【今日のドイビー】・ヴェルテンブルガー・ヘーフェ・ヴァイス・ヘル
2012年 07月 13日
・ヴェルテンブルガー・ヘーフェ・ヴァイス・ヘル
ドイツ、バイエルンの「ヴェルテンブルガー」は1000年近い歴史のあるビール醸造所。「Hefeヘーフェ」は酵母、つまり濁りの入ったもの。「ヴァイス」は白あるいは白ビールで、この場合は小麦入りのビールを指す。「Hellヘル」(またはヘレス)は地獄ではなく「淡い」の意で、それに対応するのはダークビールの「ドゥンケル」。ちなみにKlosterは修道院ビールのこと。
このヴェルテンブルガーのいわゆる「ヴァイツェン」
は、日本で比較的入手しやすい瓶ビールのヴァイツェンの中で私の最も好むところであり、当店ではずっとドイツビール(略してドイビー)と言えばこれが出てくるようになっていたのである。しばらくの間ずっと欠品していたのだが、久しぶりにようやく1ケース届いた。
薄黄色に軽く濁った液体と高く盛った白い泡から、フルーティーと総称されるような爽やかで甘い芳香がほのかに漂うが、この場合のフルーティーとはバナナやパイナップルといった南国フルーツである。弱めの炭酸と酵母の濁りにより、口当たりは柔らかくまろやかで、他のヴァイツェンによくあるような酸味や飲み飽きするようなエグさがないのが特徴だ。生ビールはもう飲めないというような頃合いにも、このヴァイツェンなら嫌になることなくもう一杯飲むことができるし、ぬるくなっても不味くなるどころか風味は増してくるので、チビチビとゆっくり味わうことができる。
500ml入りのトールグラスでお出しします。
by barcanes
| 2012-07-13 21:31
| お酒
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