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Underdogとダメ男のFunk 50周年

7/15(土)



1967年7月にジェイムズ・ブラウンが発売したシングル”Cold Sweat”が、世界にFunkの爆弾を巻き落としてから、ちょうど爆撃50周年。私など爆後生まれの者にとっては、Funkの焦気は当たり前のように幼少時に聞こえていた音楽にも漂っていたはずだ。今回のVoicesは、67~72年頃という爆後数年間に注目した。Funk Musicが黄金期を迎えるのがその後の70年代半ばとすれば、この時代はブラック・ロックとFunky Soulの時代だ。よって今回の特集は黎明期のFunkとFunky Soulが中心となった。


ゲストのGenさんがかけてくれた、JBスタイルの模倣者達によるマイナー・シングルが爆撃直後から多数出ているのも興味深かったし、その頃をリアルタイムで過ごしていた当時ハイティーンの関根さんによる、当時のゴーゴー喫茶ヒッツも素敵だった。ヨコハマあたりはまさにファンキーだったんだろうなあ。


もう一人のゲスト、我らがファン研部長は「ブンタカタカタカ」の掛け声から始まってスライを中心に。確かにこの時代の東の大横綱がJBなら、西の横綱はその後のパーソナルな方向へのダメFunkの扉を開いたスライに違いない。マサオさんはディープFunkにパクリFunk。


潤くんのストーリー・テリングは「Bluesが死んだって言うのかマザーファッカー。Bluesが死ぬわけないじゃないか。」というセリフに泣かせられたファンキー・ブルーズがテーマ。イベントはいつものように静かにスタートしたが次第に人が集まり、DJ5者5様のFunkを楽しんだ。そう、Funkは人それぞれなのだ。「Funk50周年おめでとうございます!」ええ、ありがとうございます。


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終演後は残ったダメアニキ達と、スライは1stシングル”Underdog”から始まるという史実から、Funkとダメ男との相性の良さについての討論。ダメ男とは結局、誰か他人のせいにできない人間なのではないか。自分がこの歴史の末に、地理的な限定の中で生きているという現状を、何者かに責任転嫁する能力に欠けていて、かといってそこから抜け出せたり問題を解決することもできない。そのような自分の不可能性をダメだと自己評価してしまう。だからダメさを自己評価しすぎることで、下向きに何かを突破してしまおうとするが、それでも破りきれない底を保っている。本当のダメ人間にもなりきれないのだ。


しかしそんな底面、つまりそこからは上しかないという一線を持っているからこそFunkできるのではないか。ダメ男それぞれにそれぞれの底面があるから、人それぞれのFunkなのである。スライはデビュー最初の一曲目で、それを提示したのかもしれない。


64年からアメリカで放送されていた”The Underdog Show”(日本でも邦題「ウルトラわんちゃん」として68年に放送されたらしい)というTVアニメがある。それがこの曲のイメージになっているとしたら、この負け犬ヒーローが我々ダメ男達に投げかけているメッセージとは何なのか。検証が必要だ。

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普段は靴磨きをしているUnderdog最後も軽いヘマをする。電話ボックスで変身するあたり、スーパーマンをパロってるらしい。そして我々も新たなイベントを画策中。タイトルはズバリ「Soul Underdog」(仮)。


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by barcanes | 2017-07-28 15:25 | 日記 | Trackback | Comments(0)

線引きに支配されない Next To Silence Trio

7/17(月祝)

沢田沼田尻→No Cage→No Charge→Next To Silenseとトリオの名前が変遷しましたが、とにかく2度目のCane's。ものすごく生音みたいなP.A.をしているみたいにマイクがたくさん立っていますが、完全生音のライブ。もちろん録音しました。生音らしさの再現は不可能なので、あえてバーチャルにしてみました。と言ってもコンプやリバーブをかけた以外はほとんどいぢくってません。そもそも我々がレコードやCDで聞いている音もインチキなのです。P.A.された大きな会場の音だってそう。音楽の現場で聞く生の音にはかなわない。もちろん、だからこそ録音物はライブとは別物として良いものを目指すのだと思います。何曲かやってみたので聞いてみてください。

今回は最初と最後だけフリー。田尻曲3曲に沢田曲が3曲、カバー(ショーター、ジャレット)2曲の全10曲。沢田さんの弓弾きの響きがふくよかでいい音。沼さんはブラシやスティックをいろいろ持ち替えながら、小さくて細かいリズムを刻む。静かに、熱くなりすぎないようにでも静かに熱くタッチが変化してゆく田尻のピアノ。注目のトリオということで多くのお客さんが詰めかけてくださった。特に女性が多かった。田尻がモテるのか、田尻のピアノを評価してくれるのが女性の方なのか、私には分かりません。

どのように皆さんが評価をしてくださるのだろう。とにかく言葉ではうまく書けない。ジャズと呼んでもいいし呼ばなくてもよい。ジャズをジャズとしてやっているわけではないし、同様に現代音楽をやっているわけでもクラシックでもない。でも決してアンチな音楽なわけでもない。いろいろなものを持った者たちが枠組みを取り払った中で、自然に湧き出るものを静かに沸き立たせて出てきたものなだけだ。何の否定もない。

