大きなお姉さん

11/9(水)

店に来た後降り出して、ちょうど営業中の時間だけ降り続いた小雨の夜。閉店間際に店の電話が鳴った。低い男性の声。誰もいないこの時間に見知らぬ来客はちょっと怖いが、ちょっとの時間だけでよろしければ、とお答えした。この日はずっとヒマだったのでZZ Topのワーナー時代の10枚組CDを取っ替え引っ替え聞いてた。でもこんな時にこんなの流してるとぶっちゃけすぎてていけない気がして、少し引き締まっててでも暗すぎないSSWか何か、ほんわかしたやつがいいなと思ってレコード棚から引っ張り出したのは、CCMの男性デュオBatdorf & Rodneyのレコード"Life is you"。

しばらくして現れたのは女性二人。小さなお姉さんと大きなお姉さん。いつも小さな灯りが外から見えるのが気になっていたのよ。あたし、暗い店が好きなの。LPがたくさんあるのね。何かかけてもらってもいい?カーペンターズがいいわね。ある?もちろんです、と取り出した”Now & Then”にはなぜか大きな傷が入っており、一曲目から飛ぶは飛ぶ。いいのよ、気にしないわ。懐かしいわね〜。

初対面の人の中には、いきなりいろいろ話を聞かれるのが鬱陶しく感じたりもすることがあるのだが、実に嫌な気がしない。お店のことからそのうち、小さな子供がいるもんでーなんて話すと、「あら、そうだと思ったわ。そういうのすぐに分かるのよ。あたしもこうして長年生きてるから。でもいきなりそんな話するのもねえ。」と、小さい方のお姉さんはずっと黙って聞いている。

「ピアノもあって、ライブもできるんでしょう。イベントやりましょうよ。あたしも歌うのよ。分かるでしょ。フランス語の歌。」そして、菅原洋一のレコードとともに「また来てもいい?」と去っていった。表に傘が残されていた。

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菅原洋一の名曲「知りたくないの」は残念ながら入ってません。

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by barcanes | 2016-11-11 17:02 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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