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藤沢北口Bar Cane'sです。移転して営業再開しました。
2011年 04月 30日 夜は久しぶりに田尻が言い出しっぺになってくれて、おなじみの若手メンバーが揃って「TAJI ROCK FESTIVAL」。ピアノ田尻有太、スチールギター宮下広輔(マンドリンも練習中)、歌とウクレレ、コンサーティーナ岡崎恵美、最近はギターで弾き語りもするようになったまえかわともこ、パーカッション宮武理恵、思えばこのタイトルのイベントがきっかけで、みんなうちで演奏してくれるようになった。田尻は頼り...
2011年 04月 30日 翌朝目が覚めたら1時間に一本のバスが出る15分前だった。仙台駅前午前のざわめきを走り抜け、予定の一本前のバスに乗れた。深沼海岸行き。乗客は10名ほど、見物客など僕だけだろう。 仙台に来る予定もなかったし、特に知り合いもいなかったので、なんのとっかかりもなかった。昨夜のネットカフェに着いてから、電車とバスの路線図を見ながら今日歩く行程のあたりをつけた。今夜はイベントが入っているから、お店...
2011年 04月 29日 (前編からのつづき) 通されたカラオケ・ルームのような個室で、ガイガーカウンターを森田さんに手渡し、ささやかな贈呈式。そして森田さんと、同席されたある南相馬の病院のお医者さんの話を聞いた。 今回の被災はまず地震があり津波があり、そのうえ福島県には原発事故があり、そして風評被害という問題が起きている。福島第一原発から30キロ圏の外である相馬市は、今後もまだ原発事故の収束がままならな...
2011年 04月 29日 26日の火曜日に急遽、福島県相馬市に行くことになった。目的は相馬でCDショップを営む森田さんという方に放射線測定器を届けること。それを藤沢からの贈り物にしたいということで、私はみなさんにご協力いただいて3日間で8万ほど集めることができた。今、日本国内にガイガーカウンターはほとんど見つからない状況で、ようやくロシア語表記のフランス製のものを1台確保できた。値段は13万円だった。ガイガーカウンタ...
2011年 04月 29日 なぜ今、一般市民の我々にガイガーカウンターが必要なのか、分かる方には説明不要と思う。自分で生きるための判断を、自分でしたい。ただそのことに尽きるであろう。 そのための判断材料は、既にいろいろあるとも言える。そして、判断材料がいくらたくさんあっても決断はできないかもしれないし、少なくても決断しなければならないときもある。それでもやはり、情報は少ないより多い方がいい。情報を取捨選択するのは...
2011年 04月 28日 今日28日(木)は定休日。月末業務の家賃など支払ってきましたよ。今月もあっという間でした。 明日29日(金)は臨時休業させてもらいます。朝から出かけてまいります! 明後日30日(土)は「タジロック・フェスティバル」、ピアノの田尻を中心にmoqmoqこと恵美ちゃん、遊鳥にはまえかわと理恵ちゃん、ペダルスチール宮下など、おなじみのメンバーが総出演します。ゲストはDJリクオガガです!お...
2011年 04月 27日 昨日は急な募金の呼びかけをしたもんだから、来てくれた方からは確実にご協力いただかなければと身構えていたのだが、ご来店は若干2名だった。お二人とも久しぶりの来店だったので、なんとなく震災や原発の話になるだろうと、そんな取っかかりから「実はこんなことをやっているのですが」とやる手はずであった。 お一人目は自称「右往左翼」なんて言って、右往左往しながら右寄りなフリして生きながら気持ちは実は左...
2011年 04月 26日 このたび縁あって、福島県相馬市でCDショップを営んでいる方に、放射線測定器(ガイガー・カウンター)を送ることになり、その購入資金について、みなさまにご協力をお願いしたいと思っています。急な話なんですが、金曜日に僕も相馬に行くことになるかもしれません。 福島第一原発の避難区域からは外れているものの、放射性物質汚染の影響が大いに心配される相馬市には、ガイガー・カウンターがほとんどないのだそ...
2011年 04月 24日 アフラックのテレビCM「アヒルのワルツ」インストバージョン、NHK「おかあさんといっしょ」の演奏などでも知られる、アコーディオン、チェロ、ギターの3人組「ザッハトルテ」が京都から来てくれます。今回はsausalitoのジョージさんが企画からDJ、フードと全てやってくれており、僕は場所とドリンクだけなので大変申し訳ないのですが、予約もあと若干名ですが入れる状況ですので、よろしかったらぜひどうぞ...
2011年 04月 22日 「100,000年後の安全」という映画を見てきた。平日の昼間だというのに、渋谷のミニ・シアターはほぼ満席だった。原発を全廃した隣国のスウェーデンとは違い、フィンランドには原発があり、その放射性廃棄物の処理について、どのように考えられているのか、永久地層処分施設の建設についてのドキュメンタリーだ。 地下に何キロにも及ぶ坑道を掘り続け、何十年後まで核廃棄物を埋めた後、完全に封鎖する。核兵器...