例えるなら、私は日本に生まれ育ったから日本人であると思っているけれど、特に日本人らしく生きなきゃと思っているわけではない。しかし枠組みが必要な人もいて、それはやはりこういう音楽が言葉で説明しづらいことに起因するのと同種の分かりやすさを求めるからなのだろう。外国人にも分かりやすい日本らしさ?知るか。分かりにくくて何が良くない?と言えば、説明しづらい宣伝しづらい商売になりづらい、ということになる。カテゴライズし、間に線を引くということは否定が含まれる。何かを規定するのに、これではない、これとは違うと消去法を利用する。

だからこのような説明できない音楽は、カテゴライズされない生き方をしようとする者には自由や勇気や美しさを与えるだろうし、そうでない者と既に自由すぎる人にはどうでもよいものとなるだろう。どんな音楽にもカテゴライズの難しさは含まれるが、それを好むのも必要とするのも人間である。線引きに支配されない者たちのためにこのような音楽はある。それは静寂から生まれ、静寂のすぐ隣に存在しているのだ。

とにかく聞いていただくしかない。次回Cane'sは9/29(金)。他にも都内などでもやると思います。ぜひ聞きに行ってください。

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以下、Youtubeに上げたもの。今回はカセットテープに落とすのに合わせて深夜のカセット部員が特別にこしらえてくれた新兵器「イシヅカトランス」を使ってみました。デジタル→アナログ変換に効果をもたらすようで、ピアノの音が高級なものに感じます。




これは一曲目のリバーブ増しバージョン。でもあんまり変わらなかったかな。


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by barcanes | 2017-07-21 14:33 | 日記 | Trackback | Comments(0)

登り甲斐のある山を作って登攀するカツヲスペシャル!

7/14(金)



ライブが終わり、みんな帰って片付けて、全て終わった3時過ぎ、この日Cane'sで繰り広げられた音楽をどう表現して良いものやら、言葉に悩んでいた。何かものすごいレベルが高かったね!なんていう陳腐な言い方しかできなかったのだ。要するに受け留められていないのである。来てくれたお客さんだって、決して多くはなかったのだが、そりゃそうである。簡単に受け留められるような音楽ではない。なんか良かったよね!で済む話ではないし、イエーイって大騒ぎするわけでもなく、皆さん静かに演奏を聞いて、特に言葉を残さずに、にこやかな表情で帰っていかれた。


後日、時間が経って、もしかしたら僕らが好きなレコードと同じように、何年も何十年も経ってからようやく良さが分かってくるようなものなのかもしれない。(だから録音は大事なのである。)


SNS上で何か感想でも言おうものなら、なんでこんなスゴイものを見に来ないんだろう、なんて恨み節になってしまいそうで、嫌になって思考を止める。自分は同じものを見て共感を得られる仲間を欲しているのだろうか。もちろん、そうであるけれど、自分の商売が自分の人生とほぼイコールである以上、自分の人生に人を巻き込むおこがましさに自信も責任も持てないのである。皆さんが自己責任で生きていくことを望む。投げかけを放任しておいて返球がないことを恨むのは筋違いであるが、しかし投げかける言葉が見つからないのだから仕方がない。


娯楽産業はライバルが多い。皆さんが自分自身の審美眼や直観で見つけてくださることを期待するしかない。待つのがバーの仕事である。


そうこうしている間に田尻と沢田さんがFBに感想を上げてくれてた。(改行は引用者による。)


『今回からフル参加。それぞれの曲を持ち寄って、作曲スペシャルでした。と言いつつ、カツヲの曲を演奏するのはほとんど初めてだったので、自分にとっては新曲スペシャルでした。


 聴いていても楽しいけれど、参加するともっと楽しい。トリオとは間逆のようなスポーティーな音楽で、(中略)カツヲもトリヲもすごいことをやってるという自負があるというか、自然でかつ他にはない音楽だと思うので、ぜひぜひどんどんライブに駆けつけてくださいませ。


 初めて自分がこのメンバーの音を聴いたときの「なんだこれは…!」という衝撃をみなさんきっと感じると思いますし、分かち合いたいな、と思っています。』(田尻)


『昨日のカツヲスペシャルのライブ、曲を持ち寄っての作曲スペシャルでしたがメンバーの作曲センスに驚かされた一日でした、ほんとレベル高すぎ!初見がきつかった(笑。これまで周りに広報しないまま地道にライブ活動してきてかなりのレベルまで熟成したとかんじました。


これもスーパーピアニストを見つけてしまいました、こんなんおったんやという驚きでなんせ和声、メロデイ、ダイナミクスを素晴らしいセンスでコントロールできるピアニストでこんな独創的な演奏をするピアニストはもう居ないと諦めていたところに、またひとり藤沢に隠れ住んでいたようです、その彼の参加によってサウンドの幅がひろがりメンバーみんなを幸せにしてくれました(笑。特にピアニストのかたには聴いてもらいたい素晴らしい逸材です、ちょっと褒めすぎ?もちろん苦言も承りすが(笑。作曲の素晴らしさもついでに褒めときます。。


