ウィルトン・フェルダーと今夜の音楽
2015年 09月 29日
Wilton Felderの訃報。Bobby Womackが2曲歌ってる85年のソロ作「Secrets」と持ってるクルセイダーズのレコードなどを聞く。そしてベーシストとしての数々の華々しい客演、調べ始めたら枚挙の暇なし。
同じオルガン・ジャズでは69年、Charles Kynardのアルバム「Reelin' With The Feelin'」ではテナーを吹いてます。そして同じ69年のJackson 5 "I Want You Back"になるわけなんですが、このベースだけ抜き取ったのyoutubeにありますけど、これホントに本人の音なんでしょうか。なんか下手くそ感ありますよね。いわゆるヘタウマって言うんでしょうか、この余計な手癖感のないシンプルかつタッチの適度に荒れる印象的なベース・ラインが評判良かったんでしょうかね。あるいは、もうちょっと練習しとけよ!みたいな。
それで、僕の持ってるものではしばらく空いて、72年には2月の「Root Down」、4月のDonald Byrd「Black Byrd」、Grant Green「Live At The Lighthouse」と録音が立て続き、Joni Mitchell、Randy Newman、Seals & Crofts、そして73年にはMarvin Gaye "Let's Get It On"、Billy Joel "Piano Man"、Jackson Browne "Sing My Songs To Me"などと続いていきます。
他にも勿論いろいろありますけど、とりあえず自分の持ってるものだけ書いてます。時系列で見ても、ジャズもソウルも白人シンガーでも、そしてその間に自分のバンドもあって、めちゃくちゃまぜこぜ。改めてスゴいなこの人。しかもクルセイダーズではベース他人に任せて自分はサックスっていう。その後はソロ作やプロデュースも。誰か特集やってください。断然サックス吹きのイメージだと思ってたんですが、こうして振り返ってみると72、3年の参加作なんかに僕は結構やられたクチでした。
ニューソウルやSSWの交流華やかだったこの時代のアメリカ音楽のふくよかさの裏方として、また一世を風靡したソウル・ジャズ/フュージョン・チーム(あー、クルセイダーズ生で観ときたかったな)の看板奏者として、表の顔も裏の顔もある人って他にいる?あ、やっぱりボビー・ウーマックか。
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最近よく来てくれている女の子二人が、そろってカウンターに貼ってあるチラシの「ポスポス」とは何ぞやと興味を持ってくれたので、それではお聞かせいただきやしょう、アコーディオン時代の名作「現代の冒険」2009年と円盤レーベルから出た「空飛ぶ円盤に遭遇の仕方を教えて」2013年。ついでに11/7のポスポスのイベントに共演するガスさん(Augustus Browning)が在籍していたサン・ラや以前のイベントに出てくれたムスキ・アルバボ・リー君などを。
by barcanes
| 2015-09-29 06:17
| 日記
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