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遊行寺のイベントにちょっとだけ行ってきた

遊行寺で行われた「エコー・ビーツ」に昼前から子供の散歩がてら行ってきた。湘南あたりのお店がたくさん出店していて、僕は焙煎だけやってるという「ツバメ・コーヒー」のアメリカンにしては濃い「アメリカーノ」と、逗子のマイクロ・ブルワリー、噂の「ヨロッコ・ビール」の濁りの効いたIPAを飲んだ。どちらも美味しかった。どぶろくを出してる店なんかもあって、自分たちで作っているものをちゃんと提供していて、とても頼もしく感じた。

一方で知らないお店もたくさんあって、僕がお店を始めた頃はまだ若い人がやってるお店なんてほとんどなかったから、そりゃああの頃に比べたら若い人も来なくなるわと思う。これだけ面白そうなお店がたくさんあればね。僕の店なんかちょっと毛色が違うというか、オッサン臭いわな。それはそれでいいのですけど。

会場には子供もたくさんいて、やはり子連れで夜の音楽のイベントには行きづらい人もたくさんいるのだと思う。大きな熊のオブジェで子供たちが遊べるようになっていて、うちの娘も心を奪われてました。

お堂の中でもライブが行われていて、金色のお釈迦様を前に演奏するのを広い畳の間で足を延ばして見るというのはなかなかの雰囲気だが、娘は落ち着かなかったのでライブは聞けなかった。外の香炉の前でも弾き語りの演奏が続いていたが、ほとんど誰も聞いてなくてBGMと化していた。これは演奏者は辛いところだろうが、それは承知でやっているのだろう、気持ちを折らさずに歌い切るには強いハートが必要だと思う。僕はオッサンだからなのだろうか、音楽は音楽を聞くために聞きたいし聞いてあげたいと思う。でも僕も若い頃はこういうお祭りが好きだったから、別に否定するつもりはない。様々な楽しみ方があり、自前の楽しさを提供してるのだ。立派だと思う。

友人の「ロケット・デリ」も店を出してて、ナンドッグとソーセージの包み揚げをお昼ご飯にして帰ってきた。知り合いにもたくさん会えて、短い時間だったけど楽しかった。飲み食いしながら子供も遊ばせられて、人にも会えて、踊り念仏の総本山遊行寺でそんな楽しいイベントが行われて、主催者、スタッフ、関係者のみなさんのご苦労、察するに余りあります。深夜にこのイベントを朝から手伝ってた方が来てくれて、いろいろ話を聞かせてくれました。いいイベントを終えた満足感がみなぎってました。
by barcanes | 2013-11-04 23:49 | 日記 | Comments(0)