でっこのユニットですがこれはどんどん告知して行きたいですね、東京でのわしの活動の一押しのユニットになってますよ、わたくし自身90年代に同世代のブラジル新世代の音楽家との交流があり自分なりにショーロクラブでプログレ的アプローチの曲を演奏して来ましたがこのユニットではかなり変態なアプローチに特化して新しいサウンドを創って行けたらと思います。


難しいであろうリフをまえかわさんがユニゾンで歌う、これは聴くしかないでしょう今までにない変態サウンド、そして美しいサウンドに特化したカツヲスペシャルえらいバンドに成長したようです、わしも驚いた!』(沢田)


自分が頑張って書くよりも、そういうことです。ほぼそのまま引用させてもらいました。そういうことでした。田尻を褒めすぎてくださっているのも嬉しいのだが、そんな田尻の凄さがそこまで私には分からなかった。半分は気づいてましたがね。共演者や音楽そのものが演奏者の深部をあらわにするのです。そんな音楽がここで繰り広げられていることを誇らしく思いますね。あーまた陳腐な言い方だなあ。


カツヲスペシャル、凄いバンドです。音も録りためてます。でもやっぱり現場を目撃するのが一番です。また10/12(木)にCane'sに来ます。9月後半から10月前半は沢田さん祭りになると思います。ぜひ未だ耳にせぬ音楽を見つけに来てください。

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今回は田尻が初めてフル参加しただけでなく、歌もの以外では外れることもあったまえかわさんがフルでマイクを握っていたのも特筆すべき点でした。当日に渡された譜面で進行をチェックしながらの軽いリハだけで本番に臨む猛者たち。クライミングで言うところのオン・サイトですよ。音楽の冒険者たちは自分で山を作っておいて、綺麗なラインを引きながら(あるいは強引に、逡巡しながら)、トップを交代しながらそこをチームで登攀するんです。難しい山ほど登り甲斐があるんだろうなあ。あ、登り甲斐のある山を作るのが、作曲スペシャルだったのか。


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by barcanes | 2017-07-21 13:23 | 日記 | Trackback | Comments(0)

誕生日のプレゼントたくさんありがとう

7/10(月)

昨日今日とすごくたくさん誕生日のお祝いをいただきました。なんか強要してしまったみたいでスミマセン。一応11年に一度しかないゾロ目ってことでご勘弁を。

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LP4枚。大阪からレコード片手に駆けつけてくれたA嬢、特にラブ。

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潤君はLPと、さらにDJでプレイした4曲もそのままくれた!

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関根さんが少し前にくださった7インチは、奇しくも潤君にいただいたのとセットでボビー・ウーマック!Fアニキには毎年お店の周年と2回ずつ、もう何枚になるか分からないほど。

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なぜオレに五線譜を。未開封のメタルテープとハイポジ。パッケージが面白くて、この時代のSONYはハイポジだけで5種類も出してたんですね。そして何とリズムマシンまで!曲を書いたりトラック作ったり、時間が足りないぜ!

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なっちゃん(とお母さん)からは手作りのプレゼント。なっちゃんの手描きシリーズです。

その他ケーキや消え物系いろいろいただきました。こんなに祝ってもらって、多分バチが当たると思う。もう次はないんじゃないだろうか。

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遅くにA嬢がピンクレディを聞きたいというから、そういえば!こないだ発掘した中にピンクレディのカセットあった!嬉々として聞いてみたら、なんか違う。テープ伸びてるのかなあ、声が違うね。でもキーは同じだ。演奏も一緒かな、カラオケ?ラベルをよく見ると、「唄・ヤング・チャイルド」とある。演奏も多分プロのコピー・バンド。私は子供の頃、これをピンクレディだと思って聞いていたのだろうか。

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悔しいのでピンクレディになっちゃんを並べてみました。


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by barcanes | 2017-07-17 02:24 | 日記 | Trackback | Comments(0)

カセットと化した夜久一の夜

7/8(土)

6月の終わりにAZUMIさんとの2マンでライブをやったばかりのヤクちゃんだが、うちも彼もちょうどスケジュールが空いてしまった週末だったので、急遽やることになった。縁のある二人。恋かも。もしかしたらヤクのワンマンは初めてかもしれない。まあのんびりやろうぜ、ということで、いつもライブの時は片付けちゃうソファをそのままにして、そのすぐ横、店のフロアのちょうど真ん中ほどで歌うことになった。

夕方、店に集合してさっそくカセット談議だ。ヤクのカセットをうちの機材で聞くとどう聞こえるか、先日のヤクの演奏をデジタルで録音したものを3ヘッド・デッキに入れながら聞き比べ、先日うちでやったハンマー・ダルシマーものなどなど。今日は店に来る前に実家から段ボール一箱分のカセットを発掘してきたので、この日のBGMは全部カセットにすることにした。「もはやカセットと化した夜久一くん」(AZUMIさん談)である。

ライブは約40分を2セット。途中ではっと思いついて、ヴォーカルとギターを適当に混ぜて、そのままダイレクトにカセットデッキに突っ込んで録音してみた。終演後に聞き比べてみると、明らかに音が違う。暖かみのある音だ。柔らかいというかふくよかというか。これがテープ録音の良さなんだろうか。これではデジタルは敵わない。ポストプロダクションなしの、アコースティックの弾き語りなんかだったら、そりゃこっちの方が良いわな。

