80’sソウルのほんの入り口

7/17(日)

昨夜はVoices Inside 第101回。すっかり50〜60年代のソウルが中心になり、70’sのソウルも滅多にかからなくなった我らのVoices、初めての80’s特集。厳密に「80’s」とするのか「80’sソウル」とするのかを曖昧にしてしまったところでやや散漫だったかなと。馴染みのメンバーで、たまには散漫な感じも楽しかったですけどね。「80’sの何がいいんだかさっぱり分からない」と憤慨している30代や、つまんなそうに帰って行った50代もいるわけで、80’sは一筋縄ではいかない世界であります。その入り口に少し足を踏み入れたに過ぎません、今回の我々は。しかし確かな一歩でしょう。

73年生まれの店主は小学校と中学校がすっぽり80年代に収まります。70年生まれのアニキは10代をまるごと80’sで過ごしたことになるし、62年生まれのアニキなら18歳で80年代に突入ですからね、そのリアルタイム感といったら比じゃありません。まして30代前半の若手なら、80’sは映画の中のお話ということになるでしょう。この天と地ほどの違いのある世代感を幅広い世代で捉えるということは、すっかり過去の50’sや60’sとは座標軸が違いますからね、難しいことであります。

私の感覚でいえば、80’sと言えばキラキラシンセとあのゲートエコーのかかったスネアの音、やはり85年以降ということになるでしょうか、あの音が嫌いで聞けませんでした。暗く圧迫された中学生活と重なってしまいますから、嫌なことが思い出されたりしてね。ところがこの2、3年ですっかりそんな拒否感が消えてしまったんですね。(未だに90年代JーPOPはなんかダメですけどね。)そしたら潤くんもMアニキもそうだって言うんです。「嫌いだったはずなんだけどなあ、聞けるようになっちゃったな」と。ですから、70年代前半生まれの我々世代にとって、80’s再評価はまだ始まったばかりなのです。

興味深かったのは、80’sの大バコと呼ばれたようなディスコなんかは母体企業の赤字目的で外タレを呼んだり無駄にカネをかけたりしてたっていう話。赤字目的80’sっていう観点はなかなか興味深いですねえ。そんな無駄ガネ感が嫌だったはずなのに、例えば当時高価だったマシンが今ではめっちゃチープみたいなことで、受け入れられるようになっってきちゃったのでしょうね。要するに誰かの無駄ガネで頑張ったヤツもいたってことです。

あるいはちょっと待てよ、赤字目的だからできることと、その一方で長続きできるものと、二つの考え方しかないのかもしれない。国の予算も、持続可能かどうかを考える人がいるかと思えば、毎年国債増やして赤字目的かよみたいな感じですもんねえ。結局、世の中には無駄ガネしか回ってないのですね。そうか、そう思えるようになったから80’s聞けるようになったんだ。

今回のゲスト陣は「藤沢歌謡会」からkzmxさんと追川譲二さん、「After h’Our Rock」からmakizooちゃん、そしてバンド仲間の久保田耕君と、馴染みの顔ぶれでしたので、イベントもやや内輪な盛り上がりでしたが、12時過ぎに一旦終わった後も延長戦が遅くまで続きました。

比較的みなさんアッパーなものが多かったので、もう少し、ミディアム、スロウなものも欲しかったかなと。80’sってアッパーなだけじゃないよね。またはアラウンド80という感じで、70年代後半から82、3年ごろまでのファンク特集とか、また違う切り口で80年代ブラック・ミュージックに切り込んでみたいですね。

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来月のVoicesは8/20(土)、ザディコ特集!ライブのゲストにザディコ・キックスをお迎えします!


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by barcanes | 2016-07-17 22:14 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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