Underdogとダメ男のFunk 50周年

7/15(土)



1967年7月にジェイムズ・ブラウンが発売したシングル”Cold Sweat”が、世界にFunkの爆弾を巻き落としてから、ちょうど爆撃50周年。私など爆後生まれの者にとっては、Funkの焦気は当たり前のように幼少時に聞こえていた音楽にも漂っていたはずだ。今回のVoicesは、67~72年頃という爆後数年間に注目した。Funk Musicが黄金期を迎えるのがその後の70年代半ばとすれば、この時代はブラック・ロックとFunky Soulの時代だ。よって今回の特集は黎明期のFunkとFunky Soulが中心となった。


ゲストのGenさんがかけてくれた、JBスタイルの模倣者達によるマイナー・シングルが爆撃直後から多数出ているのも興味深かったし、その頃をリアルタイムで過ごしていた当時ハイティーンの関根さんによる、当時のゴーゴー喫茶ヒッツも素敵だった。ヨコハマあたりはまさにファンキーだったんだろうなあ。


もう一人のゲスト、我らがファン研部長は「ブンタカタカタカ」の掛け声から始まってスライを中心に。確かにこの時代の東の大横綱がJBなら、西の横綱はその後のパーソナルな方向へのダメFunkの扉を開いたスライに違いない。マサオさんはディープFunkにパクリFunk。


潤くんのストーリー・テリングは「Bluesが死んだって言うのかマザーファッカー。Bluesが死ぬわけないじゃないか。」というセリフに泣かせられたファンキー・ブルーズがテーマ。イベントはいつものように静かにスタートしたが次第に人が集まり、DJ5者5様のFunkを楽しんだ。そう、Funkは人それぞれなのだ。「Funk50周年おめでとうございます!」ええ、ありがとうございます。


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終演後は残ったダメアニキ達と、スライは1stシングル”Underdog”から始まるという史実から、Funkとダメ男との相性の良さについての討論。ダメ男とは結局、誰か他人のせいにできない人間なのではないか。自分がこの歴史の末に、地理的な限定の中で生きているという現状を、何者かに責任転嫁する能力に欠けていて、かといってそこから抜け出せたり問題を解決することもできない。そのような自分の不可能性をダメだと自己評価してしまう。だからダメさを自己評価しすぎることで、下向きに何かを突破してしまおうとするが、それでも破りきれない底を保っている。本当のダメ人間にもなりきれないのだ。


しかしそんな底面、つまりそこからは上しかないという一線を持っているからこそFunkできるのではないか。ダメ男それぞれにそれぞれの底面があるから、人それぞれのFunkなのである。スライはデビュー最初の一曲目で、それを提示したのかもしれない。


64年からアメリカで放送されていた”The Underdog Show”(日本でも邦題「ウルトラわんちゃん」として68年に放送されたらしい)というTVアニメがある。それがこの曲のイメージになっているとしたら、この負け犬ヒーローが我々ダメ男達に投げかけているメッセージとは何なのか。検証が必要だ。

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普段は靴磨きをしているUnderdog最後も軽いヘマをする。電話ボックスで変身するあたり、スーパーマンをパロってるらしい。そして我々も新たなイベントを画策中。タイトルはズバリ「Soul Underdog」(仮)。


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by barcanes | 2017-07-28 15:25 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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