その後もこの日は一晩、発掘したカセットをいろいろ聞いて、閉店後は明日の選曲選盤。店を始める2001年以前の、思い出あるCDやLPを片っ端から引っこ抜いていく。44曲なんてとんでもない数になってしまいそうで、朝。
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ラストの一曲は立ち上がって歌う夜久一。

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とうとう46分の白テープ100巻届いちゃった。やらねば。


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by barcanes | 2017-07-17 01:53 | 日記 | Trackback | Comments(0)

昔登った山を登り返すのもまた登山なり

7/7(金)

潤くんの金曜企画は早くも9回目。今回は原点回帰で久しぶりにLP特集「LP Friday!」。7インチが専門の潤くんの、普段陽の当たらないレコードを取り上げてもらった。シングル盤を探すようになる以前は、やはりLPを聞いていた。コンピレージョンや再発盤や、そういったものでいろいろな曲を知り、好きになった曲をシングルで探す。だからLPは自ずと潤くんの音楽遍歴を語ることとなる。

ちょうど私も日曜にイベントをでっちあげてしまい、自分の音楽遍歴を振り返らなければならなくなってしまったので、大いに参考になった。Stray CatsやBob MarleyっていうかWailersの”Burnin’”などを思い出させてもらった。

普段あまり聞かなくなってしまったレコード(やCD)でも、それぞれに思い出があるものである。特に少ない資金をやりくりし厳選して買っていた頃のレコードには格別のものがある。それをどこで買ったかは覚えていても、参考書代か模試代をちょろまかしたかもしれないその資金の出どころまでは覚えていなかったりする。カセットに落としては何度も繰り返し聞いたわけだし、ライナーや歌詞が付いていれば読み込んだものである。

若い頃のものは特に、レコードとはその時の自分の思いや感じたことを聞くものであり、ということはつまり後年にはその思い出を聞いてしまうものである。アーティストの思いだの表現だのというのは二の次だったと思う。アーティストの気持ちなんていうのは、アーティストが身近でもなければ分からない。それでも少ない情報に身を寄せて何かを感じ取ろうとしたものだ。自分の外の世界を知ろうとして、でも知れることは何かを感じ取ろうとした自分のことでしかない。音楽は、特にレコード音楽は、だからリスナーのものなのだと思う。

DJのかけるもの全てに何らかの思いがなくてはならないというわけではないが、それにしたってDJの思いや思い出(あるいは直感や無思考でも)を聞くことは、その人を知るということである。しかし自分を知るということと同様に、音楽はほとんど何の役にも立たない。しかしほとんど、ということはちょっとはある。そのちょっとのことがうまく言えない。若い頃の思い入れも、今のちょっとしたことも、たぶん同じようなものなんだろう。

だからやっぱり、昔登った山よりも、今ここで登っている山が登山なのだ。振り返る登山もまた、今登っている山である。同じ山でもそれがハイキングであろうと、景色や自分を取り巻く環境は同じではない。最近アニキと山の話ばかりしているから、山にも行けないくせに何でも山に結びつけようとしてしまう。我々は我々なりの、生きるか死ぬかのサバイバルをしているのだ。だって毎日ヒリヒリしているもの。

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思わず潤君にお借りしてしまった2枚。


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by barcanes | 2017-07-17 01:33 | 日記 | Trackback | Comments(0)

アイズレーズ目線の「ファン研」3回目

7/2(日)

先週の日曜に引き続き、昼間にカセット部員とカセット研究会。先日入手したVictorのデッキV711を検波機材でチェックしてみる。完璧な調整済みと期待していたが、左右のバラつきと位相ズレの追い込み具合など、やや残念な印象が拭えない。再生音の素晴らしさに感激したのだが、やはり録音ヘッドの調整は別問題なのだろう。

思い切って出品者の方にメールを送ってみる。すぐに返信あり。カセットデッキの修理職人ということで年輩の方を想像していたが、まさかの同い年と分かり親近感がわく。使用するカセットテープを決めてから、それに合わせた再調整をお願いしようということになった。

ちょうどファン研部長が現れる時間となり、Funk研究会第3回目。今回はFunk50周年を祝う7/15(土)の”Voices Inside”との連動的な企画。JBの”Cold Sweat”がFunk爆弾となって落とされた67年7月をFunk元年と数えてちょうど50年。67〜72年ごろのFunkを聞いていこうという試みである。

Voices主宰の潤くんが資料を用意してきてくれた。やはり67〜72年のビルボードR&Bチャートの1位曲の一覧である。Funkの変遷には当然、同時代のソウル・ヒットとの関わりは無視できない。そこで各年の注目のソウル・ヒットを潤くんがかけ、それぞれの年のFunk重要曲を部長がかけていく、という趣向になった。

中でも、この夜の部長はアイズレーズ目線。50年代末のロックンロール・ヒットから始まり、モータウン期を経て、さらに後のTネック時代の模索ぶりが非常に興味深いアイズレー・ブラザーズを軸に、同じ時代の音楽を聞いていくと面白いのではないか。アイズレーズはFunk史の中央に置くわけにはいかないけれども、各時代のブラック・ミュージックのみならず白人SSWやロックまであらゆる要素を柔軟に、柔軟すぎるほどいやらしくエゲツなく取り込んでいき、どんどんスタイルを変えていったけど変わらない一貫性があるという意味でむしろドFunkなグループである。ホーン・セクションに見切りをつけるのも早かったし、コーラスのハーモニーもシンプルだ。"It’s Your Thing"から"Brother, Brother, Brother"まで、T-Neck時代の諸作を聞いていった。

