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Booker Tの新譜とJoe Henryのアナログ

Booker Tの新譜「Sound The Alarm」のアナログLPを誕生日にダメ弟からプレゼントしてもらった。2000年代以降のR&Bのノリで、プロデュースのAvila Brothers(ドラムとベースの兄弟っぽい)も、多数フィーチャリングされてるシンガーの名前なども一切分からなかった。最近の音楽について全く知らないっちゅうことだが、それもBooker T先生に教えてもらえるわけだ。

Booker Tのボーカルは一曲のみ。あとは全編にオルガンが鳴り響いている。軽快なインスト曲ではどうしてもM.G.'sを思い浮かべてしまう。

Booker T. & The M.G.'sがバックを演奏したサザン・ソウルを聞いてソウルを知り、Booker T. & The M.G.'sがバック・バンドだったBob Dylan30周年コンサートのテレビ放送で、それにゲストで出ていた数々のアーティストを知った。Booker Tは僕が生まれるずっと前から、未だにいろんなことを教えてくれるのだ。

若い世代を使い、あるいは使われ、起用しあるいは利用され、紹介しまた紹介される。伝え、伝えられる。何よりも古くさくもないし何も負けてない。素晴らしい。
Booker Tの新譜とJoe Henryのアナログ_c0007525_21313816.jpgBooker Tの新譜とJoe Henryのアナログ_c0007525_21333927.jpg
それから最近入手したアナログ新品LP。Joe Henry「Reverie」(2011年)。同じANTI-レーベルのTom Waitsにも似たようなザラついた音像で、窓を開けっ放しで録音したらしく、いろんな音が聞こえる。閉鎖空間の無菌室のような音楽じゃない。空気のツブツブがザワザワして聞こえてくる。僕らの生活空間は微細なノイズに包まれていて、そんなリアル・ミュージックの教科書として買いました。

うちでレコーディングしたら、バスやトラックが通るたびに揺れてガタッ、ミシッていうだろうな。
by barcanes | 2013-07-12 21:27 | 日記 | Comments(0)