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テンプルトン・ライ

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・テンプルトン・ライ・スモールバッチ 40度

アル・カポネが晩年、投獄された刑務所に持ち込ませていたというライ・ウィスキー。実際、彼の独房からこのボトルが見つかっているそうで、1920年代の禁酒法の時代に実在したブランドだそうです。

法律上、ライ・ウィスキーは原料の51%以上ライ麦を使っていればよいのですが、これは100%ライ麦を使用したストレート・ライ・ウイスキー。しかも単式蒸溜器で2回蒸溜という、シングル・モルト・ウイスキーと同じ製法で造られているらしい。

味わいは甘口で、薬草のような草香は熟成によるものなのか、味に深みと広がりを与えています。ライ・ウィスキーらしい、甘味とキリッとしたキレ味が両立しながら、40度という低めの度数で飲みやすさもあり、質の良い酒質感も感じさせ、どなたにもお勧めできるお酒だと思います。

隣に写っているのは「ベリー・オールド・セントニック・ウィンター・ライ」。こちらは50.5度で、よりパンチとすっきりドライ感があります。

私はアメリカのフォーク・ミュージック的なものを聞いていると、バーボンもよいけれど、なんだかライ・ウィスキーが飲みたくなります。最近はもうすぐ来日するケリー・ジョー・フェルプスをお店でよく聞いています。こういうお酒を飲みながら、できたらボトルで注文してテーブル席でちびちび飲りながら、ライブで聞けたら最高だなぁ、なんて思います。
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by barcanes | 2009-03-26 02:25 | Trackback | Comments(2)

大正の一滴

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・大正の一滴 蔓無源氏(つるなしげんぢ) 平成19年仕込み原酒37度

明治時代に鹿児島で発見され一時は盛んに栽培されていながら、現在はほとんど生産されていないという在来品種のサツマイモ「蔓無源氏」を使い、大正時代の麹を用いて大正にこだわったという芋焼酎だ。

昨年は35度で発売されていたが、今年は37度に上がって、発酵の技術が上がったのか、それとも蒸留の末垂れを短くしてスッキリと仕上げたのか分からないが、お値段据え置き、素晴らしいことです。

しかし、味わいは昨年の強烈さがなく、やや物足りなさを感じるところあり。ガツンと延髄にくるような、青臭い残留成分のキック感がなくなり、すっかり良い酒になってしまってます。なんだか昔の悪ガキが、大人になってアクの抜けてしまった感じで、大正の昔の鹿児島男のイメージも、すっかり上品になってしまったような、これはけなしてんだかほめてんだか分からない感じになってきましたが、それもまた大正ロマン的な表裏的な良し悪し的っちゅうことで、粗っぽさみたいなところに夢やロマンを感じてしまう我々のような輩の意見など、全く無視していただいて結構なのでございますけど、原酒系芋焼酎としてフツウに旨いです!さすが「芋麹芋」の国分酒造!ロックでもいいですけど、やはりウチとしましてはストレートで!柔らかさとは違うやさしさがあり、質の高さを感じられます。
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by barcanes | 2009-03-24 21:37 | Trackback | Comments(0)

"VOICES INSIDE" 一周年記念イベント!

毎月第3土曜日に当店で行っているDJイベント「VOICES INSIDE」が今月で一周年になります。サザン・ソウルやニューオーリンズを基調に、サウスでディープな「内なる声」を聞くというイベントでして、ホストDJの二見潤さんと、毎月替わりのゲストDJを招き、一年間いろいろな切り口でやってきました。総じてみると、やはりオシャレなどとは無縁の、男クサい、庶民な音楽ばかりであったわけですが(私はそれをむしろ「フォーク」と呼びたい)、全く当店にふさわしいイベントであったわけです。

そんなイベントの一周年記念としまして、このイベント発足のきっかけとなった陰の支配者、サウサリートのジョージさんが今回のスペシャル・ゲストです。そのために曜日はいつもの土曜ではなく、日曜日になっております。みなさん、お間違えなきよう。そして一年間ゲストに来てくださったおなじみのDJのみなさんも集まってくれるそうなので、お楽しみに。

そして、このイベントが一年続いた感謝を表しまして、ホスト二見さんがなんと自腹で、ご来場の方全員ビールが一杯(またはソフトドリンク)ふるまわれます!なんと太っ腹!素晴らしいイベントです。ぜひご来店下さい。

3月22日(日) 夜6時より ノー・チャージ(ビール一杯付き!)
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by barcanes | 2009-03-22 20:52 | イベント | Trackback | Comments(1)

【LIVE】Tahnya

今度の土曜日、当店初登場のデュオのライブをやります。女性ボーカルと男性ギターの二人です。初めての方たちなのでどんな感じになるのか分かりませんが、知り合いのDJの方々の推薦もあり、楽しみにしています。チャージも投げ銭ですので、みなさんも気軽にお越し下さい!

