたままのマンガ「夕凪の街・桜の国」(双葉社。2007年に映画化もされているそう)を読んだ。「この世界の片隅に」のこうの史代さん作。ちょうど「この世界の…」に出てきた「すずちゃん」と重なる女性と、被曝三代にわたるラブ・ストーリー。残酷なのは自然などではなく、どうしたって人間の方だ。それも身近な、そして自分自身の。連鎖する残酷さ。だけどそんな残酷さにまみれた生活の中に、ほんのりとしたあったかさがある。ギラギラした輝きの危うさを浴びた後で、このマンガを読んでホッとした自分もいた。冷たい人間だからこそ感じられるあたたかさというものもあるのだと思う。
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「獲物山」からいくつかの至極の、あるいは危うい言葉。

いったい我々はどうすれば家畜から脱することができるのか。答えは簡単だ。自然界から自分で食料をとってくればいい。自分の食べる物を自分で調達する、それだけで人は本来の姿に戻ることができる。(P.121)

自分の食べ物を、自分で殺せば、その連鎖の中に自分も含まれていることを実感せざるを得ない。(中略)おそらくその恐怖から目を背けたくて、人は生活から死の匂いを排除してきた。だが真の意味で、震える魂を救済するには、恐怖を感じさせた野生に、もう一度身を置いて、山の生き物たちと同じ時空間を過ごすしかない。森で命を繋ぐということは、ここに生きる生命体と同じように、自分が生きて輝いているということだからである。命を輝かせること以外に、死を受け入れる方策はないからである。(p.61)

世界は自分とまったく無関係に存在する。自分はいてもいなくてもまったく世界には関係ない。それでいて世界は、自分の感覚器官と神経系を通してしか認識できない。自分は世界の中心ではないのに、世界は自分を中心にしか認識することができないのだ。(p.128)

己の命から目をそらすことは責任の放棄である/死は悪か?(P.40)

生と死は連鎖している/殺しに理由はいらない(P.81)

北米の先住民は、食料調達の技量や幸運を誇示するのを好まない。精霊的な世界観を大切にし、自分より大きな存在を話のネタにしたり、自分を実際より大きく見せようとすることを、はずかしいことだと考えるからだ。(P.92)

難しい理屈ではない。やるかやらないかは自分次第。できるかできないかは能力と状況次第。自然環境の中、自分の力で生きる瞬間にこそ、真の自由は存在する。(P.26)


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by barcanes | 2017-04-23 00:14 | 日記 | Trackback | Comments(0)

「獲物山」に撃たれる(前半)

4/19(水)

先日から借りたままの加川良さんの「教訓」(1971年)をカセットテープに録音すべく聞いていた。はっぴいえんど〜ニールヤング的サウンドの「ゼニの効用力について」はブレヒトの訳詞ということだが、無学にて原詩は分からず。

『ネェ お前さん方よ
ゼニをいやしいものと思うなら
言っとくが その考えは まちがっていますよ
この世はつめたいよ ゼニがなけりゃ』

調律したてのピアノを弾きに来たピアノ王子。彼のピアノを聞きながら、先日から借りたままの服部文祥さんのムック「獲物山」(笠倉出版社)をパラパラとめくる。サバイバル登山からライフル狩猟、テンカラ釣りや身近に住んでるミドリガメ(で作る鍋は極上の鶏鍋を超える美味だそうです)まで、食料を自分で調達する、ということはつまり「命を奪う」というテーマとその考察が、一層深みとエゲツなさを増している。エゲツない、というのは読んでいる自分に突きつけてくるからだ。おまえは「消費バカ」で「家畜」であると。

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流通し、店で売られている食料食材を買っている、ということはつまり買わされていることと同義である。自分で捕獲採集せず、ということは生命を剥奪する責任を負っていないものを、その入手までの行程を知ることもなく食っているということはつまり食わされているということと同義であり、なればそれはエサであり、エサを食べている我々は社会にとっての「家畜」であるということになる。

最後の行程として自分や家族や料理人や見ず知らずの他人の手が加わればそれは料理となるかもしれないが、自分で稼いだはずの金を支払って選択しているつもりでも、構造として家畜であることには変わりがない。それぞれの行程に信用や信頼があると信じることによってだけ、我々は家畜(という自覚)を免れているに過ぎないのである。

