「変態」カツヲスペシャル

1/18(水)

当店3回目の「カツヲスペシャル」。と言っても前回10月の当店とその翌日の平塚(ドラムが荒井君に交替)以来のライブということであるから、ほとんどCane's限定企画となっているのかもしれない。嬉しいけれども、もっと多くの方たちに聞かれるべきと思う。きっとそのうち、そんな日も訪れるであろう。

この日も新曲にチャレンジ。速すぎた”Zappa’s Mode”や慎重すぎる演奏の曲もあったが、あとで録音を聞き直してみると良く聞こえる。ライブが良くて録音ではイマイチということは多いが、その逆もあるのだなあ。面白い。沢田さんの「モスラ」もハッチャケて面白かった。さすがアバンギャルド。3回目にしてややリラックスした雰囲気。寒いなか来客も過去最高で、いいライブだった。

沢田さんの作る難解な曲にしても、エレキベースの音色にしても、ほんと変態(褒め言葉です)だなあ、と改めて敬服した。そしてそんな隊長と真剣に取り組む楽隊員たちも、ほんと変態音楽バカです(誉めてます)。

そう考えてみると「変態」っていうのは、例えば変なコード進行を美しいメロディで繋ぐようなこと、あるいはその逆も、なめらかなメロディを様々な分担の仕方に切り分けるようなことの可能性を言うのではないだろうか。つまり異質なものを繋いだり、同質性を分離したりする仕事のことを安易な言葉遣いで「変態」と呼んでいたのである。世の中変態ばかりでも困るけど、変態も必要なのである。まして画一化しつつある時代には。

終演後は沢田さんの最新発売前の録音を聞かせてもらう。ECM風の変態ジャズ。いい音だった。そのうち業界の「カス」な人たちのウラ話など聞かせてもらって面白かったが、「そんな悪いこというの良くないよ」とまえかわさんは気にしてました。毒や愚痴を吐くのも精神的バランスとしてはいいことだと思うんですけどね。うちh酒場ですし。

だいたい「出世欲」なんですよ。自分には「自分欲」しかない。って今日の名言だった。人を使ってうまいことやれるのも才能だけど、人や世間に認められることが優先してしまうと「カス」になってしまう。そんなことより、そして機材にこだわるよりもまず、自分を磨けと。まあ私も出世欲バリバリの人は苦手だなあ。話が、言葉が合わないもの。出世欲な音楽も、きっとそういうことなんだろう。

金曜日は「沢田穣治スペシャル2Days」の2日目。当店おなじみの変態ピアノ王子・田尻有太との「ピアノバトル」の予定でしたが、沢田さんは急遽さらに企画を追加してくれて、2本立てとなりました。この日の「カツヲスペシャル」から和田さん以外の楽隊員が隊長の号令のもと招集され、沢田さんは本職のアップライト・ベースを持ってくるとのこと。つまりアップライト・ピアノとアップライト・ベースので、「アップライトな夜」ということです。沢田さんも沼さんも馬場さんも、楽器置いて帰りました。

沢田さんと田尻が交互にソロピアノを弾く「ピアノバトル」もどんな感じになるか分からないのですが、その後もどうなるのか全く分かりません。明日も音楽は自由で、チャージは自由料金制(投げ銭)です。ぜひお見逃しなく!

沢田穣治スペシャル2Days!
1/20(金)「沢田尻ピアノバトル&アップライトな夜」
Open 19:00 / Start 20:00
チャージ:自由料金制(投げ銭)

「ピアノバトル」
沢田穣治
田尻有太
「カツヲスペシャル-1」
まえかわとも子(ボイス)
沢田穣治(コントラバス)
馬場孝喜(ギター)
沼直也(ドラム)
➕田尻有太(ピアノ)

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まえかわさんのお土産の野生の金柑。


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by barcanes | 2017-01-20 13:09 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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