バースデECM、そして片足を外に

7/28(木)

隔月の水曜企画「かわECM」第9回は、主宰の治療院カワイ君のバースデイと重なりまして、史上最多の集客となりました。可愛い彼女のCちゃん手作りのケーキを自ら入刀してくれて、みんなで頂きました。ブルーベリーの挟まった生クリームのケーキ、美味しかったー!ブルーノートでグラスパー観てきた帰りの同級生:タジリのピアノソロ3曲も良かったし、それにリバーブかけて、ピアノの生音と遠くからリバーブだけ聞こえてくるっていう教会のような音響を楽しんでみたりしました。
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今回からの新企画、タジリのクラシック・コーナーがはじまるころにはみーんな帰ってしまいましたが、ECMは単にジャズ・レーベルというわけでもないので、クラシック・ピアノとの親和性と言いますか、クラシックもあってバランスがとれるような気がいたしますし、何よりクラシックを楽しめるようになりたい私どもにとって、良い機会になるといいなと思っております。

バースデーに絡めて「祝福のECM」というテーマは難しかったようで、カワイ君(そしてtskもタジリも)の生まれ年1981年前後の作品などを聞きつつ、私も一曲だけ、ジョージ・アダムズ唯一のECM作品”Sound Suggestions”(79年)から、アダムズ自身が唸り声で歌う”Got Somethin' Good For You”というブルーズをかけさせてもらいました。これはECMには珍しいタイプの曲調でして、祝福感あったのではないかと自負しております。
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次回10回目は9/21、祝日前夜の水曜日に予定しております。

終演後みんないなくなってから、アニキといろいろ「off course」な話を。実家から離れてどこか遠くへ行ってしまった女性、国際結婚して外国へ行ったままの妹のような女性。夜の商売や怪しげな業界に居場所を見つけた人。人それぞれ、アウトしなければならなかったのだし、それぞれのアウトの仕方があったのだ。

コース通りの人生などほとんどないように思えるのに、そのコースがどこかにあるように思えてしまうようなこと。それは良い決まりさえあれば世の中がうまくいくように思えてしまうようなことなのかもしれない。それは守るにせよ外れるにせよ、我々に刷り込まれたような、秩序への遵守なのだろう。

内を切り取るから外が生まれる。ルールとは内部を切り取ることで外部を作り出すようなことである。秩序によって内部を保とうとすることによって、切り捨てた外部との軋轢が増すとすれば、我々がアウトしてしまうのは実は内部を補完するためなのかもしれないし、あるいは内と外を交流するための循環なのかもしれない。

そう言ってみれば、うちのお客さんはすっごい内側とかすっごい外とか、どっかに行き切っちゃったとか、そういう人あんまりいない。みんな片足を内側に、片足を外側に突っ込んでいるような人たちばかりだ。それを中途半端という人もいるかもしれないが、むしろそういうスタンスこそが大事だと思える。


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by barcanes | 2016-07-30 21:57 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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