つまりこの著者は、信じていない。その徹底した不信が私の虚を、脇腹を突いてくるのである。信じるということは、責任からの逃避、あるいは押し付けであると。人間不信のくせに人を信じないと生きていけない人間は、しかし全ての人を信じることができないから、信じられるであろう人と信じられない人を峻別してしまう。人の信用の中でしか生きられないことに、人の苦しみのひとつがあるのだろう。それは責任を負えないという苦しみなのだ。自分の日々の選択に、あるいは自分の生命に対してさえ。

私の商売など経済社会にとってのゲストでしかなく、金で買ってきたものの差益で生きているだけの、消費するだけの客体である。この社会は消費を促す。国民は消費する客体であり家畜であるわけだから、消費するだけの金と、動けるだけのエサを与えておけば良い。がんがんエサを食い金を稼ぎそして使う人が尊ばれ、それに憧れる。それが「消費バカ」である。商売人は、経済はそれを助長する。しかし儲からない商売人は、少なくとも消費バカを増産しないことには役立っているかもしれない。

社会のゲストでしかない現実の中で、私はこの店の「ホスト」となることによって何らかの責任を負い、ささやかな安らぎを得たつもりになっている。ただその責任とは、客人にこの家畜社会からの現実逃避(つまり一時の死)とその間の何らかの(臨死的)体験を与え、そして元の生活に戻す(再生)という責任であるのだろう。やはり私はこの世界ではホストとはなれず、夜の異次元の、異世界のホストということになるのだろう。

ピアノ王子は相変わらずひとり、フリーソロのクライミングを続けている。

(後半につづく)


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by barcanes | 2017-04-23 00:08 | 日記 | Trackback | Comments(0)

高知、大阪、福岡、にこ、にこ、ぷん

4/21(金)

高知のSSW矢野絢子さん、大阪から山村誠一さん、福岡からはとんちピクルスさんが、わざわざ藤沢の寂れたバーまで来てくださいました。そんなニコさんとニコさんとプンさんの凸凹トリオで「オトナのにこにこぷん」。

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とんちさんのカラオケ芸、初めて見ました。ビミョーで面白かったです。スチールパンの第一人者にしてムード・サックス吹きでもありワン・コンガのパーカッショニスト、山村さんの名人芸はぜひみなさんに見ていただきたかった。矢野さんの熱唱も聞きものですけど、顔見知りの方は一人もいらっしゃいませんでした。毎度いつも集客力がなくてスミマセン。

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ラップするとんちさん。

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いろいろ小道具を出してくるとんちさん。ここではマイクスタンドの先っぽに人形をくっつけて、ぐりぐり振り回しております。

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シーサーのつもりの人形と歌うとんちさん。とっておきの芸があるみたいなんですが、今回は初めてなので封印だそうです。

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各自のソロと、二人ずつの組み合わせと、3人でと、いろんなパターンがありました。

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山村さんは20年ほど前、パーカッショニストとして研ナオコさんのバンドにいたそうです。研さんからステージに関することをいろいろ学んだとか。今回は矢野さんが「あばよ」を歌いました。伴奏する山村さんのスチールパンがとても良かった。

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あとでシングル盤を見つけた。

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矢野さんが7インチシングル(33回転)をくれました。「最後の約束/リアル」演奏はgenkosaiBANDとのこと。トランペットが黄啓傑さんで、ペダルスチールは宮下かな。

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山村さんもCDくれた!スチールパン・オーケストラをはじめ、いろいろな編成での山村ワールドが楽しめます。


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by barcanes | 2017-04-22 22:26 | 日記 | Trackback | Comments(0)

「オトナのにこにこぷん」

今週の金曜日4/21は、高知の小悪魔系美女SSW矢野絢子さん、日本のスチールパン第一人者にして大阪の怪人・山村誠一さん、そしてCane's初登場の福岡の奇人・とんちピクルスさん。

そんなトリオで、お題は「オトナのにこにこぷん」。なんじゃそりゃー。どんな演目なんだか全く分かりませんが、調律したてのピアノでお待ちしております!

