月明かり来る!

c0007525_125477.jpgカルロス荻原(a.k.a.ツルさん)率いる「月明かり4人組」が、とうとう当店にもやってきます。地元藤沢の風景を歌い込んだ日本語ボッサ/サンバのオリジナル・ソングの数々は、いつの間にか覚えてしまって鼻歌に口ずさんでしまうような名曲ぞろい。ギター、パーカッション、ベース、サックスのアンサンブルも素晴らしく、カルロス荻原の見事なコードワークもまた見ものです。

5月20日(土)
オープン7pm
ライブは8pmより、

3ステージを予定しております。

チャージは無料。
投げ銭でお願いします。

ライブの幕間と、演奏後のAfter Hoursには、DJに当店おなじみ「DJバン・ラディン」ことBANさんと、「深夜郵便局までレコードを取りに行く男」浅見さんでお送りします。

ブラジルのカシャーサや、代表曲「カイピリーニャのもとへ」(月明かりのHPで試聴できます)にも歌われているカイピリーニャなどご用意したいと思っております。

今回の月明かりのポスターのイラストはyukoが描きました。

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みなさま、ご来場ありがとうございました!
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3ステージ、12時過ぎまで、DJの時間も合わせて4時間にも渡ってのイベントをお願いしてしまって、少々ぜいたく過ぎたかもしれません!当方の準備不足もあり、ご迷惑もおかけしてしまいましたが、店主としてはとても嬉しいイベントでした。「ブラジル」「Minha Saudade」「ビリンバウ」「Goodbye Sadness(Tristeza)」などのボッサ・スタンダードから、「どうしたの」「SaYoNaRa」「忘れないで」などの代表作(みんなが覚えてしまう曲が哀しい曲というのは、昭和歌謡の名曲たちのDNAを確かに引き継いでおりますな)まで、いい曲ばかりでした。「夕焼け」の熱唱には胸が締め付けられました。誰もが知っている「Just The Two Of Us」のような曲のフレージングもおみごとでした。現在レコーディング中ということですが、ライブで聴いて口ずさんでしまった曲を確認できるようなアルバム、「愛唱歌」集を早く届けてほしいです。

サード・ステージでは新作のレコーディングにも参加しているというパーカッションのテッペイ君が参加。「月明かり5人組」になりました。何を隠そう、テッペイ君は私の中学二年生のときの同級生なのです。今回こうして思わずCane's初演奏となりました。サルサ調の「クラブ・ルナ」からみんなあちこち叩き出して、最後はしっかりと盛り上がりました。

深夜、皆さんが帰った後、DJをしてくださった浅見さんとBANさんと、明け方まで反省会?をしました。今回のDJでは、ブラジルのボサノバやサンバのレコードをあえてNGにし、上質なポップスというような点をテーマに据えてレコードを選んでいただいたのですが、私が思っていた以上に、「月明かり」のバンドの雰囲気にいろんな音楽がマッチしていたなぁと感心しました。さすがです、お二人!ありがとうございました!

ということはやはり、「月明かり」は日本語サンバ/ボッサのバンドという説明ではなく、上質な生演奏ポップスのバンドとして広く受け入れられるようになるべきなのでしょう。新作はそのようなアルバムになることを期待しています。

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ところで、当日はツルさんのアナウンスのおかげで、「カイピリーニャ」をたくさん飲んでいただくことができました。我々日本人は暑い国特有の甘いカクテルが苦手という定説もあるように、砂糖抜きの「ドライ・カイピリーニャ」というオーダーが多かったのは、店主としては少々残念なところもあるのですが、仕方ないことでしょう。それはキューバのモヒートについても同じで、「甘味を少なくして」という方が多いのです。有名な「ダイキリ」も、砂糖抜きのヘミングウェイのダイキリがあるように、甘味抜きでもよろしいのです。

