サー・ノイズ

1/10(火)

新録音のアルバムを制作中のミュージシャンが、音源試聴に4度目の訪問。コンプレッサーもかかってほぼ完成とのことだが、前回がだいぶよろしくなかったので聞くのがちょっと怖かった。ガッカリしたまま作品になってしまうかもしれないから。しかしCDRをプレイした途端に大丈夫だと分かった。シンバル系のうるささが軽減され低音も出ていて、各楽器がしっかり聞こえて、思ったようにちゃんと修正されてた。

こうなると問題は、前回前々回の試聴の時に使っていた携帯プレーヤーの再生能力にあるかもしれない。同じ音楽ファイルをCDR(→CDプレーヤー)と携帯プレーヤー(アンドロイド携帯)とで聴き比べ。もちろん音源そのものが改善されていることも分かるのだが、明らかに携帯プレーヤーの音はよろしくない。ハイ上がりで音が薄っぺらい。そういう性質のものなんでしょうけど、これは問題ですな。

音質改善のアドバイスを受けていた「ノイズ消去」王子も呼ばれて来て、「Cane'sで聞いて大丈夫ならだいたい問題ないでしょう」と太鼓判を押す。彼はボーカルの息つぎノイズやタンギング・ノイズ、その他もろもろのノイズを消す雑用業務を数々こなしてきたという。アイドルのボーカル・ノイズ集なんて作った方が売れんじゃねー、なんて。その話を横で聞いていたファン研部員が「サー・ノウズじゃなくてサー・ノイズですね」と呟いた。

商品音楽ではノイズを徹底的に消し去るように命じられるらしい。食品のパッケージが少しでもズレていたらクレームになるようなものか。そんな話を聞いていると、我々も消し去られそうな気がしてくる。我々のような締まりの外れた者は社会のノイズなんだろうし、そしてそう、ノイズこそFunkである。ノイズと楽音の明確な線引きなどないのである。むしろ、ノイズのない無味無菌のものにはわざわざノイズを足してやらなければならない。「あなたのお尻にノイズをつけてあげよう。サー・ノイズ。」

c0007525_22061902.jpg
当店に転がっている使ってないパワーアンプたち。みんな役立たずになって貰われて来た。先日のライブでアンプが歪んで怖かったんだよなあ、って電気屋であるファン研部員にアンプの相談。そしたらやっぱり「電気」の話になっちゃうわな。動力200Vからの降圧トランスっていうのをやってみたいなあ。

閉店の3時前に、いつもは電話してこないアニキからこれから行くと電話あり。おかしいなと思ったら何名か引き連れて来てくれた。嬉しいんですけどもっと早く来てよーと毒づき、ノイズをばら撒いてしまいました。「どうせ店で寝ちゃうんだからいいじゃん。」言われたとおりになってしまいました。


[PR]
by barcanes | 2017-01-11 22:03 | 日記 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://barcanes.exblog.jp/tb/26311721
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< Cane'sのリクオ・バンド 妖精と野獣 >>