合わせることが正解なのか

2/24(金)

わたしはアイルランドの田舎から来たフィドル。あなたは平均律の男。わたしがズレていると言うかもしれないけど、わたしに言わせればズレてるのはあなたの方よ。平均的でつまらない男。どんな展開にも対応してみせるなんて、いつだって自分が正しいみたいな顔をしてるくせに、私に合わせることもできやしない。それをわたしが田舎臭いからだって、人のせいにする。ズルい男。そんな男、わたしが振りまわしてあげる。わたしを追いかけたってついて来れない。きっと女のお尻を追いかけてるだけの、惨めな男に見えると思うわ。

でもそんなわたしたちを人は面白がって、いいカップルだなんて言われたりしたわ。そんなことをしてるうちに、いつの間にかわたしたち気が合ってきちゃったみたいね。あなたは相変わらず追いかけてきてくれるし、わたしもあなたの基準に合わせるようになってる気がする。わたしたちのやり方がうまくいくって、そのうちみんな真似するでしょうね。それが都会で生きてくってことなのかしら。

そして自分たちのスタイルが、さも初めから当たり前だったかのように歳をとっていくんだわ。それは悪いことじゃない。みんなそうやって違う人間同士うまくやってゆく術を見つけていくのね。でも、ズレてた頃が懐かしい。あなたと合わせることが当たり前になってしまって、ちょっとつまらなくなってしまったの。合わせるということが正解なのか、わたしやっぱり分からない。ズレていていいんじゃないかしら。もう田舎にいた頃のことだいぶ忘れてしまったけど、調子が外れてるって思われてるぐらいがちょうどいいのかもしれない。何かを思い出させるような気分になるの。

先日のブログに書いたMichael Colemanにまつわるついてのポエムでした。それでは1924年の録音をどうぞ。

つい由貴ちゃんづいてしまい、二十歳のバースデー・コンサートのライブ盤を買ってしまいました。由貴ちゃんのポエムが所々に入ってます。スタジオ録音とは違った力強い歌声が印象的です。ベースは山内薫さん!
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by barcanes | 2017-03-08 04:20 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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