しかし、全くゼロではなく、ちょっと一滴垂らすだけでも、甘味は味のコクにつながってきますので、やはりカクテルの味としても、ちょっとだけでも加えさせていただきたいところです。当店のシュガーシロップは、赤ちゃんに飲ませても大丈夫な、無添加の100%サトウキビ天然糖液として知られている「Carib(カリブ・カナデュー)」を使っておりますので、ご安心を。

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さてここで、当日みなさんにご紹介した新入荷のアーティザン・カシャーサをご紹介しておきます。
c0007525_67951.jpg左より
・Samba&Cana サンバ・カーニャ 40%
・CACHOEIRA カショエラ 48%
・Tabaroa タバロア 46%

普段お出ししているカクテル「カイピリーニャ」には、「カシャーサ51」という銘柄のカシャーサを使っております。一度耳にしたところでは、世界中のスピリッツ(ウィスキー、ブランデーなどを除いた蒸留酒)の中で、韓国の眞露(JINRO)に次いで輸出量が多いのが、この「カシャーサ51」なのだそうです。つまりこれは大量生産によるカシャーサで、有名ブランドというのは大概が大量生産品であるわけです。

「アーティザン・カシャーサ(Artisan Cachaçca またはCachaça Artesanal)」とは、「工場によって工業的に作られる酒とは違う、家内蒸留所でハンドメイドされる酒」であり、このようなカナイ蒸溜所はブラジル内陸部のミナス・ジェライス州を中心に、国内に4万軒も存在するという。詳細はアーティザン・カシャーサを輸入している「ぷろじぇくとT&R」のHPで。近年まで国やいずれの機関からも統制、管轄されたことがなく、このような名前のもとに法制化し、輸出などに力を入れようとしているところだそうである。

日本で言うところの清酒や本格焼酎の生産状況と同じように、大量生産を誇る有名ブランドと、家族規模で少量の手づくりを守る地酒の蔵元と、大きく二つに分かれているわけである。ということは、ブラジルのカシャーサの蔵元も、法制化によって淘汰され、ある程度まで数を減らして行くことだろう。それはとにかく、味わいの違いは、個人の嗜好と懐具合にもよるが、言わずもがなである。手づくりの温もりと人間臭さの「臭い」香りの味わいの深さは、大量生産品には到底真似できるものではない。

「サンバ・カーニャ」は、そのまま飲むには若々しい青っぽい角がありますが、カイピリーニャを作るときには、ひと味深いものになります。ロックで飲むにも、臭い芋焼酎のようなもので、クセになる味わいです。「カショエラ」はパールダルコとバルサモというブラジルの木の樽で6年熟成、ハーブのような草っぽい香りが面白い。「タバロア」はオーク樽で2年半、その後バルサモ樽で3ヶ月から6ヶ月寝かせたもの。熟成感はそれほどでもないが、バニラのような甘味のコクもあり、ストレートでチビチビやっていただきたい味わいです。

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このようなアーティザン・カシャーサとカイピリーニャ(そしてホントはみなさんに当店の看板商品のモヒートも、もっと飲んでいただきたかった)を揃え、藤沢で「月明かり」のライブをやるのに当店ほど似合うお店はないのではないかと自負しておりますが、いかがでしょうか?これから都内にも進出する「月明かり」ですが、地元藤沢に帰ってくる時には、ぜひまたライブをやっていただきたいと思っています。どうすか、ツルさん?
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by barcanes | 2006-05-20 19:44 | イベント | Trackback | Comments(2)
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Commented by Sammy at 2006-05-24 09:29 x
当日は 色々ありがとうございました。 並びに ブログでの詳しいご紹介にも感謝・・・我らも楽しく 充実したライヴになったと思います。 又 是非! お邪魔させてくださいね! これから宜しくおねがいします!
Commented by barcanes at 2006-05-24 09:33
Sammyさん、ありがとうございます!
こちらこそよろしくお願いします!
早くCDが聞きたいです。いいアルバムを作ってくださいね!
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