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キャンドルナイトのイベントです

6月18日(日)は、夏至のキャンドルナイトのイベントが当店で行われることになりました。詳しくはこちらで。

今回のイベントの主催は、キャンドルナイトin湘南実行委員会のみなさんです。イベントに関するお問い合わせは、info@r134.jpにお願いします。

なお、当日はイベントのみの営業で、通常営業いたしません。よろしくお願いします。

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床にコーヒー豆の麻袋(珈琲豆吉提供)を一面に敷いて、みなさん靴を脱いで床に座るという、当店初の光景に、店主も一日裸足で仕事してみました。サラエボなど世界各地で難民の支援をしているというNGO「JEN」事務局長をされている木山啓子さんのお話は、さすがに実体験のこもった良いお話で心服いたしました。世界中に苗木を植えて歩いているという「アースウォーカー」の中渓宏一さんは、偶然にも店主の高校の二つ先輩で、当店に飲みに来てくれているY先輩とは部活の先輩後輩の間柄かつ飲み仲間だったそうで、旅に出てから音信不通だったという数年ぶりの再会を果たしまして、旧交を温めつつ、その日の謝礼を使って!遅くまで飲んでいってくださいました。

ケーブルテレビのJ-COMの取材が来ていたようです。来週26日からの1週間、情報番組で映るそうです。時間が分からないのですけれども。どなたかビデオに撮ってほしいなぁ。

あと、傘や上着の忘れ物もありました。お気づきの方はどうぞ。

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J:COM湘南の「Hometown湘南」という番組のサイトに写真が載っていますねー。放送時間は、朝8時、昼2時、それと深夜12時からのようです。よーこさん、5時からの見てみましたけど映ってなかったですねー。違う番組でしたねー。J:COM湘南のホームページはこちら
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by barcanes | 2006-06-18 17:50 | イベント | Trackback | Comments(1)

YOUNG'S SPECIAL LONDON ALE

c0007525_20485584.jpg・YOUNG'S SPECIAL LONDON ALE
ヤングズ・スペシャル・ロンドン・エール


糖類や副原料を添加した大量生産エール(ケミカル・エール)が多い中、イギリスの伝統的なスタイルのビールを現在に受け継いでいるブルワリーであるRam Breweryは、エリザベス一世の時代の1581年、旅館の宿泊客に出すためにビールの醸造を始めた。経営者が3度替わった後、1831年より現在までヤング家が醸造を続け、他の醸造所を合併し、多くのパブとホテルの経営もしている。

当店でも以前に紹介したことのある「ダブル・チョコレート・スタウト」、ハチミツ配合ハニー・エール「ワグル・ダンス」、バーレイ・ワインの「オールド・ニック」は、いづれも特殊な部類のビールでしたが、今回は正統派のエールです。最もよく飲まれているこのブルワリーの代表銘柄である「ビター」よりも苦味があり、アニスのような香り、クリーミーなモルトの香り、フルーティーな酵母の香り、コショウのようなスパイシーなホップの後味、バナナのような風味や、エールらしい鉄味や紅茶味、アルコール度数も6.4%としっかりしており、しっかりした質感と複雑で深い味わいを楽しむことができます。

しかも、このビールには「Bottle Conditioned」と記され、瓶内発酵の進む酵母入りのビールであることを示しています。このビールの深い味わいはこのことからきているのです。CAMRAのボトル・コンディション・ビール部門で銀メダルを獲得、とボトルの首に自慢げに書かれています。CAMRAとは「Campeign for Real Ale」の略で、酵母を濾過せず、樽の中で二次醗酵が進む、イギリスのパブで飲まれてきた伝統的な樽詰めカスク・エールを「リアル・エール」と呼び、守ろうと1971年に設立された非営利消費者団体です。

アメリカ由来の(瓶詰め樽詰めに関わらず)酵母を濾過し殺菌したラガー・タイプのビールが大戦後、特に1980年代以降、イギリス国内でも大量に生産、消費されるようになり、小規模の醸造所は閉鎖、大規模メーカーに吸収合併されていきました。1960年代にはイギリス国内のビール消費量の9割をリアルエールとギネスなどのスタウトが占めていたそうですが、人々の嗜好はアメリカ、フランス、ドイツ、ベルギーなど外国のラガー・タイプに移り、イギリス国内のメーカーもそのようなビール生産に追従したのです。このような状況は、日本酒離れの進む我が国や、ビール離れの進むドイツなども同じことなのでしょう。大規模メーカーと消費者の嗜好が相まって、薄い方薄い方に向かっていくのですね。(これは音楽にも言えることでしょう。)

一方カスク・エールは醗酵が進んで行くため鮮度の保持が難しく、大量生産や輸送ができません。また、飲み頃を判断する熟練のセラーマンも必要なのだそうです。生産地に近い、限定された場所でしか飲めない地ビールは減ってゆく一方ですが、そんな状況の中、大量生産ビールに対する保守的な態度を示そうというCAMRAは、イギリス国民の700人に一人が加盟しているという、ヨーロッパで最も成功した消費者団体と呼ばれるほど成長し、イギリスのビール業界に発言力を持ってリアル・エールの普及に力を注いでいるそうです。

日本でも軽井沢の「よなよなエール」などの地ビールが、リアル・エールの説明をつけるようになってきましたが、もちろんイギリスのリアル・エールが日本で飲めるはずもありません。日本のブリティッシュ・パブで飲める輸入ドラフト・ビールは「ケグ(keg)・ビール」と呼ばれ、ガスを入れて注ぐタイプです。そのためキメ細やかな泡ができます。イギリスのエールが泡を立てずに注ぐと言われるのは、カスク・エールではガス圧をかけないで注がれるためだそうです。CAMRAでは瓶詰めの「ボトル・コンディションド・ビール」も、樽詰めの「カスク・コンディションド・ビール」の「次にベスト」と言って推奨しているようです。このヤングズの「スペシャル・ロンドン・エール」は、「this is REAL ALE」のマークの入った、日本で飲める数少ないイギリスのリアル・エールなのです。
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by barcanes | 2006-06-04 20:52 | お酒 | Trackback | Comments(0)