最後はついでに、CBSに移っての73年"3+3"を聞こう。せっかくだからいくつかのカバー曲のオリジナルとの聞き比べ。JTの”Don't let me be lonely tonight"は、後にクラプトンがカバーしたのがアイズレー・バージョン。「こりゃダメだ。モノマネだね。」 シールズ&クロフツの”Summer Breeze”を聞いて「これはサマー・ブリーズじゃない。」本日のファン研部長の名言でした。

オリジナルをカバーが超えるということはたまに起きうることだが、アイズレーズのその率は高いと思う。それはもしかしたら、ブラック・ミュージックが白人に搾取され続けてきたポピュラー音楽史に対する、アイズレー兄弟による「倍返し」だったのではないか。特に白人SSW曲のブラック化つまり取り戻しについては、軽々とそれをやってのけるロナルドの歌いっぷりのセンスと共に、並々ならぬ意気込みを感じることができると思う。実にFunkじゃないか。

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なんてったってアルバムのタイトルが”Givin' It Back”ですからね。

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潤くんの資料。

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こちらはカセット研究会の活動です。

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by barcanes | 2017-07-14 16:46 | 日記 | Trackback | Comments(0)

フリークであれ!「つらい浮世」第二夜

7/1(土)

ザッパの軌跡を一から辿ってゆく大河ドラマ企画、Frank Zappaナイト「つらい浮世」第二夜。前回はアルバム・デビュー前から1st ”Freak Out!”までだったが、今回はそこから一歩下がって二歩進む。前回かけそびれたレア・シングルやメイキングもの、DylanやCaptain Beefheartなどで十分に前回を振り返った後、1時間あまり経ってからようやく2ndアルバム”Absolutely Free”へ、そして3rd”We’re Only In It For The Money”へと進んでいった。

案内人の阿仁敬堂さんとNAKAOさんは1タンテに1CDJを並べたテーブルを前にイスを並べて、ザッパ好き同士が存分にザッパについて語り合うお二人だけの世界を繰り広げている。カウンター・サイドの聴衆たちもさすがに話についていけないので、お二人を見守っている。遠くから。そう、やはりザッパ入門者からするとその深みの世界には入り口さえ遠く、その到達点は限りなく遠いのである。しかしもちろん、最後まで見守る覚悟である。次回は10/14(土)の予定だ。4thと5th、Verve期の終わり頃までというところになるだろうか。

終演後にはそんな入門者の不安を察したか、阿仁アニキは今回までの3作をアナログと日本盤CDとのセットでお貸しくださった。ライナー付属の歌詞翻訳を読みながらしっかり聞いておくようにとの宿題である。もちろん、まずはカセットテープに落とすところから始めたい。

最後に阿仁アニキが代弁したザッパのメッセージ「社会の犬になるよりフリークであれ!」が心に響いた。このテーマは確かにP-Funk軍団と共通するものである。ちなみに”freak”という言葉には名詞としてこんな意味が出てくる。

「変わり者、変人、奇人、熱狂的愛好家、奇形、変種、奇想天外な出来事、薬中毒者、突然の気まぐれ、衝動」

そして”freak out”は、「ひどくびくつく[興奮する]、訳の分からないことをする[言う]、〔人を〕怖がらせる、ビクビクさせる」とある。確かに凡人の悩みなど、フツーに生きられないことにあるのではなく、フリークになりきれないことにあるのではないだろうか。いや、フリークになりきらなくてもよくて、自分の中にあるフリークな部分をフツーに持ち続け、そういったものをお互いに認め合えるような社会がフツーであるべきだと。恐れることなく、皆フリークであれ!

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愛を語り合うお二人。

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3rdアルバム、いわゆる”Money”の内ジャケは、言わずと知れたSgt. Pepper'sの見事なパロディ。外ジャケはビートルズの内ジャケのパクリとなっていて、本来は内外が反対のはずだった。ジャケ史上に残る裏傑作。

終演後はNAKAOさん持参のモノラル盤の”Sgt. Pepper's”をモノ針で聞いた。ステレオの横への広がりを縦軸に寄せて奥に引き伸ばしたかのような奥行き感が素晴らしい。やはりモノラル最高。

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阿仁アニキにお借りした1stから3rdのLPとCD各3枚。

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by barcanes | 2017-07-14 16:22 | 日記 | Trackback | Comments(0)

Forty Four Blues

7/9(日)



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この日かけたCDとレコード。何枚かけたか検証してみました。



イントロ、Stray Cats Live(1990) (NHKのTV音声のカセット録音)


