連絡をする

6/3(金)

まだ何にも知らせてない人たちにお通夜の連絡をメールしなきゃと思い、なるべく片っ端からケータイに残っている連絡先を並べては、Tさんとの関係性を、お店でどんな感じで話してたかなあなんて思い出してみたりして、時間が過ぎていった。この人には送るべきかまたは送らない方がよいのか逡巡しながらも、こういう時は送りこぼしのないようにした方がいい、と昨日アニキに言われたので、とりあえず送ってみた数は50人ぐらいになった。

やはり15年前にお店を始めた前後の、最初の頃のお客さんの連絡先はしっかりと交換していたのだと思う。最近のお客さんにはFBだの何だので、電話番号も知らないし聞かなくなってしまったんだなあと思った。以前はいろいろと良くも悪くも濃密だった。今は私もお客さんも、あっさりしたものを求めるようになったのかもしれない。

送ったメールの、その内のかなりの割合はもうなんらかの理由でCane'sには来なくなってしまった方たちなので、どこか気が引けるというか、その人たちにとってはもう終わってしまった流れを引き戻してしまうようなことになるのも嫌な気がした。飲み屋は去る者追わず。それに自分は薄情な人間だから、自分が逆の立場だったら嫌だろうな、とか思ってしまう。

実際、返事をくれたのは多くはなかった。多くのメールは届いてないのかもしれない。私に返事をする必要があるわけでもないし、あるいは、返事をする言葉が見つからなかったのかもしれない。

それでも、女の子たちが何人か返事をくれた。それぞれの時代の。男でも女でも、誰彼かまわずとまではいかなくとも人が好きだったTさんだけど、ケインズに来てくれてた女の子たちにとって、Tさんとの思い出がないわけがないのだ。一人の女の子は、メールもらって誰のことだか最初は思い出せなかったんだけど、顔が思い浮かんだら思い出が次々に甦ってきたって、Cane'sに行かなくなってからもそこに流れていただろう様々な時間を思ってますって書いてくれた。

たぶんね、10年ぐらい会ってないと思うんだけどね。思い出してほしかったんじゃないかな、女の子たちに。って、そんなことだけでも、まあメールしてみてよかったと思えた。こういうことも、バーの仕事というか、果たさなければならない役割なんだろうと思う。あまりやりたくないことだけど、もうここまでのことはないと思う。22年の期間を全てカバーしてるお客なんて他にいないわけだから。

定休日の夜、早々にウトウトしてしまったのだけど、なんか誰か来る気がして12時ぐらいになってからお店に行った。誰も来なかった。たまった仕事を片付け、ブログを書いた。無音になるのはやはり寂しくて、レコードを何枚か聞いて、また泣くハメになるんだろうなと覚悟した。今日はね酒も入ってないしね、一人じゃしみじみしたくないからね。人は本当に浸れないと泣けないですから。

何かが通り過ぎてゆくまで、これで良かったと思えるはずもないことを、一度忘れなきゃならないわけですから。そして頭では分かっているような、感謝とともに受け入れなければならないようなことが、そう簡単にはできないわけですからね。

c0007525_04462670.jpeg
Tさんとの思い出は尽きないけれど、驚くほど写真がない。証拠を残さなかったな(笑)。昔の写真を探して一枚だけ見つけた。2002年、第一回目のCane's地曳網の時。横に写ってるのは娘さんじゃないかと思う。これ、貰ってもらった方がいいよね。

c0007525_04502227.jpeg
これも思い出深い、Tさんと一緒に作った諒君のピンバッジ。これで銅メダルを獲ったね。一緒に何度か応援に行ったよね。

*************

今夜は「キラキラ金曜日」。Tさんの好きそうなテーマで、好きそうな洋楽が流れるだろうな。カウンターDJを務めるマキちゃんの誕生日でもあるので、お祝いしましょう。キラキラ80’sらしく泡もので。


[PR]
by barcanes | 2016-06-03 17:24 | 日記 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://barcanes.exblog.jp/tb/25668893
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 今夜の営業 斬新、そして >>