ブートレグな最終日

1/31(火)

ASIAのジョン・ウェットンが亡くなったそうで、ハードロック系に疎い私は1枚持ってたのを探したけど見つけられなかった。その代わりに探っていたダンボール箱から何枚かのレコードを救出した。二十歳ぐらいの頃につい買ってしまったブートレグだ。スプリングスティーン、トム・ウェイツ、ボブ・ディラン。興味本意で買ったけど当然のことながらまんまと音の悪いレコードで、どこかしまい込んでいたままになっていた。その中ではスプリングスティーンのデビュー前のデモ音源はわりと聞けた。
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余計な装飾やアレンジメントのない、シンプルなギター・ストロークの響きと歌だけの弾き語りシンガーソングライターものが聞きたいような時、実はあまりいいレコードが手元に見つからない。そんな時、スプリングスティーンのデビュー前のアンオフィシャルなデモ音源は適切である。以前に日本盤帯付きCDでTシャツのオマケまでついてた”Before The Fame”はかなりの愛聴盤だが、後にスプリングスティーン側からのクレームがついて回収されたらしい。

このブートレグは、そのCDと被っているのは1曲”Southern Son”だけで、ピアノやエレピの弾き語りの曲もある。回転ムラのような歪みが聞こえるが音はそれほどヒドくないし、やはり歌にパワーがあれば聞けるものである。さらにその頃の切迫感というか勝負してる感というか、その時の必然性に応じたものが感じられる。これもまたFunkと言えるだろう。

最後に聞き覚えのあるフレーズが出てきた。2ndアルバムに入ってる”New York Serenade”の一部分として昇華したのだろう。そんな流れで”Backstreet”のリクエストが入り、”Born To Run”のアルバムを聞く。明日は開店記念日のCane's16年間の最後の日に海賊盤を聞き、”Thunder Road”が流れるのも悪くない。

小中高で12年に大学4年足すと16年。今日でワタクシCane's大学を卒業します。と言っても浪人と留年しているので実際はまだ先になりそうなんですけど。でも16年も海賊的営業を続ければ、そろそろ社会人デビューできてもよい頃ではないか。この店の栄光の道はどこへ続いているのでありましょうか。というより、道が途絶えたらどうしよう。

気分が盛り上がってきたので、そのアルバムが出た直後の75年冬のロンドン公演のDVDを見る。この映像が出た時(2005年でしたっけ)、ビッグ・マンをキング・カーティスに見立てたファンキー・ソウル・バンドだと思った。そしてサザン・ソウルやサザン・ロックといった南部のサウンドを汲み取っているんだなと感じた。レコードではそういうことが分からなかった。この時のロンドンの人たちは、きっとアメリカ南部から来たイナタイ奴らだと思ったに違いない。

秋に出たスプリングスティーンの自伝は読む前にカミさんに取り上げられてしまったのだが、ちょうど”Born To Run”の録音を終えた辺りで、どうやらもう少しで読み終わるらしい。お土産に2枚ある「明日なき暴走」のレコードとこのDVDを持って帰ることにする。


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by barcanes | 2017-02-03 14:02 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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