1. Genesis / Invisible Touch (1986) "Throwing it all away"


2. U2 / Rattle And Hum (1988) "When love comes to town"


3. Tom Waits / Bootleg (1975) "San Diego serenade"*


4. Bruce Springsteen / Live Collection (1986) "Incident on 57th street ~ For you"*


5. Bob Dylan / Before The Flood (1974) "Don't think twice, it's all right"*


6. Various Artists / Picture Rags (Transatlantic/東芝EMI 1972) "Reverend Gary Davis "St. Louis tickle"


7. Roots Of Rhythm And Blues : A Tribute To The Robert Johnson Era (Smithsonian/Folkways/SME 1992) "Sweet home Chicago (Johnny Shines)"*


8. The Butterfield Blues Band / Live (1970) "Everything going to be alright"*


9. Hound Dog Taylor & The HouseRockers / Beware The Dog! (1976) "Give me back my wig"*


10. Doug Sahm / Live (1988) "(Is anybody goin' to) San Antone ~ Papa ain't salty no more"*


11. Fleetwood Mac / Greatest Hits (1989) "Albatross"


12. The Chieftains / The Long Black Veil (1995) "The lily of the west" w/ Mark Knopfler


13. Richie Havens / On Stage (1972) "Tupelo honey ~ Just like a woman"*


14. The Allman Brothers Band / 2nd Set (1995) "Soulshine"*


15. Little Feat / Little Feat (1971) "Forty four blues ~ How many more years"


潤くんの4曲

WAR "All Day Music"

The Isley brothers "Love The One You're With"

Al Green "Sha-la-la (Make Me Happy)"

Candi Staton "How Can I Put Out The Flame"


16. Ry Cooder - Live / 6 Song Album Extra Price "Crazy 'bout an automobile (Every woman I know)" (1981)*


17. Joseph Spence & The Pinder Family / The Spring Of Sixty-Five (1992) "The Crow"


18. Tuck And Patti / Tears Of Joy (1988) "Time after time" 


田尻ソロピアノ25分


19. Daniel Lanois / For The Beauty Of Winona (1993) "The messenger"


20. Jelly Roll Morton (Everest Records Archive of Folk & Jazz Music) "Jelly Roll Blues" (1924)


21. The Dirty Dozen Brass Band / Jelly (1993) "Jelly's jazz ~ Georgia swing"


22. Danny Barker / Save The Bone (1988) "When your smile"


23. Rebirth Brass Band / We Come To Party (1997) "Let's get it on"


24. The Wild Magnolias / ワイルド・マグノリアス・ファースト (1993) "Handa Wanda (1973)"


25. The Neville Brothers / Live On Planet Earth (1994) "Congo square"*


マキちゃんの4曲

スプリングスティーン ”Tunnel of love”、キース・リチャーヅ "Talk is cheap"、ジョニ"Dog Eat Dog"、ヴェルヴェッツの「ワイルドサイドを歩け」


26. Primitive Radio Gods / Rocket (1996) "Standing outside a broken phone booth with money in my hand"


27. David Lindsey + Hanoi Naser / Live In Tokyo (Official Bootleg) "Bon ton Roulie"*


28. Ali Farka Toure / The Source (1992) "Goye kur"


29. Papa Wemba / Emotion (1995) "Fa fa fa fa fa (Sad song)"


30. Bob Marley & The Wailers / The Birth Of A Legend(1963 - 66) "One Love"


31. Lucky Dube / Prisoner (友人がダビングしてくれたカセット)"Prisoner" (1989)


32. Janet Kay / Love You Always (1993) "Missing you"


33. Buena Vista Social Club / EP (1997) "Mandinga"*


34. Lecuona Cuban Boys (Harlequin, 1989) "La conga de la Habana"


35. Deep Rumba / Promotional_Material "Sunsihine of your love"(1998)


36. The End Of Violence / Songs From The Motion Picture Soundtrack (1997) DJ Shadow "Untitled Heavy Beat (Part 1 & 2)" ~ Medeski Martin & Wood "Disrobe"