4/21(金) 「オトナのにこにこぷん♡」
 open 19:00 / start 20:00
 予約2500円/前売り3000円
【出演】矢野絢子(ピアノ・うた)
 山村誠一(スティールパン・パーカッションetc.)
 とんちピクルス(ウクレレ・うた)
【メール予約】 yanojunko.live@gmail.com
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すごいツアーだなあ。

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by barcanes | 2017-04-21 19:00 | イベント | Trackback | Comments(0)

フリー・テーマで10年目

4/15(土)

10年目に突入した”Voices Inside”第110回目。ゲストなしのレギュラー3人によるフリー・テーマ。主宰潤くんはJガイルズとチャック・ベリーと、追悼特集2つ。関根さんはコーラス・グループの「売れる前」特集とサム・クック唱法に影響を受けた、というより真似にならざるを得ない「クック系」シンガー特集。

そして「ブギー」マサオさんはエクセロ(Excello)レーベル特集。今年一月に亡くなっていたという、エクセロのルイジアナ録音で活躍したGuitar Gableというギタリストや、ロンサム・サンダウン特集もディープでよかった。同じイントロ、同じリフで似たような曲を何曲も歌っているところなんて、まさに民謡ですね。最近私はブルーズのみならずポップ音楽における定型感を民謡と感じられるようになってきちゃいました。みんな民謡でいいと思います。そうしてフォークロアになっていくのです。みなさん定型を恐れずにいきましょう。
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ゲストなしで地味な感じがしたせいか客人の集まりも良くはなかったが、こんな時こそテーマに縛られない面白い選曲が聞けるもの。ずっと体調を崩していたH女史も久しぶりの先発完投。カープ岡田くんもプロ初完投勝利でしたしね。終演後はなぜかゲームが流行り、黒ヒゲ危機一髪から、昔よくやったドミノ、立体の四つ玉並べなど出してみました。男女の(ゲームでの)かけひきも、なかなか見ものでした。

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「花札ない?」と言われ、ありますけど手作りですコレ。中学のとき仲良しのカイくんと一緒に授業中にコツコツ作った気がする。今見てもなかなかいい仕事してる。

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by barcanes | 2017-04-21 18:43 | 日記 | Trackback | Comments(0)

「地から」プレ・オープン

4/9(日)

今日から田火田の新店「地から」がプレ・オープン。仕事終わりのカミさんと待ち合わせて、夕方なっちゃんと行ってきました。「知ってる人がいるから嫌だ」と泣きました。なっちゃんなっちゃーんって構われるのが恥ずかしくなってきちゃったみたいです。じゃあ行くのやめてもいいよ、って言うと、「美味しいものは食べたいんだよ。」他の客を帰して貸切にしろと言うわけです。いやいや、初日ですし。

でも4人がけのテーブルの端っこに陣取り、初めて微炭酸のりんごジュースを飲み、いろいろ食べたら楽しかったみたいで、また行きたいねって言ってました。子供連れでも行きやすいかも。公園で遊んだ帰りとかにふらっと行きたいね。

スキレットで出てくるものもありましたが「溶岩焼き」の肉料理が売りで、とってもリーズナブル。夕方3時からやってますし、チョイ飲みな感じにぜひご利用ください。Cane's常連のもはや最古参となったイマイがとうとう飲食業界入りしてしまい、スタッフとして働いてます。まだ慣れてないそうなので、ぜひとも厳しくカワイがってあげてください。

大ジョッキ2杯で軽くデキあがってからお店を開け、お餞別にワインをプレゼントしてもらってきた女史と一本開け、その後来てくれた人たちといろいろ聞きながらいろいろ話したけど、全部忘れた。歌姫は車だから飲まないのに、僕は舞い上がって飲んじゃうんだよなあ。朝でした。雨で歩いて来たから、電車で帰りました。

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大ジョッキ2杯目でなっちゃんに嫌な顔されるシーン。「地から」は奥田センター街の名店、田火田の2軒隣です。いかにも肉を焼くのが似合うガタイのコーイチさんが大将です。


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by barcanes | 2017-04-21 14:12 | 日記 | Trackback | Comments(0)