2011年 04月 21日 久しぶりに箱根の軽い山道を歩きに行った。室町時代に敷かれた石畳が残り、若い葉をつけたカエデの枝が味のある枝ぶりで、細い腕を投げかけているような道だ。ふもと近くの桜は散り尽くしていたが、少し上がると満開の立派な桜があり、太い枝の途中には大きな鳥の巣のような、空中に根を垂らした灌木のようなものが宿っていた。 根や枝を絡ませるような寄生とまでは言えない、ただたまたま立ち寄ったバーの止まり木に...
2011年 04月 20日 フィデル・カストロがキューバ共産党の第一線から引退したというニュース。革命を成功させ、そのまま長期にわたって政権を持続させてきた革命家がまだ存命で、自分も同じ時代に生きていることが不思議な感じがするが、それにしてもキューバは不思議な国だ。それはただの「反米」ではなく、「脱米」であったことも関係しているのだろう。 もちろん、ソ連と密接な時代もあった。キューバ国内に不満がある人は、海を越え...
2011年 04月 19日 知り合いのジャーナリストのブログより。最近のシリアのYouTube映像。かなりショッキングな映像なので、ハートの弱い人は見ないでくださいね。 スパイ&テロ シリア映像 日本も震災で大変だが、原発事故は見えない放射能との戦いで、こんな離れたところではリアル感も日々薄れていくばかりだ。しかし地球の裏側のこのリアリティーはなんだ!発砲の音のたびにビクッと心が打ち抜かれるようだ。寝ぼけた...
2011年 04月 18日 「天顕祭」(作・白井弓子)というマンガをたまたま借りていた。読み始めてみたらこれは全く今の、これからのことを書いているマンガで、ビックリして最後まで一気読みした。核や放射能という言葉はいっさい使われていないのだが、「フカシ」という言葉を使って、明らかに汚染のあった後の近未来の世界を描いている。 そのような汚染地域における、放射能という見えない荒ぶる神に対するおそれや、ケガレや供儀という...
2011年 04月 17日 仕事の関係で東北方面に行く人、ボランティアに行く人、援助物資を運んだ人、身近にそういう人の話を聞くと、すごいなあ、行動力あるなあと素直に感心する。そして、いいなあ、俺も被災地を見てみたい、なんて言うと、そんな野次馬根性は良くないから止めとけ、とみんなに言われる。原発の抗議運動、沖縄の米軍基地の反対運動、その他、各所で地元の人たちを中心に、地味かもしれないが重大な活動が続けられている。そして世...
2011年 04月 16日 夜は月例「Voices Inside」、先月で3周年を迎え、今回は新しい段階に入ったと言えよう!「愛」をテーマに、語りを入れながらレコードをかけるディスクジョッキー・スタイルで最初から最後まで一人で通してみるというものだ。急遽ゲストに決まったDJ RIKUOGAGAを間に挟み、前半と後半に分けて、「誰もが愛すべき誰かが必要だ」というイントロから、「ファイターではなくラヴァーである」ことに気付...
2011年 04月 16日 大学の時に講義を聞いていた先生がUstream中継で鼎談していたのを知らずに聞き逃していたので、ダウンロードしてジョギングしながら聞いた。先生の声を久しぶりに聞いたし、自分が感じていたようなことを言っていたのでちょっと嬉しかった。今回の原発事故を宗教の問題や文明史の大きな転換点として捉えていた。逆に言うと、人類学者や思想家のような人たちでさえ、今回の事件が勃発しなければ分からなかったことがた...
2011年 04月 15日 「ミツバチの羽音と地球の回転」という映画が気になっていたので新百合ヶ丘まで見に行ってきた。瀬戸内海に建設予定の上関原発に反対してる祝島の人たちのドキュメンタリーだ。半農半漁のこの島の27年にわたる反対運動を引き継いでいる一人の若者(たかしくん)を追うと同時に、脱原発を遂げているスウェーデンの電力事情も紹介している。 映画の最後で、原発推進派の人から「自分たちの都合で、社会の大多数の人た...
2011年 04月 14日 早起きして久しぶりに山登りにでも行こうと思っていたのだが、朝まで深酒だったので出遅れて、それでも温泉ぐらい浸かろうと箱根の仙石原まで行ってきた。いわきナンバーの車が止まっていて、ここでも今日から被災者の受け入れが始まったのだそうだ。 国破れて山河あり、ではないが、山も桜の花吹雪もススキの枯れ野も、相変わらずの姿に見えた。しかし、岩風呂の目地はいつ崩れるとも分からないような、無機質で不安...
2011年 04月 13日 廃墟の町。荒野と化した住宅地の庭に、一本の梅の若木が残っていた。孫の生誕記念に植えたもの。「私は梅子、生きています。撤去しないでください」という札が掛かけられていた。 日本は80兆円ものアメリカ国債を持っているそうだが、手をつけられないのだろうか。お互いに借金を持ち合っていると、それはあってないようなもので、その返済は天文学的な未来の人々に残されるのだろう。ちょうど核廃棄物や廃炉になっ...