禁煙法案

3/1(水)

居酒屋や焼き鳥屋などは規模にかかわらず原則禁煙とし、バーやスナックなど小規模店の一部を例外とする、という受動喫煙に関する厚生労働省の法案のニュース。原則屋内禁煙(喫煙専用室は設置可)という世の中の方向性は、ある程度仕方ないと諦めてはいる。嫌だなあと思うのはそこではなく、人々の反応である。

飲食業界の団体とその支援を受ける自民党議員らの反対を受けて「一部の例外」を残してもらったことに、原則禁煙になろうとも愛煙家の最後の砦としての飲み屋をやっていくことに変わりないつもりでいた私としては、ホッとしたのも事実である。一方、自民党の権力としてその「例外」を作ったことに対して、世の反応として反発するのも分からないでもない。

問題は、法律や行政の取り締まりの強化として嫌煙をより進めてほしいと望む声である。禁煙をお店が自ら売りとしてアピールすることで集客を高める事例だってあるのだし、お客だって嫌煙家なら禁煙の店に行けばよい。そしてもし嫌煙家がタバコ臭い店に行きたくて、その店に禁煙を望むならば、その店の店主に直接掛け合えばいいだけの話ではないか。

自分がいる間だけでも禁煙にしてほしければ、お金を払ってでも貸切にしてもらうとか、他のお客に控えてもらえるように頼んでもらうとかすればよい。あるいは完全禁煙にしてもらいたいのであれば、例えばその店が愛する店で、一時期集客を減らしたとしてもまた経営が安定するまでその店に通い続け、お金を落とし続ければよいのだ。それだって経済原理ではないか。それなのに自分でできること以上のものを法律や行政の力を強化することで叶えようとする、その心理が恐ろしい。

食中毒を防止するための食品衛生や消防防火のようなものと同様に飲食店における喫煙を取り締まるということは、喫煙は公共の害悪であり、罰せられるということはもはや犯罪である。ただしプライベートな空間ではよろしいというのだから、公然猥褻に近い。タバコの煙はオレのアソコを見ろ!みたいなものか。やっぱり洋モノ、無添加はいいねえなんて。喫煙OKの店は風俗店みたいな括りということになるだろう。うちなんかそれでもいいけど。変態ばっかりだし。ヌーディスト・バーってことで。

著作権関連物に関しても、個人ではOKだけど不特定多数ならお金を払わなければダメ。友達(特定多数)は他人かどうか。お金の受け渡しは人間関係を規定するのか。何事も一人ではいいけど、他人と関われば問題が生じる。他人と関わらなければ生きていけないのだとしたら、我々は生きていることが問題であり、問題解決のためにお金を支払いながら生きてゆく。人の動きを規制し、人が動きお金が動くところに手数料が上乗せされる。そしてそれを強化してゆくことをお国のためと国民が望む。嫌だねえ。

人は個室に閉じこもり、管理された手数料を支払って生きてゆくのだ。そのうち人と話し合うことさえできなくなるのだろう。だからこそ、バーをやることには意義があるはずだし、わざわざタバコの煙をふかすのにも意味がある。煙の匂いのするところが私の店であり、その匂いのするテリトリーが我々のプライベートな空間なのだ。

夜は明日ライブを見に行くヤコブ・ブロを聞きながら、確定申告や著作権団体の話になる。経費が算入できなくて利益が出てしまったという個人事業主の業種替えを提案する。専門職は副業ってことにして、カレーばっかり食べてるんだからグルメ・ライターになっちゃえばいいんじゃない?飲食代は全部調査費ってことで。こんな話も猥褻陳列しながら、国家体制に反する共謀罪の恐れあり。
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ヒーローが愛煙家とは言わない。そして喫煙家がヒーローとも言わない。アンチ・ヒーローで結構じゃないか。


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by barcanes | 2017-03-25 04:02 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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