3月14日(土) 9pm~ 
チャージ:投げ銭

「Tahnya(ターニャ)」

優しくつつみこむアコースティックサウンドと、叙情的な詞を歌う深みのある声。 二人が描くのは日常からは1歩離れた独自の世界。なぜか心にそっと寄り添うようで心地よい。 そんな音楽、それがTahnyaという音楽。
クラシックを学んでいたvo.ナオと、JAZZ,FUNK等を聞きあさってきたgt.ヒラタが、在学中に知り合い結成する。メンバー編成など形を変えながら、2006年9月、現在の形態で始動。
現在東京都内、湘南、鎌倉のcafeを回るTahnya カフェツアーを実施中。
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by barcanes | 2009-03-12 01:52 | イベント | Trackback | Comments(0)

【LIVE】ラムバンド

明日はライブです。

鎌倉の小町通りからちょっと入ったところにあるスタンディングバー「RAM」のマスターけんさんとその仲間たちのバンド、「ラムバンド」が当店に遊びに来てくれます。

鎌倉の飲み人のみなさんもたくさん来てくれるそうですが、藤沢の飲み職人のみなさんも、藤鎌異文化国際交流に参加してくださると、世界平和の役に立つような気がします。

ラムバンドのみなさんは得意のレパートリーの数々で楽しませてくれると思いますので、ビールやテキーラを多めに仕入れておきたいと思っております。

3月4日(水)夜9時より
チャージ:投げ銭
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by barcanes | 2009-03-04 01:35 | Trackback | Comments(0)

貴 蔵付天然酵母

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・貴 蔵付天然酵母 山廃純米 山田錦
・貴 蔵付天然酵母 山廃純米 雄町

先日、珍しく都内にまで飲みに出かけた際、特に印象に残ったので、その後探して見つけてきたのがコレ。そのとき飲んだのはたぶん雄町の方だったと思うが、お米違いで二種類出ていました。

山口の「貴」といえばやはり、キリッとした中にフルーティーな甘味が感じられるところが人気のお酒なのだと思いますが、コレらはさらにこの甘味のフルーツ感がまったりとして、ステキなのでございます。例えるなら、いちごミルク!このミルキーさを味わうなら、ここはひとつ、ぬる燗よりもさらに低めの人肌ぐらいがよろしいかと。暖かい室温ぐらいでももちろんよいのですが、温度はあまり高くないほうがいいみたいですな。

この二本では雄町の方が一年古い製造(19年12月)になっているので、その分まったり柔らか感が増しております。ですが、今のところコレを飲んだ方々はみなさん二種類とも飲んでいかれるので、やはり飲み比べというのが趣向であります。そして全員が旨い!と言うのでありますから、これはやはりオススメできるお酒ということになりましょうか。

このミルキーな味わいはおそらく、この「蔵付酵母」っちゅうやつのおかげなのでしょうか。純粋培養酵母でなく、その上乳酸菌を使わない山廃仕込みなわけですから、すんごいいろんな菌たちが活躍して、雑菌やらばい菌やら、いいヤツも悪いヤツもいろいろ闘いあったり交じりあったりして、こんなステキな味になっちゃうのかと、想像するととても楽しいわけで、造り手は大変な苦労でしょうが、それはそれできっと楽しいのではないかなと、思ったりすると蔵付酵母っちゅうヤツになんだか興味と親しみが湧いてくるわけなのです。

そんな風に考えてみると余談ではありますが、「エコ」なんていうのも本当はそんなようなものなんでしょうかね。悪いヤツを切り捨てればいいっていう考え方はやはりエコではないわけです。悪いヤツとか汚いとか不要と思われているものが、いつの間にかいいヤツに変わったり、見えないところでいい働きしてたりするのが、やっぱり素晴らしい味になったり、楽しかったりするのでしょう。

そんなアナタにもきっと美味しく飲めてしまうお酒です。

そしてもひとつオマケ。「貴 濃醇辛口80純米酒」。ウルトラマン80みたいなネーミングですが、精米80%ということで、これまた私の心をくすぐる低精白もの。玄米っぽいような色の濃い、固い酒質のイメージですが、これもまた貴らしいフルーティー感があり、燗にして固さをやわらげようとすれば香りが失われ、そうするとやはりこれは常温で固さを感じながらフルーティーを感じるという、なかなか面白い両立が楽しめることになるわけです。しかも値段も最高にリーズナブル。(一般的に低精白ものは安くなる。)こんな酒を毎日の常備酒にしたいものですなぁ。というわけで、このお酒はとっくに空になってしまい、上の蔵付酵母の方も既に半分以上減っちゃってるんですが、ご紹介しとかないとと遅ればせながら思った次第なのです。
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by barcanes | 2009-03-04 01:08 | Trackback | Comments(0)