聞き逃しGen金

11/19(土)

Free Fridayシリーズ、16回目に初登場のDJは「ハマのGenさん」。酒の飲めないGenさんはいつもソウル・モービルに乗ってやって来る。時に都内でのイベントをこなしてから、時に仕事帰りのスーツ姿で、車をぶっ飛ばしてどこからともなく現れるのだ。

GenさんがCane'sに来るようになったのはいつ頃からだったろうか。ロックのイベント「AOR」やソウルのイベント「Voices」にゲスト参加し、下北沢でイベントに遭遇した時にはジャズをかけていた。オールジャンル幅広くジャンルをジャンプできるような音楽の捉え方には、広く浅くの私も親近感を感じていた。同じGenだしね。

「いつもイベントなどでDJする時にあまり出番のないレコードや、あんまり聞く機会のないレコードに陽の目を見せてあげてください」と、Free Fridayの基本テーマをお話ししたことはしたのだが、そこはさすがにGenさん、想像を超えるハチャメチャに雑多な選曲選盤。バグパイプもの、変わったカバーもの、未開封レコード「買って出し」など小コーナーを散らばせながら、レギュラー未満の控え選手、2軍、新人まとめて試合を作りました。いやあ、いいゲームでしたねえ。

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説明無用にて気になったレコードの写真撮っておきました。と言ってもどんな音楽か分からないと思いますが、ジャケでお察しください。私としましては”Jogging for your love”という曲の入ったジョン・セバスチャン似の男のアルバム”Mad Metropolis”が今夜のジャケ大賞。あんたが一番Madだよ。全てのジョガーの捧げたいですね。

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”Sex Machine”ものに「白鳥の湖」もの、変な日本語ものに虫声もの、MPSのザッパものから西海岸AORな小椋佳まで、後半はかなりモンド系でしたね。最後まで知ってる曲は一曲もなかったのですが、なんとラスト曲にライ・クーダーが来ました。ナイス・エンディング。

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音楽の楽しみというのはいかに面白がれるか、ということに尽きると思います。そして人が面白がっていることを面白いと思えるかどうか、そこに説明は不要です。説明は面白さを増すことはあっても、面白くない人を説得することなどできないんですよね。そこに共感があるのだと思います。

聞いたことのない音楽を聞いて驚いたり笑ったりできる喜び。音楽好きの人たちが集って、そんな言葉のいらない共感を感じる時、とてつもない幸福を感じます。この小さな空間に流れているものは平和です。その理由は、我々が歴史を共有しているからということになるのでしょう。

それはレコード音楽というアート・フォームにおけるアート史というものがあるとして、その太く大きな流れの中央から傍流、あるいはそこからこぼれ落ちるようなものまで、大まかな流れを感じたり確かめ合っているということになるのでしょう。詳細に知っている必要はないし、押し付けたりするものでもない。平和とは歴史の共有によって生まれる、というようなことにこうして気づかされたりするわけですよ。だから聞き逃しGen金だって。

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Genさんは来週11/26(土)の「After h’Our Rock」にもご出演いたします。あ、主宰のmakizooちゃんからペルー土産もいろいろいただきました。ありがとう。


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by barcanes | 2016-11-22 01:51 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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