「バッカスの子守歌」矢野絢子×黄啓傑

11/12(土)

以前に一度、リクオさんと一緒にこの店に来たことがあるという矢野絢子さんは、上原ユカリさんとも一緒に演奏しているそうで、今回はそのお二人からのご紹介とのことで、ケインズ初ライブが実現することになりました。告知をしてから、特にミュージシャンの人たちからの反響がありました。多くの支持を得ている、力のある方なのだなと身の引き締まる思いがいたしました。リハの印象は、浜田真理子さんをさらに強力にした感じ。

黄啓傑さんはやはり一度、リクオさんのコンサートに出ていたのを見たことがあり、その時のチンピラ然とした堂々たる吹きっぷりが印象に残っていました。ちょうど先週の「Golden Wax Orchestra」のお二人が翌日共演するとか、「ブラック・ボトム・ブラス・バンドの人だよ」との情報をもらったりしてニューオーリンズ好きとしてのご縁を感じました。歳も一緒の73年生まれ。どんな強面の人が来るかとも思ったんですけど、つかみはKermit Ruffins(Rebirth Brass Bandの元リーダー・トランペッターにして歌も歌う)でオッケーだったみたい。

楽器は生音で、マイクを差してリバーブだけ乗せました。矢野さんの表情豊かで声量のあるボーカルは説得力があり、下を向けばショートカットのその横顔にブルースが、上を見ればその愛くるしい笑顔に夢や想像力が広がって、全身に表現力が強く漲っているようなステージでした。リバーブにはそれらの増幅と、トランペットの音色の哀愁が醸し出されていたら、それで成功ということになるのではないでしょうか。
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ニューオーリンズのトランペッターはサッチモよろしく、皆歌いたがるもの。黄さんとはニューオーリンズ愛におけるシンパシー的な居心地の良さを感じてもらえたか、またいつか出会えるような気がしました。

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ジェット・ウォンこと黄さん歌う。

終演後はFunk研究会員が集いまして、この日のテーマはSLAVEの77年1stアルバム。シラフの12時前には前乗りのベースが気になって、もうひとつ気持ち良くなかったのが、日付も変わって夜も深くなってきた頃には酔いがタイム感を狂わせるのか、ちょうどよく聞こえてくるのが不思議です。切れ味鋭い非情の重厚Funk。4、5回ぐらい何度も聞いて、すっかり酔いも深まりました。
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地球と思しき球体を汗みどろのFunk黒人が背負っている。WARと同様SLAVEは、反意としてのFunk表現となりえている。


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by barcanes | 2016-11-17 04:19 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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