日付変更線 

37. The Chi-Lites (12inch) "Happy Birthday (Once Again) (1994)


38. The Beastie Boys / Root Down EP (1995) "Sabrosa"*


39. David Byrne / Feelings (1997) "Miss America"


40. The Pogues / Fairytale Of New York (1991) "Maggie May"*


41. Elvis Costello With Burt Bacharach / Painted From Memory (1998) "What's her name today?"


42. Cassandra Wilson / New Moon Daughter (1995) "Harvest Moon"


43. Boys On The Side / Original Soundtrack Album (1995) Indigo Girls "Power of two"


44. Phenomenon / Music From The Motion Picture (1996) Aaron Neville Featuring Robbie Robertson "Crazy Love"


45. The Last Time I Committed Suicide / Soundtrack Album (1997) Charles Mingus "Better get it in your soul"


46. Thelonious Monk / It's Monk Time (1964) "Lulu's back in town"


47. 渡辺貞夫 / Swiss Air (1975) "Masai Steppe"*


48. Christian McBride / A Family Affair (1998) "Family Affair"


49. The Pharaohs / Awakening (1996) "Damballa"


50. Courtney Pine / Underground (1997) "Modern day jazz"


51. Kenny Garrett / Simply Said (1999) "G.T.D.S."


52. Wayne Shorter Featuring Milton Nascimento / Native Dancer (1975) "Ponta de areia"


53. Caetano Veloso / Noites Do Norte (2000) "Zera a Reza"


54. Mark Ribot Y Los Cubanos Postizos (The Prosthetic Cubans) (1998) "Postizo"


55. Phish / Farmhouse (2000) "Farmhouse"


56. Soulive / Turn It Out (2000) "Nealization"


57. The Roots / Do You Want More?!!!??! (1994) "Datskat"


58. The Brand New heavies / Brother Sister (1994) "Midnight at the oasis"


59. Toni Braxton / Secrets (1997) "Un-break my heart"


60. Roberta Flack / Blue Lights In The Basement (1977) "The closer I get to you" w/ Donny Hathaway


61. Curtis Mayfield / Live! (1971) "People get ready"*


62. Kelly Price / Soul Of A Woman (1998) "Friend of mine (remix)" Featuring R. Kelly & Ronald Isley


63. The Whispers / Song Book Vol.1 - The Song Of Babyface (1997) "Can we talk"


64. Keith Sweat / Keith Sweat (1996) "Twisted"


65. John Boutte / At The Foot Of Canal Street (1999) "A change is gonna come"


とりあえず本編終了&延長戦


66. Mose Allison / Gimcracks And Gewgaws (1998) "Old man blues"


67. 泉谷しげる / ひとりフォークゲリラライブ (1993)「涙を獅子のたてがみに」


68. Blind Willie Johnson / Praise God I'm Satisfied (1989) "Dark was the night - cold was the ground"


69. Kelly Joe Phelps / Shine Eyed Mister Zen (1999) "The house carpenter"


70. Shawn Colvin / A Few Small Repairs (1996) "Sunny came home"


71. Rickie Lee Jones / Flying Cowboys (1989) "Satellites"


72. Quetzal / Quetzal (1999) "Chicana Skies"


73. Saba Nova De Nouvelle Vibe (Compilation 1998) George Gruntz "Buanuara"


74. Michel Camilo / Thru My Eyes (1997) "Oye como va"


75. George Adams = Don Pullen Quartet / Earth Beams (1980) "Saturday nite in cosmos"


76. Sadao Watanabe (featuring Richard Bona)/ Sadao 2000 (2000) "Te Misseya" 


77.  Herbie Hancock Wayne Shorter / 1 + 1 (1997) "Aung San Suu Kyi"


78. Joao Gilberto / Joao Voz E Violao (1999) "Desde que o samba e samba"


79. Choro Club / Brasiliana (2000) "Akai Hana"


寝てたアニキ起きる

Sly And The Family Stone / Anthology   "Hot fun in the summertime" ~ "Thank you (Falettinme be mice elf again)"


80. The Isley Brothers Featuring Ronald Isley / Mission To Please (1996) "Floatin' on your love"


81. Albert King / I Wanna Get Funky (1974) "Cross cut saw"


82. Clarence Gatemouth Brown / Gate Swings (1997)  "Midnite Hour"...


(*Liveバージョン 計17曲)



というわけで、82枚かけておりました。歳の数など全くカンケーなくなってしまいましたが、厳選するのはとても難しく、直前になって諦めてしまいました。ボツになったのも100枚ぐらい出てしまい、どれも思い出のあるアルバムばかり、意外とあるもんでした。前半は特にライブものが多く、それ以外にもワンテイク的な生演奏ものが多いのは、やはり今につながっていると思わないわけにはいきません。


1アーティスト1曲と決めたのに何故だかナベサダが2曲になってしまったり、最近あまり聞いてないものをかけようということであえて外したアイズレーズやWARやストーンズやジョニなどを潤くんやマキちゃんがかけてくれたり、もっと他にいい曲あったなとかかけられなかったものとかいろいろありましたが、まずまずの流れで最後までやりきりました。


苦肉の策の、でっちあげ的な企画でしたが、にもかかわらず多くの方に来てくださって、とてもありがたかったです。わざわざ来てくださった沢田さんが、「でっちあげでも何でもいいからイベントにすればいいんや」とのメッセージを眼差しで送ってくださり、最後は開店間際の頃のショーロ・クラブのアルバムまでたどり着き、朝4時までかかって2001年の開店にこぎつけました。


ちょうど90年代後期R&Bに嫌な思い出を喚起されて寝てしまったアニキが目を覚ました。音楽の持つ力とはなんだろね。いくら言葉を尽くしたって職場の人間とだって通じ合えない。本編でも述べた通り、自分がいかにテレビや雑誌のセルアウトな記事にやられてきた薄っぺらな人間かと思い知らされる気もするけど、それでも知りたかったんだろうと思う。自分の知らない世界のことを。言葉じゃなくて。ただの知的欲求だっただけかもしれないけど。


そして最後はこの日いただいたプレゼント、美空ひばりの「川の流れのように」とそのB面曲「あきれたね」に秘められた謎のメッセージについて意見を交わして朝5時。


レコード計10枚に未開封のメタルテープ、ケーキやお酒など、たくさんのプレゼントをいただきました。助っ人DJをやってくれた潤くんマキちゃん、ピアノ弾いてくれた田尻も、みんなありがとう。


最後に、これも誕生日にいただいた本の中から、いくつかの単語の置き換えが可能ならリスニングにも当てはまるかもしれない、至極の山の言葉。


「登山は、肉体によって精神を語る行為だ。動機や理由付け、充足や懐古は、行為を説明するための装置に過ぎない。現在只今の進行形のみが登山だと言える。だから理解されにくいし、評価がずれる。当人にしか分からないのだ。」(和田城志「剱沢幻視行 山恋いの記」東京新聞 p.116)


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そしてボツCD3山。



(参考資料)リスニング略史年表

中2、初めて自分で買ったCDはたぶん斉藤由貴の「風夢」87年

中3、カイくんにいろいろ聞かされる。J-wave開局(88年10月)

89年高1、ギターを買ってもらう

高2 、Stones初来日TV中継(90年4月)

長渕剛オールナイトニッポン(90年8月?)

