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貸切イベントからさだ経由レッチリまで

7/24(日)

昨年12月に駅メロ作曲家の塩塚博さんとボーカル松下恵美さんのデュオ”SoーSo”の貸切ライブを企画・コーディネイトして下さったSさんが、その後も何度も足を運んでくださって、さらに2組を加えたイベント「2016 Seaside Music Fes」を企画して下さいました。女性ボーカル・メインの3組。トリを務めた浅羽由紀さんは静岡県藤枝からいらしたというピアノ弾き語り。「心の病気になった経験をもとに、家族の愛情、自分らしく生きる事を大切に」歌っているというプロフィールのとおり、一生懸命歌って気も遣う方で、ファンの方の応援ぶりもスゴかったです。

茅ヶ崎の男女デュオ”foolish fish”はちょっと不思議なオリジナルソングを歌っていて、ボーカルの清水友美さんはいろいろ楽器を持ち替えながら演奏してましたが、特にインスト曲でのピアノがお上手で、茅ヶ崎に縁あるという山田耕筰の舞踊詩「青い焔」という曲が素晴らしかったです。日本のクラシック黎明期における業界内のゴタゴタで、失意のうちに茅ヶ崎に移り住んだのが昭和2年。数年をそこで過ごす中で、「赤とんぼ」をはじめとする多くの童謡を作曲したそうです。私の母校の校歌も山田耕筰なのですが、昭和3年ごろの作曲ということなので、茅ヶ崎時代の縁なのかもしれませんね。

音大のクラシック出身ということで、強弱バリバリのピアノを聞かせていただきました。今回はピアノの調子も良く、いつもならマイクが必要な感じでも生音で随分と鳴っていました。ピアノの背面を少し見せる感じで傾けたのも良かったのかもしれません。やっぱりいいなあクラシック。

今回は貸切イベントで大勢のお客さんを捌きつつP.A.もやらなきゃということで、しかも500円でドリンクを出してほしいとの要望を受け、限定メニューでさらにプラコップで楽させてもらいました。洗い物が少なくて片付けも楽チンでした。計3時間の演奏が終わったちょうど終演後に同期のクラス会のメンバーが訪ねて来てくれて、いろいろ話せて嬉しかったです。

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静かな深夜には若き「さだガール」と、こないだハードオフで買い集めてきたさだまさしのレコードを、グレープの1st(74年「わすれもの」)から順に聞きました。下北沢帰りのDJ氏が、お!今日はさださんだね!と乗ってくれて、良い録音だなあと感心しながら聞きました。さださんはクラシック出身、グレープの相方の吉田正美さんの尊敬するアーティストはウェス・モンゴメリーだそうですね。

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77年のソロ2nd「風見鶏」。

そのうち一週間の営業を終えて疲れた顔してやってきた飲食店主が、「今週も頑張ってようやく終わったと思ったらサダかよ!」と憤慨しているので、じゃあ何聞きたい?と聞けば「レッチリ」とのこと。”Californication”、99年。これこれ。これ聞いて波乗りばっかりしてた頃だなあ。そしたらさだガールの携帯音楽プレーヤーにも入ってました”Californication”。そしたら94年のウッドストック25周年の録画ビデオの、電球コスプレ&ジミヘン・コスプレのレッチリも見たくなってしまい、すっかり夜も深くなってしまいました。
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by barcanes | 2016-07-27 00:41 | 日記 | Comments(0)