夏の読書

8/25(木)

「今日はプチ家出。」またダンナの愚痴か。「まだ言ってないじゃん。」「子供にムカついちゃって。ダメだよね。」子供も別の人間なんだからさ、仕方ないんじゃない。「子供まだちっちゃいでしょ。6年生ぐらいになんないと分かんないんだよ。」いつもそんな調子でメンドくさい。ちなみに何にムカついたか。少年野球、4番の息子が満塁のチャンスで凡退したと。曰く、練習試合でも打てなければダメだそうである。オイラにはなーんも分かりません。ちなみにCane'sにはポケモンがたくさんいるそうです。知るか。

読売に快勝して25年ぶりにマジック点灯、カープ嬢はご機嫌で登店。夏の読書に「ブラック・ジャック」を借りてった。夏は戦争ものとか冒険ものとか読みたいね。というか、戦争関連ものは夏にしか読む気が起きない。原爆と終戦が8月だから、というイメージだけなんだろうけど。ついでに野坂昭如の「アメリカひじき」も貸しといた。

冒険ものついでにガストン・レビュファの映画を見る。「星にのばされたザイル」(74年)。山岳カメラマンの映像も素晴らしいが、それにも増して、全編を通して語られる山の詩人レビュファのモノローグがいい。

『理想的なルートを自分で見抜く必要がある/(中略)現代人はものを見抜く楽しさを奪われている/真の選択は迷うことができるということになるだろう』そうだ。私は常に選択をしているのだ。

『永遠の像と相対しては 脆さ そのものの姿だ/だが意志があれば道は通じる/理解する心さえあれば 計り知れない喜びが生まれる』相手が山や自然ならいいですけどね。でも理解する心を忘れないようにしないと。

『辛くもあるが/辛くない職業があるだろうか』そうですそのとおりです。

ちょうどJ君に借りてるFUNK本を読んでるときに、上のポケモンママに「動物占い、何?」と聞かれた。ずいぶん前にそんなのあったけど知らない風で答えたらわざわざ調べてくれた。「黒ヒョウだね」。ちょうどFUNK本ではブラック・パンサー党が登場してきたところだった。FUNK入門としてなかなか音楽の話に入ってくれず、延々とアメリカのブラックの置かれた社会的状況を説明してくれる。「ファンク」の一語によって黒人音楽の通史を貫くことで、社会の変遷を語ってゆく。

『ファンクを生みだしたのと同じ環境が黒豹を生みだしたんだ。黒豹は、同じ考えから生まれてきたんだ。反乱からさ。』

「ファンク 人物、歴史そしてワンネス」(リッキー・ヴィンセント著 宇井千史訳 ブルース・インターアクションズ 1998年)
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この夏の読書はとりあえずこれでよし。どうして我々がこれほどアメリカ音楽を聞き、愛し、シンパシーさえ感じてきてしまったのか、私は薄々感じてきたのですが、日本人にとってのアメリカと、ブラックにとってのアメリカということの重ね合わせを音楽によって感じてきたからなんだと思うのです。ブラックネスの表現としてのファンク。Cane'sは今FUNKブームです。

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他にも2作、DVDで出てる。ほしいなあ。レビュファの本は、誰かに貸したまま戻ってこない。


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by barcanes | 2016-08-28 18:29 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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