高3、ハーモニカの教本&ラグタイムの教本

浪人生、ディラン30周年(92年10月)TV放映、クラプトンのアンプラグド

93年大学入学、根津くん家、初めてのバンド、Woodstock映画

93年夏、堀川網、泉谷ゲリラライブ

93年10月、クラプトン来日公演 w/リッチー・ヘイワード。

あおによしコンサート『The Great Music Experience'94 〜21世紀への音楽遺産をめざして〜 AONIYOSHI』(TV94年5月)

Woodstock25周年衛星中継(94年夏)

フジテレビ”Into the music” (94、5年ごろ)ニューオーリンズ特集

Dirty Dozen(本牧ジャズ祭95年8月)

New Orleans ジャズフェス94or95(TV)

95年8月?Ry Cooder & David Lindleyファミリーバンド

Womad臨港パーク(95?)

初めての海外(97年1月2月)パリ&ロンドン

97年、大学5年フリーター生活

Beck時代(97〜8年)、正月に来店した老夫婦の家に行きレコードをたくさんもらう。

KEYNZ時代(99〜2000年)、タハラで3日バイトして辞めたけど2日目にサンプル盤を大量にもらう。小野島大の音楽ライター講座に通うも途中で嫌になって行かなくなる。

2000年6月日比谷野音Phish

2001年1月聖地巡礼(ニューオーリンズ&ハバナ)

2001年2月1日Cane's開店



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by barcanes | 2017-07-12 22:15 | 日記 | Trackback | Comments(0)

半年終わりの大祓え

6/30(金)



毎年この日は我が家の恒例行事、鎌倉の八幡宮に「夏越しの大祓え」。先に出た妻子と御成のコクリコで合流。小町のコクリコは建て直し中だそうですねー。この日のクレープはこれまで食べた中で3本の指に入る美味さ!あのちょっと大きめのお姉さんが作ってる時が当たりですね。外はカリッと内側ふんわり。いつもはラムチョコだけど、今日はコアントローチョコのコアントロー多め。お酒多めがポイント。

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八幡宮の池でカメにエサやりして、最終5時の大祓え。清めたまえ〜祓いたまえ〜で水(海)に流しちゃう感じが思想的には受け入れられないところもあるのですが、そこは夫婦間の信仰への理解というところ。茅の輪をくぐった後にお神酒がもらえるのは嬉しい。ということで今日のお神酒は、秋鹿のその名もズバリ「ひや」!7割精米の生酒。はい、これで皆さまも清めたまえ〜

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さて、久しぶりに見えた夫妻は「報告することが」と言う。「悲しい話じゃないですよね?」しばしの沈黙。10年住んだ藤沢を離れるとのこと。また離れ行くか。でももう悲しんだりしない!一緒にAZUMIさんの説法の録音を聞いた。「ちょうど時間と〜なり〜ました」ちょうどそんな時が巡ってきたのだろう。いろいろなものをこの店にもたらしてくれたことには何も変わりがない。


最近たまに見える同年輩の男性と、神社の話から郷土史の話など。鎌倉期以前の関東平氏と当時の推定地形。アジールとしての江ノ島、アジールとしての飲み屋。世の中とかけ離れた空間。かけ離れた会話。ダメな大人がダメさを出せる場所が必要なんです。子供に大人の顔をしなくちゃならなくても、大人なんてみんなホントはダメなんだから。ダメなのにちゃんとしたフリしなきゃならないばっかりだと辛いのだから。


ひととおりお客さんを見送った遅い時間に、残った深夜部員とこの日届いた段ボールを開封の儀。中から出てきたるは87年ごろのVictorの3ヘッドデッキV711だ。内部パーツ交換と調整済みの機体を手に入れた。ヤバイ!予想以上のサウンド。身体が震える感動。カセットテープの底力を感じた。もちろん酔っ払ってるので明日はどう思うか分からないけど、みんなビックリすると思う。ECMも夢じゃない。新たな次元に突入です。思わず部員とハイタッチ。


6月はこれで終わり。久しぶりにいい感じで過ごせた一月だった。今月は全部で13件のイベントをやり切りました。企画してくださった皆さま、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。主観的な見方しかできない店主ですが、今月は何だかとても内容の良いイベントが多い月でした。熱量だとか魂だとかクオリティとか言うのとも違う、肩の力が抜けていて、だけど各々の趣味やテーマ感がじっとり染み出ていて、まさに最近の我々のブームは「ゆるディープ」。さて7月はどうなることやら!くよくよせずにしないで、良い月にしたい!



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by barcanes | 2017-07-07 15:29 | 日記 | Trackback | Comments(0)