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古い音楽好きのラジオ

今日はInter FM(76.1MHz、この辺は76.5MHz)で当店の「Voices Inside」でもおなじみの文屋さんが一時間選曲をするというので、お店で聞いた。プロアマ問わず日替わりで選曲者が変わるという「The Selector」という番組で、今日の選曲はNew Orleansの50~60年代のヒットソングのカバー曲集だった。いよ!文屋さん。サイコーでした。いつか二見さんも出ないかな!

さて、それを聞くためにお店に来てラジオをつけたら、ヘビメタ専門の番組をやってた。ゴールデンタイムに2時間番組。なんかすごいな。私は素養がないので勉強になるわーと思って聞いてたら、そんなときに限って初めてのお客さん。しかもカップル。すぐに音楽を変えましたとも。幸い、たくさん飲んでくれて気に入ってくれた様子だったので良かった。

先週からBob Dylanの番組「Theme Time Radio」も始まった(木曜の夜8時から。なので家で聞ける。再放送は日曜夜10時)し、この春からのInter FMはいいぞといろんな人が言っている。ピーター・バラカンさんが執行役員となって番組編成に影響力が増してるそうである。それだけでこんなに変わるものかとも思うと、いいんだか怖いんだか。きっとヒット曲ばかりをパワープレイする時代もとっくに終わったのでしょう。それだけ音楽産業も変わったというか。

音楽はもう十分に作ったので、もう生産は止めます。これからはすでに作られた古い音楽を回しながら当分は暮らしていきます。在庫がなくなったらたらまた作ります。っていう統制経済のような夢をちょうど見たような。在庫がなくなるまで、僕らはどうやって古い音楽を使い切れるというのだろう。使い切れたら、ようやく欠乏感で新しい音楽が生まれたりするのかも。などと。

それでもラジオをつけたらいつも良い音楽がかかっているような、そんな古い音楽好きには夢のようなラジオ局になったらいいな。そうやって古い音楽をどんどん使い回していくのだ。

深夜枠3~5時の「Morning Blues」という番組も面白くて、新規DJを募集してるぞ。「この時間帯は新人DJ発掘枠でもあります。我こそはという大志の持ち主は、どしどし名乗り出て下さい。」と書いてある。
by barcanes | 2013-04-08 01:03 | 日記 | Comments(0)