キラキラ

8/27(土)

9時、まだ誰も来てないけど「キラキラ金曜日」第2回スタート。中日相手に1点差勝ちしたカープは連夜の9回勝ち越し。裏の守備を見届けることなくカープ嬢が機嫌よく現れた頃にいつもの顔ぶれがカウンターに並んだ。80’sから90年前後のキラキラしたフライデー・ナイト感をイメージしたような選曲で、その頃の我々の世代といったら中高生ぐらいなわけなので、そんなキラキラ感はテレビなどを通して垣間見たような想像のものでしかないかもしれない。それは洋楽のPVによっても醸成されており、神奈川県民にとってその多くはTVKの音楽番組「ミュートマ」によってもたらされたことになる。

と、大方そのようなことになるらしいのだが、当時私が住んでいた集合住宅ではTVKが受信できず、私はその恩恵を受けていない。「それは少数派だね」とJ君が言う。確かに中学校でもみんなミュートマの話をしてた気がする。私は洋楽受容についてハンデを背負っていたことになる。私がハードロックや80’s音楽に疎いのは、そういうことだったのか。TVKが当時の神奈川県の少年少女に果たした役割は大きかったのだ。同じようなことが全国各地のUHF局やラジオ局などで起きていたのかもしれない。

私が洋楽に興味を持つようになったのは高校を出てからなので、世の音楽好きの中からするとだいぶ奥手であり、リアルタイム感がごっそり抜け落ちている。その後の20余年を労してようやく80’sに追いつきつつある、というわけである。私は主に80’sをお店のお客さんの、年上のアニキたちのリアルタイム感を通して少しずつ知っていった。シャカタクなどはその典型で、10コほども年上のバブルを知る世代から教わった。教わったというのは、100円コーナーに山と埋もれているそれらのレコードを、ゴミとしてではなく、ステキな思い出とともに認識する、ということなのだ。そのちょっと軽薄なサウンドをBGMにして、幾多の甘酸っぱい思い出が過ぎ去っていったのかと思うと、つい私もそのレコードを愛してしまうようになる。その音楽を愛した人の気持ちが、その音楽の魅力を増すことになる。

キラキラした思い出だけでなく、その曲にまつわる暗い思い出、嫌な思い出、好きな曲なのに否定されたとか、愚痴りたくなるようなエピソードでも、添えられることで音楽に価値が付加されて聞こえてくる。その価値がキラキラと輝く。それが「キラキラ金曜日」の意義かもしれない。通算8回目を迎える「Free Friday」シリーズ、今回のカウンターDJのmakizoo言うところの「おしゃんてぃ」な曲たち、得意のホール&オーツやペットショップ・ボーイズの他、ややメロウ気味の選曲でした。

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Shakatakの1stは「ナイトバーズ」の前年1981年。日本盤はジャケ違いです。シャカタクがイギリスのジャズ/ファンク・シーンから出てきた、とライナーを初めて読んでみたのですが、SadeとかBrand New Heaviesとか、そういう流れの前に位置するわけですね。知らなかったなー。
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by barcanes | 2016-08-30 02:13 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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