CANTO!実験室

6/23(金)


2014年9月と2015年1月以来、なんと2年半ぶり3回目のCANTO。この3人の初共演がこの店だったのだが、中西さんとギューギューさんの共演も実は最初がCane'sだったそうだ。いい縁を作ってるなあCane's。翌日に歌いに来るシンガーにオリジナル曲を初めて歌わせたのもCane'sだし、変態ピアニストを変態の巨匠に引き合わせたのもここ。オレ、いい仕事してるなあ。でもその陰には、続かなくなってしまった数多のご縁もあったわけですよ。ええ。

中西さんの平日企画「セッション・エチオピア」は10回近く続いたものの、毎度お客さんは少なくて、Cane'sでの中西さんは集客できないというジンクスを作ってしまった。異種格闘的な人選のチャレンジングなセッションだったため、毎回素晴らしいものであったとは言い難いし、そういうものを楽しみにしてくれる方は非常に少ないのだろう。エンターテイメントでもないわけだし。

そんな中でもこうしてバンドとして続くものが生まれ、アルバムを作るところまでいったのだから、あのセッション企画も有意義だったと思える。それなのにレコ発ツアーにCane'sを入れないところが全く中西さんらしいし、そんな扱いがCane'sらしいといったところなのでしょう。うちは実験室でいいんです。

さて今回。CANTOのライブ録音は初めて。荒井君のドラムに4マイク使った。ライブではギューギューさんのベースがハウリ気味で、もうひとつ演奏がしっくりきていないような印象だったのだが、終演後に録音を聞き直してみるとくっきりとして聞こえる。しっかりと演奏されていたのが分かる。ドラムの拾音もいい感じだ。

若い荒井君には、自分のやっているライブRecからPCを使わないミックス、そしてそれを店でお客さんに聞かせたりテープ・オフしたりすることの面白さと物珍しさが瞬時に察し取れたようで、若い人に分かってもらえるというのはとても嬉しいものだ。

バンドの3人とも終演後も残ってくれて、自分たちの音楽についていろいろと話し合っていたのも好感というか嬉しかった。くだらない話も面白いけど、こういう自分たちの音楽の話が私には一番面白い。そして中西さんのライブでは初めてお金をもらえるぐらいお客さんが入った。いろいろと嬉しい日だった。

遅い時間には深夜部員と、今夜も録音やカセット・テープの技術的な話。今は聴覚よりも視覚の時代。SNSは画像や動画で注目をキャッチしようとする。そのうちバーチャル触覚の時代が来て、おっぱいやおちんちんもバーチャルになるのだろう。音楽は全て騒音となり、スピーカーはもちろん無用。タバコの匂いさえ煙たがれるように、音を出すことさえ禁じられるようになるだろう。全てが脳内だけで再生される時代。そんなSF小説があってもいい。音楽を求める人はどこに向かうのだろうか。私は空気の音を聞き、空気の音を拾いたいと思う。

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SUNDRUMというバンドをやっている荒井君からCDをいろいろいただきました。今流行りの民謡系になるでしょうか。ハーモニー民謡アフリカンって感じでしょうかね。CANTOのアルバム『Česko』は全国流通も決まり、勢いが乗って来ました!

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わたくし、元です。


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by barcanes | 2017-06-30 12:50 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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