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渋谷でtoeを観た。

渋谷O-EASTという場所にtoeを観に行ってきた。スタッフをやってる知り合いが招待してくれた。対バンはブルー・ハーブで、ポエトリー・リーディングのようなMCが良かった。言葉をしっかり届けて、立派だなと思った。

会場は何百という数の若者で埋まり、その人数に圧倒された。こんな場所に一人で来るのも10年ぶり以上で、そのころは僕が彼らだったのだ。そう思うと隔世の感がある。メインP.A.横に場所を決め、ステージ転換で楽器をセッティングするスタッフの仕事っぷりを見守っていた。これだけの人数の前で演奏するための完璧な準備をする。やりがいのある仕事だなと思った。

そんなせいもあるかもしれないけど、ようやくドラム・ソロから一曲目が始まり、観客がどよめき、ガットギターとアコギの二人のリフが入ってくると、なんだか感激してしまった。アルペジオのリフにこれだけ気持ちを込められるバンドがあったのかというのが初めてtoeを聞いたときの第一印象だったのだが、込められた気持ちの分だけ、聴衆もそのリフに気持ちがこもってしまうのだろう。

今日は社会見学なので、会場のあちこちに行って音を聞いてみた。前の方には行けなかったから何とも言えないが、後ろの方に行けば行くほどぼわーんと音が回ってしまって、どうにも気になってしまう。階段に座り込んでうなだれながらも耳を傾けている聴衆たちはそんな音を聞いているのだ。

あれがライブハウスの音だと言えばそうかもしれないけど、やはり聞いていて疲れてしまった。どうにかならないものかと思った。そんな中でもテンションを切らさずに長い時間演奏を続けるミュージシャンというのは大変なものだと思う。ステージの中の音は違うのだろうけど。

藤沢に戻ってきて一度楽器を取りに家に帰り、今夜も深夜から太陽ぬ荘で練習。今日で最後のリハだ。今日は衣装も合わせてゲネプロってやつをやってみた。早い時間から飲み始めてしまったのでなかなか調子が出なかったが、まずまずの出来。あとは本番だけ。もうこれでこのメンバーでの練習も最後かと思うと寂しい。この一ヶ月、楽しかった。そして今夜も明るくなるまで飲んで帰りました。
by barcanes | 2013-06-20 02:49 | 日記 | Comments(0)