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藤沢北口Bar Cane'sです。移転して営業再開しました。
2013年 01月 31日 定休日の夜に太陽ぬ荘スタジオに集まって、2/24の「藤ロック」に向けて練習。今回は新メンバーを迎えての初練習だ。新メンバーって言ったってなじみの兄貴だけど。今回はギター、ギター、ベース、ピアノ、ドラムの5人でロック。思ったよりいい感じ。今回のバンド名は「Nice Members」に決定。終わった後、いつものようにロビーで、曲のアレンジなどあやかや言いながら朝まで飲む。この作業は欠かせない。練...
2013年 01月 30日 毎日お店で音楽をかけていると、ふと自分が何を聞きたいのか分からなくなるときがある。というか、そういうことがほとんどで、誰かお客さんでもいればその人の好みとかイメージで選べるけれど、自分一人でいると聞きたい音楽が見つからない。 ミュージシャンでもそんなようなことがあるのか、ふと自分はどんな音楽が好きで、どんなことをやりたいのか、分からなくなることがあるらしい。今回は「大好物」をテーマにし...
2013年 01月 29日 卒業式はいつも暖かい春の陽射し。 高校の卒業式の日、僕は世話になった先生に挨拶に行こうと部活の仲間、花田君、通称ハナヂを誘った。 「そうだな」と彼は同意した。 その日の行事が終わり、それなりに愛着もありながらも、おそらく二度と、永遠に全員が顔を揃えることはない教室をさっさと抜け出し、僕はそれまでと同じようにボロ屋のような部室に向かった。 後輩たちは練習が休みなのか誰もいなかった。...
2013年 01月 28日 世の中にはいろいろなトラブルがあり、他人事だと思えることとそうじゃないことがある。自分にも十分に当てはまる可能性があり、思い当たるフシさえある。幸か不幸か、僕の周りにはいい例も悪い例も、年齢に関わらず(年が下でも)いろんな先輩方がいて、いろいろな話を聞くたびに明日は我が身と覚悟はしても、何も抜本的な解決などできないままに日々を過ごしていく。時間が解決してくれる、というときの時間は、トラブルが...
2013年 01月 27日 太陽ぬ荘のイベントに「しゃべる詩人の会」という名で参加。宮井さんはジャズをバックにストーリーのある散文を、二見さんはいつものDJスタイルで「デトロイト」をテーマに5曲ほど音楽と朗読を交互に、僕は「ブルース」をテーマに4篇書いてきた。トリをつとめる詩人の高橋君は突然服を脱ぎ始め、上半身裸でノンストップのリーディング。久しぶりだったそうだが、さすがのパフォーマンスだった。 スタジオの一室で...
2013年 01月 26日 率直な疑問。 みんな何をしてるのだろう。みんな夜をどう過ごしているのだろう。夜の娯楽はどうしてるのだ。生活に余剰のお金は何のために使い、楽しみはなんなのだろう。音楽を聴く人はどうやって聞いて、酒を飲む人はどうやって飲んでいるのだろう。暇な人はどうやってつぶし、恋人や家族と過ごしたくない、過ごせない人はどこに行っているのだろう。若い人たちは遊んでいるのだろうか。 週末の土曜にもこん...
2013年 01月 25日 昔の、高校の頃の試合のビデオがあるっていうから、見たくないなあと思う。周りのことが見えていない自分がそこにいる。昔のことをよく憶えてるやつっていうのがいて、周りをよく見てるんだと思う。僕は断片的な記憶が、ときに客観的な光景としてその中に自分がいたりするから、多分に後になってからねつ造されたものである可能性がある。 周りが見えてなかったのは自分の内面で精一杯で、周りを見ようともしなかった...
2013年 01月 24日 ニュースや報道の言葉を、そのまま額面通り受け取っちゃいけないよというのは、このたびのアルジェリアの事件や北朝鮮のロケットだとか核実験だとかの軍事的なことや、大小の権力が絡んでいるような場合に特にそう思うのだが、事件の背景や裏事情などをちょっと調べれば、事はそれほど単純ではないぞと分かるし、知ろうとしなければ簡単にごまかされてしまうというということでもある。 酒場でも人の言葉尻をとらえて...
2013年 01月 22日 時事ネタのちょっとした酒飲み話で、賛否あれこれ喋った後、まあどっちでもいいんですけどね、どうにかなるでしょ、平和が一番です、なんてことを若い人たちが言ったりするのを聞くと、おいおい、意見しといて最後はそれかよ、とビックリする。 まあだいたいそんなものかもしれないし、酒飲み話で意見を言い合っても、かみ合わなくなってケンカになってもしょうがないから、自分もそんなこと言ってるかもしれないなあ...
2013年 01月 21日 1月号の「すばる」から中沢さんの連載が始まって2回目まで読んだ。タイトルは「赤から緑へ」。いきなりマルクスが出てきて、「緑の党」なんかにつながっていくのかな、と思わせるタイトルである。交換経済から発生する資本主義と、人間の体内にできるガン細胞、言葉における比喩のはたらき、それらが現生人類の脳の同じ能力から生まれてきている。違うカテゴリーのものを同列に並べることができる(これは交換を可能にする...
