RVGお宝発見

12/6(火)

トロンボーンの録音をするっていう人の話のついでに、じゃあトロンボーンのレコードでも聞いてみようかなと思ってレコード棚をめくっていたら、同じレコードが2枚あることに気がついた。カーティス・フラーの有名な”BLUES ette”、一枚はステレオの日本盤、もう一枚はRVG刻印入りのモノラル盤。ネットで少し調べてみたら、Savoyのオリジナル盤ならいわゆる「溝ありの赤ラベル」だけど、現物は若干赤色が濃い「あずき色」な気もする。Savoyの「赤」には濃淡いろいろな階調の赤があるらしい。それにしても明らかに溝が入っている。もしかしたらオリジナル盤、あるいは2ndプレスぐらいなのかもしれない。いずれにせよ人気盤なので高値が付いているだろう。ヤバいな。娘への遺産としよう。
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年も押し迫り、レコード・イベントでは今年の訃報を振り返ったりする機会も出てくる。ミュージシャン以外では、モハメド・アリを挙げた方もいたが、私にとってはRVGが今年最も大きなトピックとなった一人だ。ルディ・ヴァン・ゲルダー。ジャズの世界のみならず最も知られた録音エンジニア兼スタジオ主にして、マスタリングとカッティングまでこなす伝説的エンジニアである。

ヒマだったので、ついでにRVGあるいはVAN GELDERの刻印の入ったものをさらってみた。刻印が入っているってことは、本人がカッティング(溝を彫った)したレコード原盤を使ってプレスされたもの、ということである。よってオリジナル盤とは限らない。いずれも貰い物か高くても1000円以内で買ったものである。CTIの4枚はいずれも71~73年の録音。日本盤でもVAN GELDER刻印が入っている。Gary McFarlandの2枚はそれぞれ65、66年録音。Art Blakeyの代表作はおそらくオリジナル盤。そして件のCurtis Fuller。オリジナル(かもしれない)モノ盤は確かにリバーブ感がよく出ているけど、日本盤のステレオ盤だってお店で大きい音で聞けば全然悪いことはない。
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今年はレコードの内周の音の入ってない部分「マトリクス」を見る楽しみを初めて知った。音が他のバージョンとどれぐらい違うかなんて、はっきり言ってよく分からない。でもなんか嬉し楽しい。だって何年も前に箱ごと貰ってきたような、捨てられるかもしれなかったレコードが、棚で眠っている間にいつの間にかお宝に化けていたわけだから。だからレコードは捨てちゃいけない、文化財だって言ったでしょ。

深夜には同業者たちと明け方まで。夜の商売をしながら妻や子供と暮らしていく大変さを語り合う。僕らには良い見本となってくれる人が身近にいない。僕は、見本になれるほど立派ではない、というかだいぶみすぼらしいけど、少なくとも自分(と妻や子供)なりのやり方生き方で、儲からなくても好きな仕事をして、夜の商売でも家族みんなで力を合わせてなんとかやっていける一例を示したいとは思っている。

人は自分の親のようにも、まして他人と同じようには生きられない。人生は誰にとってもオリジナルなものでなければならないのだから、やはり自分(たち)で考えていかなければならない。自分としては今のところ、やはり家族を一番の味方と、最大の仲間とすべきだと考えている。


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by barcanes | 2016-12-06 07:50 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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