AZUMI説法大絵巻

6/24(土)

2015年12月以来、1年半ぶりのAZUMIさん。その時もヤクのレコ発という体裁でAZUMIさんは控えめな演奏だったので、1ステージしっかりと聞けたのはちょうど2年ぶりだ。凄まじすぎてなんとも描写できない。一曲37分の大絵巻「アズミ説法」は落語に河内音頭に浪花節、あらゆる上方芸能が入り混じりイタコ芸までハイブリッドされた即興ミクスチャー憑依一人芝居。ギターはもはや琵琶なのか、べんべんギター法師。笑いと泣きが交互に襲ってきて、泣き笑いとはこれほどの表現形態であるものなのかと感じ入った。

中学の藤井センセとチャックベリーが同様に関西弁で喋り、「そっちの声は全部こっちに聞こえてんのやで」と、「君の思い悩む声が聞こえるのや」と現れる。この世にお金より大事なものはあるんですか?そんな問いに、いろいろな人物が代わる代わる登場する。こういうのはネタバレになってしまうから書いてはいけないのかもしれないけど、迫真はジョニーBグッドにその母親が語りかける会話が瞬時に入れ替わるシーンだ。それがいつかのあべのぼるさんの言葉となり、ギターへのこんな投げかけとなる。「お前は何か知ってるんだろう?」そして答えは、あの問いに対する答えは!「こんな歌聞きたないわとのお叱りの言葉もなく!」終演を迎える。

今の私の、私だけでなく我々の心を察したかのようなテーマに真っ向から、そして「いつも心にユーモアを忘れることなく」ぶつかってくる。号泣でした。「ひとりで生きてるわけじゃないのに、ひとりで生きてる気分になってるだけやろ。」

残念だったのは楽しみにしていたカセットテープが前日で売り切れてしまったとのこと。その代わり2枚組のライブCDと、ヤクのカセットを4巻買いました。ヤクの演奏は、途中から歌詞が飛んでしまったりしたけど、それでも前半は特に集中していて良かった。多分栄養が足りてないのやな。誰か飯を食わしてやっておくんなまし。

今回の拾音はAZUMIさん持ち込みのエレボの赤い木製ボディのカーディナル。それ一本で声もギターも、二人の共演もバッチリ拾えた。AZUMIさんはそのマイクとの遠近感も使いながら演奏している。たっぷりと距離をとったその響きには、その録音を再生した時にもそのまま含まれていて、マイクが少ないほど被りが少ないわけだから、そのサウンドの再現性が高いということになるのだろうと実感した気がした。

終演後はこの日BGM係をやってくれたマサオさんのスワンプ系SSWのレコードや、Funk狩り帰りのファン研部長の獲物を聞いたり、カセット部員が持ってきてくれたVictorの3ヘッド機V631を試奏したりした。部長が寝てしまった明け方に、さっそく昨日のCANTOをテープオフ。

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by barcanes | 2017-06-30 14:31 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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