2013年 01月 20日 少し前にお客さんから「古本であったから」と本をいただいた。お店に本棚を置いてからというもの、僕が読書家だと思われるのか本の話題になることが増えた。しかし僕は小説の類はほとんど読んでこなかったので、たいていの話にはついていけないのである。それでも借りたり頂いたり、勧められた本を読んでみたりして、この2、3年でようやく小説なども読めるようになってきた。 今回いただいたのは、以前からおもしろ...
2013年 01月 19日 今日の「Voices Inside」は凄かった。78回転、SP盤で聞く、Blues、しかも盤質の状態がいいからなのか、ゲストの文屋さんがかける音の生々しさといったらハンパなかった。SP盤は1950年代半ばから45回転EP盤が出回るようになって徐々に入れ替わり、50年代末に消えてゆくまでの、音楽商品の基本フォーマットだった。50年代までの最先端の流行音楽はSP盤の音で録音され、聞かれていたので...
2013年 01月 18日 高校の頃、部活によく6つ上の先輩たちが練習に来てくれていた。その中の一人の先輩が今でもたまにお店に来てくれる。僕らの共通項は、中学は違うのだが同じ教師にメチャクチャやられてた点で(つまりその間に転任している)、その先生はこのご時世にも未だに変わらないスタイルでやっているらしい。 そんなやり方でも慕う教え子がいて、何かを達成すればすべて許されてしまうのかもしれない。高圧的で自分勝手なやり...
2013年 01月 17日 たまの休みには母に子供(生後もうすぐ11ヶ月)と遊んでもらおうと、買い物に出かける。行き先はたいてい辻堂の新しいショッピング・モールで、子供服を売っているショップを片っ端から見て回る。母はいつでも全力で孫と対峙するので、子供も一番の遊び相手としてバアバを認識しているようだ。ほっとけば深夜でも朝まででも、きゃっきゃきゃっきゃと遊んでそうな勢いだ。 ショッピング・モールに行くと子供連れの若...
2013年 01月 16日 1月末から2月にかけて当店のイベントが目白押しなんですが、実は僕ら素人衆が何かやんなきゃいけないイベントも立て込んでいまして、僕自身の発表の機会で言うと1/27の太陽ぬ荘、2/3当店のPotluckナイト、2/11田火田の10周年、そして2/24の藤ロックと続くんです。 1/27(日)の太陽ぬ荘は、「Festa del sol」というイベントで、スタジオの一室を借りて1時間やりたいこと...
2013年 01月 14日 確か15年ほど前にも大雪の成人の日があって、その頃僕は南口のバーでバイトをしていた。その日出勤できるスタッフは僕しかいなくて、黄色い長靴を履いて出勤し、オーナー(「マネージャー」と僕らは呼んでいた)と二人だけでお店を開けたことを憶えてる。 そして僕は今年で二度目の成人式を迎えたことになる。新成人の子が飲みに来たりすることもなくなって久しい。TVのニュースでも成人式で暴れたりする様を見な...
2013年 01月 13日 最近プロジェクター用のスクリーンを中古で買ってきてもらったので、何かを上映するイベントをやらなきゃと思っているんだが、なかなか良いアイデアがない。映画もいいけど酒場なので長時間じっとしてるのも辛いと思うし。どなたか上映企画の持ち込みを期待しています。 とりあえず軽い企画として、正月明けの連休で暇だろうと思って、ライブ映像を観ることにした。僕らの好きなアーティストの長いこと未発表だった7...
2013年 01月 12日 我々が「事件」と呼んでいる出来事が昨年4月にあった。我々、というのはその場にいた若手のミュージシャンと、その周りにいて、その事態がいったい何だったんだろうかと思いを巡らした人たちである。昨日も久しぶりにその話題になり、今日もまた最後の最後の明け方になってその話になった。 あの「事件」がどんなことだったのか、自分もつかめずにいて、あの場にいた人たちにいろいろ意見を聞いてきたのだが、ようや...
2013年 01月 11日 音楽の一体感、その逆とは何だろう。一体感の音楽と、その逆とは何だろう。異質性、批評性、客観性、等々。エロスの音楽と、イって帰ってくる十牛図のような音楽。合一あるいは同一は他を区別して排し、強力なリーダーを待望して内側からファシズムを呼ぶ。愛し合う男女はまわりが見えなくなり、芸術家は主観から突破しようとする。景気に飢えた国民は、景気から一点突破することで全てがうまく回り出すことを信じようとする...
2013年 01月 09日 バーのマスターとして失格だと思うことは少なくないが、恋愛話が苦手である。こんなことだから女子のお客も少ないのだろう。そしてこんなことを書くと、より一層相談なんてしてくれなくなるかもしれないが、まあそれも仕方ない。 そのままの自分を好きになってほしいのに、今のままの自分では好きになってもらえない。そういう場合の返答としては、自分の何かを変えればいいんじゃないの?というのがてっとり早いアド...